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2012年12月

サプライズで笑福亭仁鶴夫妻も登場!『吉本百年物語』11月公演が千秋楽

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吉本興業創業100周年を記念して、吉本と笑いの歴史を月替わりのお芝居で上演している『吉本百年物語』。笑福亭仁鶴と河村静也(現・六代 桂文枝)にスポットを当て、深夜ラジオからスター街道を駆け上がったふたりの若き日と、彼らを支えた家族の愛を描いた11月公演「深夜のキラ星~スター誕生~」が、11月30日(金)、なんばグランド花月にて千秋楽を迎えました。ザ・スパイダースの『バン・バン・バン』に乗せて出演者が登場、ダンスを披露するエンディングでは、会場から手拍子が沸き起こり大盛り上がり。仁鶴を演じた菅広文(ロザン)は「演技も舞台も初めてでしたが、とにかく一生懸命やりました!」と胸を張って挨拶した後、ゲストである12月公演「日本全国、テレビで遊ぼ」出演の西川忠志、瀬戸カトリーヌさんを呼び込みます。忠志が静也役の間慎太郎に、瀬戸さんが静也の母・治子役の音無美紀子さんに、それぞれ花束を贈呈。続いて忠志が舞台の概要を説明しましたが、あまりの丁寧さに「長いなあ!」と菅からはツッコミも。瀬戸さんは11月公演を初日と千秋楽の2回見たそうで、「とても感動しました」とニッコリ。これには再び大きな拍手が起こりました。

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と、ここで忠志が、さらなるゲストを紹介。舞台に現れたのは、なんと本物の笑福亭仁鶴と妻の隆子さん! これには菅と隆子役の未知やすえも驚きのあまり言葉を失います。仁鶴は「素晴らしいフィナーレでした。こんなにさわやかなお芝居は他にない」と改めて太鼓判。隆子さんも「私以上に私を演じてくれた」と未知の演技を大絶賛していました。最後は菅が「このセリフを言うのは本当にイヤだったんですけど……」と名残り惜しそうに前置きし、「本日は、本当にありがとうございました!」と改めてお礼の言葉を述べ、約1カ月にわたる公演は幕を閉じました。

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終演後の記者会見には、11月公演から菅、未知、慎太郎、音無さんが、12月公演から忠志、瀬戸さん、そして横山やすし役の矢野勝也(矢野・兵動)、プロデューサー・小林役の石田靖が出席。千秋楽を迎えての感想を聞かれた菅は、「当初は『このセリフ量を覚えられるのか?』とも思ったが、皆さんのおかげでチームワークよくできた」とコメント。なかでも「回を重ねるごとに、やすえ姉さんのことが大好きになりました。やすえ姉さんのおかげでいい舞台ができたと思う」と相手役を務めた未知に感謝していました。これを受け、「まさかそんな風に思ってくれていたとは知らず……ずっと私の片思いで終わるのかと思ってました」と笑わせた未知。さらに「10月公演の千秋楽会見で、出演者の皆さんが『いいチームだった』とおっしゃっていたのを聞いて、『うちは大丈夫かな?』と少し不安だった。今はホンマに終わってしまうのかな、12月もこのまま行ってしまえ!と思うほどに」「新喜劇とは違うお芝居の経験ができた。感謝しかありません」と続けました。慎太郎は「あっという間の1カ月でした」とすがすがしい笑顔。「始まる前は不安ばかりでしたが、本番が始まる1週間前ぐらいから、音無さんがメールをくださったりご飯に誘ってくださったりしたおかげで、自然とお芝居に入っていくことができた」とのことで、「音無さんには感謝の気持ちでいっぱい。明日からもお母さんと呼びたいです」と大先輩の心遣いに感激していました。音無さんは「今まで接点のなかった方ばかりだったからこそ、皆さんから刺激を受けて楽しかった」と公演を振り返り、菅や未知、慎太郎らに「また呼んでね!」と笑顔で声をかけるなど、本当に和気あいあいとした雰囲気です。

一方、まもなく本番を迎える12月公演について、忠志は「このチームワーク、絆を受け継いで、いい作品を作りたい」とやる気満々。瀬戸さんは「でも、まだ1回も一緒にご飯を食べに行ったことがないんです。それぞれの個性が強すぎて……(笑)」と漏らしつつ、「女優として、ビシッと締めたいです」と決意を新たに。矢野は「10月から減量して、既に6kg減らしました。もう少し絞りたい」と舞台にかける意気込みを明かしました。この日の舞台を見て「僕らもエンディングにダンスがあると思うので、本当に気持ちいい笑顔で踊りたい」と感想を述べたのは石田。「稽古場への西川家からの差し入れがすごい。ちょっとプレッシャーです」と、密かな悩み(?)も打ち明けていました。

ちなみにサプライズでの仁鶴夫妻登場について、菅と未知は「これから先、どんなことでももう驚かないと思います(笑)。本当にうれしかった」(菅)、「今日は泣かないでおこうと思っていたのに、ビックリして涙が出ました」(未知)と興奮冷めやらぬ様子。また、質疑応答で演技に対する手ごたえを聞かれた菅は、「機会があればドラマや舞台もやってみたい。相方がクイズに出てる間にぜひ」と意欲を見せていました。

続く12月公演では、横山やすし・西川きよし、桂三枝ら若きスターたちが、テレビの世界へと果敢に飛び出していく姿を描きます。『ヤングおー!おー!』をはじめ70年代を席巻したテレビ番組も次々と登場する、お楽しみ満載のストーリー。引き続き、どうぞご期待ください!

吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
12月公演『日本全国、テレビで遊ぼ』

公演期間:12月7日(金)~29日(土)※12月10・14・17・22・24日は休演
会場:なんばグランド花月
開演時間:平日・土曜19:00(18:30開場)、日曜16:00(15:30開場)
料金:1階席6000円、2階席5000円(全席指定)
出演:西川忠志、瀬戸カトリーヌ、矢野勝也(矢野・兵動)、なだぎ武、RIKIYA、高橋智(へびいちご)、島川学(へびいちご)、中山功太、飯島順子、丹羽貞仁、久保慶太、是近敦之、つぼみ/レツゴー長作/石田靖 ほか

※チケット発売中!
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル ☎0570-036-912(10:00~19:00)
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/

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