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2011年11月25日 (金)

29日(火)には発売記念イベントを開催!インパルスが最新単独ライブDVDを語る

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今年5月に開催された単独ライブ『地下室』の模様が収められたDVDが絶賛発売中のインパルス。昨年に引き続き新宿・紀伊国屋サザンシアターで行われたこの単独ライブは、芸歴13年を迎えた彼らの集大成ともいえる傑作コントが120分に渡って繰り広げられています。

『キングオブコント2011』ファイナルで披露したネタの完全オリジナルバージョンや、40分もの長尺ネタなど、ここでしか見ることのできないコントが盛りだくさんのこのDVD。インパルスファンの方はもちろん、彼らのコントをテレビでしか見たことがないというあなたも、見れば必ずインパルスの世界観にハマッてしまうはずです。

よしもとニュースセンターでは、まもなくDVD発売記念イベントも行われるインパルスを直撃し、ライブについて、コントについて、存分に語ってもらいました!

――昨年行われた『村雨』は3年ぶりの単独ライブでしたが、今回『地下室』で2年連続単独ライブを開催したのは、何か心境の変化があったんですか?
板倉「2年前までは『エンタの神様』に出ていたので、『エンタ』をやりながら単独ライブを作る余裕がなかったんですよね。それに、今まで『テレビで好きなことやらせてくれない』っていう愚痴をずっと言ってきたけど、だったらライブでやればいいんだって改めて思ったっていうのもあって」

――昨年に続き、タイトルからポスターなどのビジュアルまでじっとりと暗いイメージですね。
板倉「そうですね。でも、初めから“暗い感じでいこう”っていうコンセプトがあったわけじゃなくて、タイトルを決めなきゃいけない時点でできていたネタが拷問のネタ(※『地下室~拷問』)だったっていうだけなんです。だからもし、一番最初に『AMAEBI』のコントができていたら、今回のタイトルは“甘エビ”になっていたかもしれない(笑)」
堤下「ハハハ、急にポップになるなぁ(笑)」
板倉「ただ、『インパルスのコントは暗くて笑いづらい』みたいなことを結構言われるんですけど、僕は“暗いのが正しい”と思ってるんですよ。エグい部分とか残酷な部分があった方が、笑いへの振り幅があるはずですからね」

――確かに、今回のライブにも何度もゾクッとする部分がありますが、そこから笑いに転じる瞬間がなんともインパルスらしいですよね。そんな中、『キングオブコント2011』で披露されたネタは、2本ともテレビとは違った完全オリジナルバージョンで収録されています。
板倉「面接のコント(※『居たい場所、居るべき場所』)は、ボケとツッコミがいつもと逆になっているので、『KOC』ではこういう今までにやったことのないネタがいいかなと思ったんです。ただ、やっぱりもともと長い尺のコントを縮めて、4分にするはむずかしいですよね。やっぱり、こっちのオリジナルバージョンの方が面白いと思いますよ」

――ボケとツッコミが逆になるという点で、堤下さんも新鮮だったのでは?
板倉「いつものガチャガチャしたツッコミじゃないですからね」
堤下「“ガチャガチャ”とか言うんじゃないよ!(笑) いやでも、正直いつものガチャガチャの方が全然ラクなんですよ。ここまで会話を待ってセリフを言わなきゃいけないっていうのは初めてだったので、このネタが一番緊張しました」

――では、それぞれ特にお気に入りのコントを教えて頂けますか?
板倉「初の試みっていう意味では、ラストのコント『地下室~デスゲーム~』ですかね。40分くらいあって、今まで作った中で一番長いコントになっています」

――次々に展開が生まれて、40分があっという間でした。
板倉「あ、それが一番いいですね!映画とかでも、3時間あるのに『あれ、90分くらいに感じたな』っていうのがいい作品って言うじゃないですか。“40分があっという間でした”って2回書いておいてください」
堤下「いいよ、2回も書かなくて(笑)。僕は『私服警官』ですね。このコントの時の板倉さんの服、何回見ても笑ってしまうんですよ。ライブに来てくれた方も、映像になるとより細かく見られると思いますので、ぜひもう一度確認してください(笑)」
板倉「あの衣装は衣装さんが手作りしてくれたんですけど、とにかく絶妙にダサいんです(笑)。あれは衣装さんのお手柄ですね」

