「彩〜irodori〜East」&「煌〜kirameki〜West」それぞれのTOPが決意表明!
3月2日(土)、東京・ヨシモト∞ホールにて『ヨシモト∞ホール・5upよしもと 新ランキングシステム発表会見』が開催されました。
2006年3月、東京よしもとの若手芸人の育成の場としてオープンした「ヨシモト∞ホール」と、長らく大阪の若手芸人の活躍の場であった「baseよしもと」から2011年1月より新たな活動拠点となった「5upよしもと」。3月より東京・ヨシモト∞ホールは「彩~irodori~East」、大阪・5upよしもとは「煌~kirameki~West」という名のもと、次世代のスターを育成するシステムを導入することになりました。
本会見には、「彩~irodori~East」からジューシーズ、ジャングルポケット、シソンヌ、「煌~kirameki~West」からGAG少年楽団、天竺鼠、かまいたちという、両劇場のランキングシステムの最上位「TOP」3組に選ばれた6組の若手芸人が出席しました。
観客も招待して開かれた会見。MCを務めるのは、タケト。「今回は新システム発表会見ということですけど、僕も昨年Bコースっていうコンビを解散しまして。新たにピン芸人になったんですよ」と説明。そんなタケトに「お誕生日おめでとうございます!」と、お客さんから優しい声がかかります。
肝心のTOP3のお披露目は、シソンヌの人気ネタ「バナナ社」のコントに添って、進展しました。
あるスマートフォン説明会にやってきた長谷川。有名な某社のものかと思いきや、「バナナ社」という聞いたこともない会社のものだったのです。
どこかで見たことのあるような衣装に身を包んだ男(シソンヌ・じろう)が、商品の説明をしていきます。
その流れで、東西共通の新システムを説明。両劇場では、芸歴10年目以下の若手がランキング形式のネタバトルを行ないます。上位より「TOP」(3組)「Member」(15組)「Jr.」(30組)「Audition(東京:約750組/大阪:約500組)にランク分けし、公演を行なっていきます。
ここで、両劇場のTOP5組によるネタが披露されました。
トップバッターを飾ったGAG少年楽団は、コント「かつあげ」を。3人という構成の多さを活かし、ボケをたたみかけます。
大声援で迎えられたジャングルポケットは、抜群の身体能力&特技を活かしたパフォーマンスを。
天竺鼠は、川原がウソをつきまくる漫才で異彩を放ちます。
「大阪よりすごいところを見せよう」と意気込みながらも、結局ぐだぐだになってしまうという彼ららしい漫才を見せたのは、ジューシーズ。
かまいたちは誰しもが共感できることを題材にしながらも、ひねりのある見せ方で笑いを誘いました。
コント形式で進んでいった説明会でしたが、オチは下ネタ炸裂! 目を泳がせながら、急いで袖から出て来たタケトは、「あのオチ、どうなんだろう?」と首を傾げていました。
「リニューアルすると、慣れるまでは大変ですよね。僕もBコースからリニューアルしてピン芸人になったんですけど、大変です。この前、ロンブーの亮さんが出ている釣り番組に出たら、とんでもないことをしちゃったんですよ」と最近起こったとんでもないエピソードを披露。奇跡の出来事に、お客さんも驚き! その様子は、3月に放送される『GO! GO! 釣りごはん』で観られるそうです。
シソンヌの着替えが終わったところで、6組が集合。「彩~」はグレーのジャケット、「煌〜」は紺のジャケットを着ているのですが……なぜかジューシーズ・赤羽だけがTシャツ姿。なんでも衣装の生地が足りず、会見に完成品が間に合わなかったそうです(赤羽が履いている短パンは児玉、松橋と同じ素材のもの。こちらも衣装です!)。
ヘソで梅干しの種だけを取り除くという特技を見せた赤羽。Tシャツをめくり、ヘソまわりを見せた瞬間、客席から悲鳴が。「一瞬ですから、カメラを構えてください」と意気揚々と披露したものの、残念ながら失敗してしまいました。
「なんとか売れたい」と意気込む「彩〜」3組。「TOPになったら売れるんだと、僕らが証明しなきゃいけない」と言うのは、ジャングルポケット・太田。「一昨年の『ing to 2012』で1位になったエリヤン(エリートヤンキー)さんは、一切売れなかったですからね」と息巻きます。
