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2011年12月22日 (木)

歌手・菊地まどかがNGKに登場! “笑いの聖地”で歌謡浪曲を披露

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浪曲師、歌手として活躍する菊地まどかさんが、12月20日(火)〜22日(木)、なんばグランド花月の舞台に登場。11月に発売されたばかりの歌謡浪曲『嫁ぐ日』で、見事な歌声と演技を披露しました。よしもとニュースセンターでは、最後の出番を控えた菊地さんを直撃。自身の活動や舞台の手応えを語っていただきました!

——今回の『嫁ぐ日』は歌謡浪曲と銘打っていますが……。
菊地:本来、浪曲というのは、三味線だけをバックに、演者が歌ったり、語ったりする30分のストーリー。言ってみれば、「和風のしっとりミュージカル」です。そんな浪曲のいいところと、歌謡曲としての4〜5分のドラマを足して、13分半の1曲に仕上げたのが歌謡浪曲。浪曲をご存じない方には、入口としてぴったりだと思いますよ。『嫁ぐ日』も、もともとは27分ぐらいある浪曲から抜粋した内容。設定も平成の時代に即したものになっているので、年配の方はお父さん、若い方は娘の立場で聴いていただけるのでは。

——女性浪曲師だけのグループを結成したり、カフェやギャラリーで演じるなど、新たな取り組みもいろいろとされていますね。
菊地:同世代のお客さんに、もっと浪曲を知っていただきたいんです。そうすることで、浪曲を、そして演歌を披露させていただく場所も、グンと広がるはず。ポップスなどと同じように、ファンと演者が一緒に年を重ねていけたら最高ですね。

——昨年からは、演歌にも挑戦されています。
菊地:異なる部分も多いんですよ。浪曲は演台から動かず物語を伝えていくスタイルですが、歌の場合は“見せ方”でもアピールしなければならない。1曲4〜5分でお客さんの心をつかまないといけないのも新しい体験でした。これを生かして、浪曲でも、たとえば5分おきに笑わせたり、ジーンとさせたりして30分の物語を作り上げていけたら面白いなと思っています。

——NGKの舞台はいかがですか。
菊地:ここは“笑いの聖地”で、私自身、客席に座って見上げていた舞台。そこに今度は自分一人で立たせていただくのだから、本当に緊張の10分間です。先輩方が笑わせて、客席を温めてくださった後で舞台に上がれたというのも、本当にありがたかった。なかなかできない、貴重な経験をさせていただきました。たとえば、吉本新喜劇で演じられている、笑いをちりばめた人情劇は、浪曲によく似た部分がありますよね。いつか、私がもっともっと大きくなって、機会がいただけたら、またこの“笑いの聖地”で、こけながらコラボさせていただけたら幸せです。

——最後に、来年への抱負を聞かせてください。
菊地:来年は年女なので、独演会に挑戦してみたいですね。例えば『嫁ぐ日』のように27分の作品だとしたら、前半は浪曲で、中盤は歌謡浪曲で、最後は歌も交えたお芝居仕立ての演出で……と、一人芝居のような形で演じ、歌ってみたいと思っています。

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この後、最後の出番に向かった菊地さんは、舞台に登場すると笑いを交えながら自己紹介。『嫁ぐ日』が始まると、声色を変えながら何人もの人物を演じる菊地さんに、客席の皆さんもぐいぐい引き込まれている様子です。最後は父と娘の思いをそれぞれに歌い上げ、大きな拍手を浴びていました。今後の活躍にも、ぜひ注目したいですね!

●CD情報
菊地まどか 長編歌謡浪曲『嫁ぐ日』
価格:1,200円
テイチクエンタテインメントより発売中

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