――コントはもちろん、合間のVTRも最高でした。『堤下の不細工なパーツランキング』など、堤下さんの魅力を存分に堪能できるものばかりで(笑)。
板倉「そうですねぇ、やっぱりこの類まれなるブサイクさを生かさない手はないですから(笑)。最近コイツがツッコミなのかボケなのかよくわからなくなってきてるので、あんまり考えないようにしてます(笑)」
堤下「ハハハハ!(爆笑)」

――とは言いつつも、某CMをパロディした『堤下敦広告機構』で見せる堤下さんのツッコミは、切れ味抜群といった感じで。芸人さんたちがこぞって堤下さんにツッコまれたがるのがよくわかりました。
堤下「あ、ありがとうございます(笑)。ただ真面目な話をすると、コントのツッコミは全部板倉さんが書いたものだし、バラエティに出た時の瞬発的な返しも、そこから派生したものなんですよね。だから、僕のツッコミは板倉さんが最初に作ってくれたんです」

――インパルスの原点はやはりコント、ということなんですね。では最後にお聞きしたいのですが、芸歴13年を経て築いたインパルスのコントの“強み”はどんなところだと思いますか?
板倉「もともとは“頭のおかしい人”と“まともな人”っていう設定を基本にやってきてたんですけど、一時『もうこのパターンはやりつくしたな』っていう時期があったんです。でも、ネタは作らないといけないし…ってことで、例えば“両方ともボケてないけど笑いが起こる”とか、それまでと違ったコントができてきて。今は“こういう人だからこういうこと言うんだろうな”っていう風に、キャラクターのバックボーンの見えるネタが、作っていて面白いんです。その分、長くないと心理描写ができないから、どんどんテレビ向きじゃなくなっていってるんですけど(笑)。でも、コントって“ここはいらないだろ”も“もっと広がるだろ”もダメで、やっぱりそのネタに合った尺があるんですよね」
堤下「僕はネタを作っている人間じゃないので細かいことは言えないんですが、最近“インパルスっぽい”とか“インパルスはこういうネタをやる”っていうのが、すこしずつやっと見てる方たちに伝わってきた気がするんです。それって長く続けてこないと絶対にありえないことなので、そういった意味で13年かけて“浸透してきた”のは強みかな、と思います」

※『インパルス単独ライブ「地下室」』発売記念イベント開催決定!!!※
2011年11月29日(火)、KDDIデザイニングスタジオにてインパルスによるDVD発売記念イベントを開催します!詳しくは下記URLをご参照の上、奮ってご参加ください!
http://www.randc.jp/impulse/top.html#news2982

●DVD情報
インパルス単独ライブ『地下室』
価格:3,990円 発売中

2011年5月3日、4日の2日間行われたインパルスの単独ライブ「地下室」のDVD化。
インパルス独特の世界と、確かな実力に裏打ちされた完成度の高いライブ!!

目が覚めたら2人は「地下室」に閉じ込められていた・・「地下室」を舞台に繰り広げられる、人間の心理を突く攻防を描いたコント3部作。男たちは恐るべき選択を迫られた!!

そのほか“キングオブコント”ファイナルで見せたネタの完全オリジナル版をはじめ、新作コントの数々。

今までにない新しい板倉俊之が開花した!
今までにない暑苦しい堤下敦が大量の汗を放出した!
過去最高の呼び声が高いインパルス単独ライブ「地下室」を完全収録!!
ラストは衝撃の結末が待っている。

【収録コント】
『地下室~牢獄~』
『私服警官』
『AMAEBI』
『地下室~拷問~』
『居たい場所、居るべき場所』
『地下室~デスゲーム~』その他、VTRも収録!!

【特典映像】
・ネタの空気感とは正反対のゆる~い空気感漂うメイキングを収録。

【仕様】片面2層
【画面サイズ】4:3
【音声】ドルビーデジタル・ステレオ
【収録時間】本編120分+特典映像2分

©2011 吉本興業

【インパルス】

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