【ライブレポート】2700 NEW ALBUM「ラストツネミチ~へ長調~」
1月13日(日)、新宿・ルミネtheよしもとにて、2700のDVD収録単独ライブ「2700 NEW ALBUM『ラストツネミチ~へ長調~』」が開催されました。
昨年、初の単独DVD「2700 BEST ALBUM 『SINGLES』」を発売し、全国ツアーをはじめ精力的にネタライブを行ってきた2700。そんな彼らが満を持して送る“NEW ALBUM”というだけあって、満員の会場は開演前から期待感と熱気に包まれていました。
軽快なリズムが鳴り響き、八十島のカウントダウンの声で幕が開けると、鮮やかな赤の衣装を身にまとったツネと、おなじみのハットにスーツ姿の八十島が登場。客席からは大歓声と大きな拍手が起き、八十島が「まだ『キャー』があることにビックリしました」とつぶやいてしまうほどでした。
そしてさっそく「僕が八十島で、そしてコイツが世界一赤の似合う男、ツネです」とメンバー紹介した八十島。「コイツはツネと言いまして、そして、そして、そして…」という言葉に続き、「♪トゥルトゥトゥトゥトゥ…そして本名が~」とメロディを口ずさんだかと思えば、そんな八十島に呼応するようにツネが「♪常道啓史(つねみちひろし)さ~」と力強く熱唱します。そしてツネは、さまざまな角度からツネを紹介する八十島の歌にのせて、華麗なダンスを披露。
会場中がすっかりツネのダンスに魅了されましたが、八十島は「ツネミチはまだまだ、こんなもんじゃない」という言葉を残し、一旦舞台袖にハケていきました。
続くオープニングVTRでも、八十島による「ツネミチ」づくしの歌詞の曲が流れ、今回の“NEW ALBUM”はタイトル通り「ツネミチ」を余すところなくお届けする単独ライブであることを予感させます。
そんなオーディエンスの期待を裏切ることなく、パワーアップしたパフォーマー・ツネと八十島の研ぎ澄まされた感性が爆発した、2700にしか生み出せない世界観のコントが次々に披露されていきました。
おなじみのGジャン&ホットパンツ姿のツネが八十島の歌に合わせて踊る『オリジナルガッツポーズ』では、彼らの“ヒット曲”ともいえるスタイルのネタに観客のみなさんも大喜び。寿司屋の大将と寿司職人を目指す若者の師弟愛を描いたコント『足だけチアガール』は、そのシュールな展開とあざやかなオチに拍手の交じった笑いが起こっていました。
コントとコントの間には、ロックスター・2700八十島が新曲「ラストツネミチ」を生み出すまでのドキュメンタリーと、ツネがさまざまなことにチャレンジする企画『ツネのこれがやりたかってん』のVTRが流れます。
こちらのVTRもネタに負けず劣らず作り込まれた見応えのあるもので、『ツネのこれがやりたかってん』では奇跡の大技を成功させたツネの映像に会場中が大盛り上がり。しかし、その直後のネタ『コールアンドレスポンス~はじめて渋谷に来たですたい~』ではツネのキャラクターがいまいちハマらず、八十島が思わずメロディに乗せて「♪あんだけVTRでウケてたのに、キャラ全然ウケてない~」と苦笑する場面もありました。
その後も、お風呂に入る手順をひたすらリズミカルに説明する『お風呂の入り方』、往年の大ヒット音楽ゲームをモチーフにした『アイアムリズムナンバーワン』、他人の心の声が聞こえてしまう超能力を持つ八十島が、とある食べ物を食べたいという強い思いを持つサラリーマン(ツネ)と出会う『心の声』など、オリジナリティ溢れるコントを披露。
そしていよいよクライマックス。VTRを挟んで、この日最後のネタが展開されます。
20人以上が舞台上に登場し、壮大で感動的で最高にくだらないオチで締めくくられたコントに、会場は大きな笑いと割れんばかりの喝采で包まれました。
2時間弱のステージを終えた2人は、達成感に満ちた笑顔を見せ「単独ライブっていうのはみなさんが来てくれるからできるわけで、本当にありがたいと思っています」(八十島)「本当にありがとうございました、みなさん!」(ツネ)と、観客のみなさんに感謝の言葉を。
2700渾身のこの単独ライブの模様は、5月にDVD化されることが決定!現在絶賛予約受付中です。新感覚の笑いとリズムに溢れた2700の魅力満載の“NEW ALBUM”を、DVDでぜひご堪能ください!
●DVD情報
『2700 NEW ALBUM「ラストツネミチ~へ長調~」』
2013年5月15日(水)発売
¥3,000(税込)
発売・販売:よしもとアール・アンド・シー
1月13日(日)にルミネtheよしもとで行われた単独ライブの模様を完全収録!
2700単独ライブ最大規模の人数でお送りした「ラストツネミチ~へ長調~」。
特典映像として、ロケ企画を収録予定。