三重県2代目住みます芸人・桂三輝、初代・桂文治の墓前で活躍を誓う。
三重県2代目「住みます芸人」桂三輝(さんしゃいん)が、三重県移住の報告と今後の活躍を誓うため、「桂」姓の祖である、初代・桂文治が眠る三重県四日市市の仏性院墓地を訪れました。
初代桂文治は、江戸時代後期に、上方で初めて寄席を設けた人物で、上方落語、東京落語の落語家が名乗る「桂」姓の祖としても知られています。今年10月には、「上方落語寄席発祥の地」顕彰碑(大阪市中央区 坐摩(いかすり)神社)が完成したばかりで、みなさんの記憶にも新しい初代文治は「崇徳院」など、現在も演じられている演目を創作したとされています。
三重県四日市市に初代桂文治の墓があるのは、195年前の文化13年(1816年)に、四日市で旅の途中で亡くなったためで、四日市市では、毎年秋に「文治まつり」が開催され、四日市出身の落語家を中心に、賑やかに行われています。
この日は小雨が付くパラつくあいにくの天気でしたが、約200年前の先達へのお参りを終えて、三輝は三重県での活動の決意を改めて語りました。
「落語は遥か昔から続いている伝統芸能ですが、伝統とされているのは、芸や話だけでなくて、人間もすべて繋がっている。それは日本の芸能にしかない世界なので、今回、桂の姓を持ち、寄席の形を始めた方である文治師匠のお墓参りができたことはすごく光栄です。また、自分も文治師匠のように何かを初めて創りあげることができればと思います。」
また、三輝が、先月11月14日から23日まで行った、大阪―伊勢間の徒歩の旅の模様が12月10日(土)朝日放送にて放送されます。(名古屋地区は、2012年1月2日放送予定)師匠・桂三枝からの温かいコメントや、三輝のお伊勢参りの道中でおこる様々な出会いを通じて、三輝の人物像に迫ったドキュメンタリー番組です。
→大阪・なんば千日前を出発した際の模様はコチラ
→三重県にゴールした際の模様はコチラ
三重・伊勢に住んで約2週間、現在は伊勢市内を中心にあいさつ回りの毎日という三輝。
伊勢のみなさん、街で彼を見かけたら気軽に声をかけてください。
朝日放送『カナダ人落語家桂三輝が歩くお伊勢参り~日本人の心って何ですか?~』
12月10日(土)午前10時25分~11時20分放送
(メーテレ 2012年1月2日(月・祝)午前6時15分~7時15分放送)
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