シソンヌ・長谷川は「こんなゴミみたいな、いやクズみたいなヤツでも、TOPに入ったからには売れたらいいなと思います。がんばります」と自虐気味ながら、気合いのコメント。
ジューシーズ・松橋は「児玉の実家は3億の借金がある。だから、頑張って売れないと」と発言。「えぇ!」「嘘やろ!」と引きまくる大阪勢に、児玉は「親父がマンション2つ持ってたんだけど、借金して逃亡して僕らが残された」と明るく語ります。
片や、「煌〜」3組はボケまくり。
GAG少年団・坂本は質問されるも即座に「言わんよ?」と返して、タケトに困惑されます。福井が「自己紹介したい」と言い出すと、かまいたち・山内が先回りして「縄跳びやろ? 変な飛び方。めっちゃ面白いヤツ」とボケを潰そうとします。
天竺鼠・川原は「知らない人にも知ってほしい」と言いながら、「僕の名前は“夢”に“包”と書いて、“おいなりさん”と言います」と大ボケ。相方・瀬下のことも「“肉”に“死”って書いて、“ふかづめ”」と紹介します。これに乗っかったかまいたち・濱家が瀬下の子どもの名前をいじり始め、瀬下が「これ以上子どもの名前をいじったら、どつきまわすからな!」と絶叫する一幕もありました。
質疑応答で「いまの生活はどれくらい厳しいんですか?」と訊ねられ、「団地の管理人室で、両親と3人で住んでる」と話すのは児玉。
福井は「自分が悪いんですけど、高い自転車や高い服を買ってしまって、カードローンで苦しんでます」と吐露し、相方・宮戸から「めちゃめちゃしょうもないOLみたいですよね」と指摘されます。「先月の僕らの給料、7万円ですからね」と淋しげにつぶやくGAG少年団の発言を受けて、松橋は「ジャンポケの給料、60万円なのに?」といきなり暴露。
それに対し、「ひとりでテレビに出てる斉藤だけ。僕らにも格差があって、僕は職に手をと思ってスポーツリーダーの資格を取りました」とジャングルポケット・太田。ですが、山内から「太田の給料も前、聞いたときはそれくらいだった」と暴露されていました。
それぞれの“売り”について、GAG少年楽団は「言わんよ!」とボケで返した坂本に続いて、「バリトンボイスです」とあからさまに声を低くして答えた福井。ボーリングが得意な宮戸はブログタイトルが「毎日がターキー」であることをいじられ、「2013年にまさかブログタイトルがフィーチャーされるとは思わなかった!」と発します。
濱家は「面白い顔で覚えてもらいたい」と相方・山内を促すも、指で隠れて面白い顔が見えないという芸人らしさを見せたのは、かまいたち。
天竺鼠・川原は「見た目になっちゃうんですけど、耳がいまにでも取れそうなところですね」と、飄々と語ります(瀬下から「キレイにくっ付いてるよ?」とツッコまれたことは、言うまでもありません)。
「強めのトークが、僕らの売り」(太田)と答えたジャングルポケット。斉藤は「今後、東西の対決も多くなると思う。選ばれた6組全員で売れていきたいけど、いかがでしょうか!」と大げさに問いかけ、観客を笑わせます。
「人気や華は、僕たちが全部担当してる」と豪語したのは、シソンヌ・長谷川。タケトに「どっちも持ってない」と指摘され、「じゃあ、両サイドの白髪をちゃんと染めるところから始めます。僕らおじいちゃんみたいですけど、おじいちゃんふたりでもやるときはやります!」と意気込みました。
「テレビの露出が増えているパンサー、ジャンポケと仲がいい。年収、家の鍵、住所など全部しゃべります。売れてきてる人たちの弱みを握っているのが、僕の売りです」と不適な笑みを浮かべる松橋。「昨日、5upよしもとでライブがあったんですけど……そういえば、実家の住所、めちゃくちゃ聞かれた!」と宮戸。慌てる大阪勢に、「今日の打ち上げの場所を決めてますから」とさらにニヤつく松橋でした。
5upよしもとでは昨日3月1日(金)より、ヨシモト∞ホールでは本日3月2日(土)より、新システムがスタートしています。システムの詳細は、両劇場の公式サイトをご覧ください。
みなさんの投票が、多くの次世代スターを生み出します。ぜひとも劇場へ足を運んでください!
●ヨシモト∞ホール
公式サイト:http://www.yoshimoto.co.jp/mugendai/
●5upよしもと
公式サイト:http://www.yoshimoto.co.jp/5up/