吉本興業は中学卒業・高校卒業の若い社員の採用を始めます
吉本興業は、おかげさまで、本年の4月に101年目を迎え、あらたな100年のスタートを切ります。
かつて、劇場で親しまれていた笑いが、ラジオやテレビというメディアによって変化していったように、ネットが人と人をつなぐ時代には、笑いのスタイルも、楽しみ方も、どんどん変わっていくに違いありません。
では、そんな時代を見据えたときに、吉本興業は何をすべきなのだろう? あるいは、吉本興業のこれまでの100年を築いた強みは何なのだろう? と考えたときに、その答えのひとつは間違いなく 「社員と芸人の多様性」であるという結論に至りました。 吉本興業は社員と芸人が「ごった煮」の会社です。 その混沌の中から「笑い」を中心とする大衆文化を生み出してきたとも言えます。
この度、従来の大学卒業者の採用に加えて、この春、中学・高校を卒業する人たち、およびここ数年の間に中学・高校を卒業した人たちの採用をすることに決めたのは、まさに人材の多様性こそが、新しい時代に次の「面白いこと」を生み出す原動力になるという確信があったからにほかなりません。
また、世の中の「定年延長」の流れや、キャリアを重ねていく芸人やタレントのことを考えると、より年長な方向に社員や芸人が多様化することは間違いなく、その一方で、若年層の社員や芸人の多様性もまた必要ではないか、と考えたことも理由のひとつです。
採用にあたり、どんな方々が吉本興業を志望してくださるのかは未知数の部分が多々あるのは事実です。
志望者の方の中には、勉強を続けたいが働かなければならない事情がある、あるいは数年間業界のことを学んだ上で入社を考えたい、あるいは生まれ育った土地を離れずに就職したい・・・・等、 さまざまな事情や希望を持った方々がいらっしゃるのではないかと想定しています。 そのすべてに応えることはできませんが、採用の条件や方法についてもできる限り柔軟な方法を見つけていきたいと考えています。
吉本興業の仕事は決してラクな仕事ではありませんが、世の中に数ある仕事の中でもなかなか面白い仕事であると同時に、学校での勉強とはまた違った「実学」が学べる場でもあると思っています。
若い人が頑張って面白い仕事をすることで、自分もまわりも幸せな気持ちになれたら、きっと吉本興業がもっと元気になり、世の中に新しい「面白いこと」をもっと生み出していけるのでないかと思っています。
吉本興業のあらゆる仕事とともに、今月1日にグランドオープンした吉本興業のこれからの100年を担う新しいソーシャルプラットフォームである「YNN」も、今回の採用で吉本興業に加わる方々の若い力を存分に発揮してもらえる場になるのではないかと期待しています。
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