『吉本百年物語』3月公演にココリコ、西川のりお・上方よしおがゲスト出演!
3月公演は、吉本興業創業者・吉本吉兵衛の妻・せいの右腕となり、会社を盛り立ててきた林正之助が、少年時代からの出来事を振り返るというストーリー。天女との出会いや中国の山奥での奇妙な体験などファンタジックなエピソードに歌や踊り、笑いもふんだんにちりばめ、まさに集大成といった華やかな舞台となっています。
そんな中、見どころの一つが、青年時代の正之助演じる亘健太郎(フルーツポンチ)が、日中戦争時に“わらわし隊”として中国大陸へと赴く回想シーン。中国の山村を舞台に、村人に扮した日替わりゲストと亘がアドリブ満載のやりとりを繰り広げます。
そして3月23日(土)には、遠藤が2月公演「アンチ吉本・お笑いレボリューション」で、吉本興業の社員・狩野役に扮したことも記憶に新しい、ココリコが登場しました!
「ニーハオ!」「ニーハオ!」と言いながら舞台に現れたココリコ。日本語が通じないと思いきや、「ペラペラや!」と田中。そしてメッセンジャー・黒田扮する柳家三亀松を見かけなかったか?と亘が尋ねると、「あ~、黒田さんでしょ?」と実名を挙げる遠藤。田中も「(NSC大阪)10期の黒田さん!」とかぶせてきます。亘が「僕が探しているのは柳家三亀松です!」と食い下がるも、ふたりは「黒田さん、黒田さん」と言い続け、遠藤は「黒田さんは今、ノンアルコールビールをものすごい飲んでるらしい。関西の(ビール)工場が追いつけへん」と黒田の禁酒エピソードなども盛り込んできます。その上、遠藤は手にしていた銀色の袋から“ウーピーパイ”を取り出し「これを買ってきてくれるんやったら、(尋ね人のことを)教えたってもええで」と言い出します。「どこで売ってんの?」と亘が尋ねると、「下や! なんばグランド花月の下や!」と遠藤。「それどこやねん。大阪か? ここは中国の戦場や!」と本筋に戻そうとする亘ですが、「NGKや、NGK、なんばグランド花月のことや!」と田中も応戦。挙句、遠藤は「前の奥さんがこれが大好きやって…」とウーピーパイにまつわる昔話を始め、その懐かしさから膝から崩れ落ちてがっくり。そんな二人に「何やねん!!」と立ち向かうも、終始翻弄されていた亘でした。最後には去り際の田中から「お前の関西弁、ちょっと下手くそやぞ!」ととどめの一言もくらっていました。
そしてスペシャルゲストはエンディングにも! この日は西川のりお・上方よしおが登場しました!
「この1年間、『吉本百年物語』、ありがとうございました! これをもちまして吉本興業の営業すべて…」としょっぱなからボケるのりお。一斉に「何言うてんの!!」とのツッコミが。改めて「お客様のおかげで100年を迎えられました。こうして来ていただける、本当にありがとうございます…」と挨拶するのりおですが、その姿をじーっと見ながら「ほんまにでかい顔やなぁ…」と寛平。一瞬引き締まっていた会場が、にわかに笑いの渦に巻き込まれました。そして、「へびいちご・高橋は収入より高い家賃の家に住んでる」など“いらんこと”を言うのりおに、思わず寛平も「はよ帰りなはれ」と苦笑い。
しかし最後は、「これからもますます、吉本興業ならびに、間寛平をはじめとする出演者全員をよろしくお願いします!」とのりお。鳴り響く拍手の中、深々と頭を下げ、「百年感謝」を表しました。