【ライブレポート】「きたもと×よしもと」ダンス授業初日
1月28日(月)、埼玉県北本市立宮内中学校にて、「きたもと×よしもとプロジェクト」ダンス授業の1回目が行われました。
今回、講師を務めたのは、女性2人組ダンスユニット「THE GALAXXXXY★」としても活躍するプロダンサーのjunko☆で、彼女が宮内中学校の1年生の女子にダンス指導する様子を取材しました。
体育の先生から紹介を受けjunko☆が挨拶すると、生徒からも「よろしくお願いします」と挨拶がありますが、まだぎこちない様子。
先生から簡単なダンスのジャンルや、今回教わるダンスについて説明された後、ももいろクローバーZの『サラバ、愛しき悲しみたちよ』をBGMにステップ走が始まり、junko☆も生徒にまじって走りました。
続いて、junko☆がダンサー風のストレッチをみっちりと教えた後、『ジンギスカン』をBGMにしたダンスと、結構ハードな運動をこなした後、いよいよヒップホップへと入ります。
「ヒップホップの動きには、アップとダウンがあるんですけど、ダウンのリズムをやります」「大きな玉転がしの玉を持っているような姿勢で」などとjunko☆が動きを丁寧に指導し、EXILEの『Rising Sun』に乗せて、アップダウンの練習を開始。
ダンス経験のある生徒もいて、簡単な動きのようにも見えましたが、実際に全員で動きを合わせるとなると、なかなか難しいようです。
2組に分かれて対面したり、輪になったりなど、今回の授業は、このアップダウンに終始しましたが、はじめは緊張気味だった生徒たちも、笑顔がたくさんこぼれるようになりました。
生徒のひとり島村萌恵(もえ)さんは、今回の授業を終えて「あんまり動く機会がなく、ダンスも苦手だったんですけど、楽しくできました」と、ダンスに前向きな姿勢を伺わせました。
またjunko☆のダンス指導については、「面白くて、わかりやすかったです。元気があって、明るい先生ですね」と好印象だったようです。
Junko☆にも、授業を終えた感想を伺いました。
「はじめはみんなモジモジしていて、大丈夫かなって感じだったんですけど、最後はみんなイキイキとした笑顔を見せてくれました。輪になって、みんながお互い見えるようにダンスをすると楽しく、気持ちが高まるので、盛り上がるんですよ。私の必殺技です(笑)」
普段、ワークショップなどを通じて、子どもへの指導は慣れているはずのjunko☆ですが、今回は勝手が違ったとか。
「教育の現場でダンスを教えるのは初めてでした。学校では運動量の確保が求められるんですが、普段ダンスを教える場合、かっこよさを追求するんですね。それはイコール運動量じゃない場合があって、とにかく今日はダウンという動きを徹底させて、“もっと深く!”と言って、スクワットみたいに深く屈伸させました」
今回も含め、計8回の授業を行うが、「ひとつの作品、1曲を仕上げて、みんなで1曲踊りきるところまでいきたい」とのこと。
さらにダンスを通じ、「踊ったり、振り付けしたりすると明るく元気になるんで、そういうことも伝えていきたいし、周りの子と一緒に何かを取り組むとか、ダンスの一番楽しいところをわかって欲しいです」と目標を語りました。
ちなみに、授業終了後に生徒たちからサインを求められていたjunko☆。さらにお昼休みは、生徒と一緒に給食をいただき、生徒との距離を1日で一気に縮めた模様です。
THE GALAXXXXY★オフィシャルサイト:http://thegalaxxxxy.laff.jp/
Junko☆ツイッター:https://twitter.com/junko_dancer