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2011年12月12日 (月)

【スタッフレポートfrom NYその2】KAORUKOさん個展開催&日本の皆様へのお知らせ

よしもとに所属し、現在ニューヨークでアート活動を行っているKAORUKOさん。
前回に続き、ニューヨークからKAORUKOさんに密着するスタッフのレポートをお伝えしていきます!
さらに!もっとKAORUKOさんのことを知りたい!個展の様子を見てみたい!という日本の皆様に素敵なお知らせもあります。

11月14日 (月) 修復作業の日
この日は、前日のアクシデントによって修復が必要となった作品をギャラリーに持って行き、プロのアドバイスを受けました。相談の結果、無理に縮んでしまったキャンバスを伸ばすのではなく、プロの手で作品表面に出来るだけダメージを残さない方法で修復作業をすることになりました。

アートの本場といわれるニューヨークでも指折りのトップギャラリーがひしめくチェルシー地区。マイク・ワイス・ギャラリーを後にし、高台にある遊歩道に立って通りを見下ろしてみると、ビルの1階から上層階まで、ぎっしりとギャラリースペースが詰まっているのが見えます。

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個展のオープニングデイはきまって木曜日。いくつもあるオープニングの中でKAORUKOさんの個展にどれだけ足を運ぶ人がいるだろうか?オープニングを直前に控えて不安がよぎります。

11月15日(火) レイアウトの日
個展開催を2日後に控えたこの日は、スタジオから移動した絵を実際にギャラリーの壁に配置する作業を行いました。配置について、KAORUKOさんは、ギャラリーのオーナーであるマイク・ワイス氏、そしてギャラリーのディレクターであるアナ・オートさんと、一点ずつ相談しながら並べていきます。

今回の目玉作品の一つが「アロマ・ムーン」。
二人の女性が四つん這いになってお尻の匂いを嗅ぎ合う構図の意欲的な作品です。これを、入り口からまず目に入る一番奥の壁に配置します。ギャラリーに入ってくるお客さんを、絵の中の女性が見つめているような印象的な配置となるため、目を引くだろうという考えです。
でも、実際に絵を置いてみると、入り口から奥の壁までの距離がありすぎて、思い描いた様な視覚効果が得られません。

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マイク氏から、この場所に 「アロマ・フット」を置いてみてはというアドバイス。
実際、入り口に立って「アロマ・フット」を眺めると、先ほどの絵より人物が大きく描かれているので、これだけの距離を置いてみても、絵の中の女性の視線にぴたっと標準が合う。アートに関しての深い知識と長い経験に基づく提案でした。

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さらに、ギャラリーの中心にあたる壁にもう一つの目玉作品「アロマ・マザーアース」を配置。これは、妊婦を描いた高さ3メートルを超える作品です。入り口から入ったお客さんが中央に移動した際に絵を見るために視線を上げ、また次のホールに移動する際に視線を下げるという視覚の遊びが込められています。

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11月16日(水) 写真撮影の日
個展開催前日、ギャラリーで写真撮影を行いました。
オープニング・レセプションでKAORUKOさんがまとうのは、京都で購入した振り袖です。黒地に朱色と金の刺繍が施されたお気に入り。
数時間をかけて着付けと髪結いを終えたKAORUKOさんは、まるで絵の中から抜け出てきたようでした。
 

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夜10時半をまわったころで、マイク氏からの電話。あるコレクターが、まとまった枚数の絵を購入したとの連絡でした。明日のオープニングを前にいいお知らせがきて、カオルコさんの顔に満面の笑みがこぼれました。明日はきっとうまくいく!

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11月17日(木)個展「Aromako」オープニングの日。
昨日は雨模様だった空も、今日は晴れ。幸先の良いスタートになりそうです!KAORUKOさんは着付け、ヘアー、メークアップを済ませて、夕方6時のオープニング・レセプションを待ちます。

6時のオープンから客足が見え始める。KAORUKOさんの作品を見ようと多くの知り合いが駆けつけてくれました。その中にはアートディーラーの顔も見えました。
 

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ギャラリーのディレクターのアナさんは、次から次へと来場者から受ける質問への対応で忙しい。7時をまわるとギャラリーは満員状態に。客足がひかない、とマイク氏も嬉しそうな悲鳴をあげています。
突然ニューヨークのアートシーンに現れた KAORUKOというアーティストに、人々は興味津々といった様子です。日本のテレビ局のインタビューを受け、来場客と歓談するカオルコさんはとても嬉しそうでした。
 

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二次会の開催場所は、KAORUKOさんの作品のコレクターであり、NPOのアート支援団体であるEileen Kaminsky Foundationの代表であるEileen Kaminskyさんのご自宅。ハドソン河を見下ろす高層マンションでの、くつろいだ雰囲気のアフターパーティーでマイク氏は「KAORUKOというアーティストに巡り会えたのは、本当に幸運だ」という嬉しい言葉をいただきました。
ニューヨークに来てから一歩成功へと近づいた瞬間です!

日本の皆様へのお知らせ
KAORUKOさんおよび、個展「Aromako」の様子が12月14日に
日本テレビ「Oha!4 NEWS LIVE」(放送時間午前4時~5時50分)で放送されることが決定しました。
ぜひご覧ください!!
http://www.ntv.co.jp/oha4/

ラフブロ:「KAORUKO×NY=アートジャーナル」
http://kaoruko.laff.jp/
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個展「AROMAKO」概要:
日時:2011年11月17日(木)~ 2012年1月7日(土)
場所:ギャラリー「Mike Weiss Gallery」
※520 West 24th Street New York, NY 10011
URL:http://www.mikeweissgallery.com (英語)
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カオルコ プロフィール:
1986年 白士会(日本画)入選後、童話作家の五味太郎氏に師事。95年パルコアーバナート展奨励賞を受賞。
2004年、ピエール・カルダンの世界初のディフージョンライン「カルダン」ブランドカルダンブランドのマルチアドバイザーを務めた。日本テレビ『@サプリッ!』番組キャラクター、オープニングアニメ、セットデザイン制作。津森千里氏とのコラボレートにより、「TSUMORI CHISATO」ブランド2006年春夏のパリコレにてコラボ作品発表。雑誌『Cawaii ! 』(主婦の友社)にてオリジナルキャラクター「SaiGO3!」連載中。デコメサイト、コナミデジタルエンタテインメントの「ポップンミュージック15アドベンチャー」のキャラクターに起用される。
2007年11月、NYでの個展を開催。2009年「チェルシー美術館」での『Dream in a Contemporary Secret Garden 』展へ作品を出展。現在 ニューヨーク在住。
「Mike Weiss Gallery web site」(英語) http://www.mikeweiss