『吉本百年物語』フィナーレを飾る3月公演の制作発表会見に間寛平、亘健太郎らが登場!
吉本興業創業100周年を記念し、昨年4月にスタート。以来1年間にわたり、月替わりのお芝居でその歴史を綴ってきた『吉本百年物語』が、いよいよ最後となる3月公演を迎えます。「百年感謝 これからもよろしく」は、91歳となった林正之助の脳裏に浮かぶ、苦難の日々やおかしな体験の数々をファンタジックに振り返りつつ、これからの新たな100年に思いをはせるストーリー。歌や踊りもたっぷり盛り込みながら、フィナーレにふさわしく華やかに盛り上げます。
3月5日(火)には、主要キャストが出席しての制作発表会見が行われました。司会を務めるのは3月公演にも出演が決定、なんとこれで通算4回目の『吉本百年物語』登板となるへびいちごです。まずは総合プロデューサーである中井秀範が挨拶を。「大阪に新しい商業演劇、夜のエンターテインメントを」という当初からの狙いを改めて説明するとともに、「最後となる今回も『目先を変えて面白いこと考えたな』と思っていただけるはず」と自信をのぞかせました。企画・制作プロデューサーの尾中美紀子は「今回は祝祭的な雰囲気の舞台になる。三代にわたる正之助が登場するほか、5歳から82歳までと幅広いキャストも魅力です」とアピール。さらに「落としたエピソードがたくさんあるので、内々では外伝を作りたいな、とも話しています」との希望も語っていました。「神秘的で秘密も多いお話なので、多くは語りません」というのは脚本の長川千佳子。毎月の脚本制作を卵から孵化する鳥にたとえ、「初日の幕開けとともに見事に孵り、お客さんの拍手を受けて飛び立つ。千秋楽には美しい鳥に育ち、風にのって自由に舞っている感じ」を振り返ります。こうしたイメージを「花月」という劇場名に加えると「花鳥風月」になることに気づき、「鳥肌が立った。吉本100年の暗号が解けたような気持ち」としみじみ話していました。
ここで、出演者も会見場へ。
旅の僧、そして猿田彦大神を演じる間寛平は、6月公演に続き二度目の出演となり、「今度はトリをとらせていただきます。芸能生活を44年間やってきたが、今までにない演技を見せたい。ぜひ見に来てください」と呼びかけます。
「台本を読むまで、こんな大役とは知らなかった」という亘健太郎(フルーツポンチ)は、青年時代の林正之助役。「これまでビッグネームが演じてこられた役柄なので、稽古中もビクビクしながらやっています」と笑わせつつ、「終わったとき、僕がどう評価されるのかも楽しみにしてほしい」と決意を新たにしていました。
日中戦争のさなか、兵士の慰問のため中国大陸にわたった芸人たち「わらわし隊」の一員であった柳家三亀松を演じるのは黒田有(メッセンジャー)。『吉本百年物語』への出演を熱望していたことを明かし、「ファンタジーにとんだ内容なので、子供からお年寄りまで楽しめる芝居になるのでは」と今から楽しみにしている様子です。
そして、4月公演のオープニングで河内音頭を披露した河内家菊水丸が、締めくくりとなる3月公演に再び出演。またまた賑やかな音頭で華を添えることに。
昨年12月に甲状腺がんの手術を受け、当初は気管切開で二度と歌えなくなることも覚悟したそうですが、無事に声帯を残しての治療が成功。3月公演が歌い手としての復帰初舞台となるとのことで「12カ月最後となる3月公演で、今度は幕を閉める大役を仰せつかった。張り切ってまいりたいと思います」と笑顔で話しました。
質疑応答では、芝居のなかでギャグを繰り出すのか、ときかれた寛平。すぐさま「ギャグはほとんどない。真面目に芝居をやります」と宣言したものの、共演者らから「実はこっそり考えている」との情報も!? ちなみに11月公演、2月公演に出演した息子の間慎太郎からは「『真面目にやりや』とお言葉をいただきました」。果たして本番はどうなるのか、ぜひご注目ください! 黒田は約4年ぶりとなる芝居の舞台で「(三亀松は)女性に非常にモテた師匠だったらしい。色気のある、難しい役なんですよ」。しかし、その難しさも楽しみのひとつのようで、「今回は気合入ってます!」と力を込めました。また、亘は慣れない関西弁にかなり不安を感じているらしく、「日替わりゲストのコーナーでの絡みが怖い。関西弁のボロが出ないかと……なんとか『なんでやねん!』ひとつで乗り切れれば」と、まさかの対処法を披露し、周囲からツッコまれていました。
毎日、豪華な日替わりゲストも登場するなど、吉本の歴史を総ざらいする賑やかかつ濃~い舞台になることは間違いなし。見れば笑顔になれることうけあいの3月公演「百年感謝 これからもよろしく」を、ぜひ劇場でお楽しみください!
吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
3月公演『百年感謝 これからもよろしく』
公演期間:2013年3月20日(水・祝)~4月7日(日) ※3月25日、4月1日は休演
会場:なんばグランド花月
開演時間:月~土・祝日19:00(18:30開場)、日曜16:00(15:30開場)
料金:1階席6000円、2階席5000円(全席指定)
出演:間寛平、亘健太郎(フルーツポンチ)、黒田有(メッセンジャー)、島田珠代、林明日香、高橋智(へびいちご)、島川学(へびいちご)、菰池剛史、高橋花衣、奥山陽子、吉岡竜輝、川口凛、寺川宗汰、福栄新、仲野孝輝、吉岡翔馬、石田雄一(ギタリスト)、三条史郎(和太鼓)、江口直彌、千草英子、河内家菊水丸、高田次郎
※豪華日替わりゲストあり!詳細はHPにてチェック!
※チケット発売中!
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル ☎0570-036-912(10:00~19:00)
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/