ダイビル本館Restaurants & Shopsレセプションパーティで桂文枝がトークショーに出演
今年2月末に竣工した大阪・中之島の新しいシンボルタワー・ダイビル本館。大正14年から広く親しまれてきた名建築「旧ダイビル本館」を復元した低層部に、7月6日(土)、魅力あふれる商業ゾーンがグランドオープンします。これに先駆け、7月4日(木)にプレス向けのレセプションパーティが開かれ、日本初出店を含む個性的な11店舗と旧ダイビルの装飾品や調度品とともに当時の雰囲気を再現する「ダイビルサロン‘1923’」が公開されました。また、当日はパーティの目玉のひとつとして、六代 桂文枝と雑誌『GQ Japan』編集長・鈴木正文さんによるトークショーを開催。新しくなったダイビルの印象や大阪の魅力について、多いに語りました。
トークショーのMCは内田恭子さんが担当。鈴木さん、そして文枝もステージへ登場します。まず新生ダイビルについての感想をきかれると、「古典的な素材を自在に駆使して上手に復元されている」と鈴木さん。文枝は「まだ控室とここ(会場となった1階吹き抜けスペース)しか知らないから……誰も案内してくれないんです」と笑わせます。事務所を構える梅田エリアから徒歩圏の中之島は、おなじみの散歩コースだそうで、「堂島川沿いを歩きながら『いつできるのかな』と思っていました」とオープンを心待ちにしていたことを明かしました。旧ダイビルの雰囲気をそのまま生かした外観も大絶賛。先日、『新婚さんいらっしゃい!』の公開録画でパリを訪れた際、街自体がアートだと改めて感じたといい、「大阪にも(古い建物は)ところどころ残っているが、ここも表側は残された。これからは川沿いを歩くのがまた楽しみになりました」と話しました。
続いて文枝が、「おふたりから見た大阪のいいところは?」と鈴木さん、内田さんに逆質問。鈴木さんが「御堂筋はよく整備されていて路上アートもある。ヨーロッパのような落ち着いた雰囲気があり、中之島はまるでパリのシテ島のよう」と答えると、文枝は「幕末に大阪を訪れたイタリア人が『ベニスより素敵だ』と書いたそうですよ」とニッコリ。内田さんは「エネルギッシュなところ。ストレートに物事を言ってくれるところもいい」と述べました。
話は東京と大阪の違いにもおよびます。「ヨーロッパでいえばラテンの国。色彩豊かで明るい空があり、人生を楽しむ人々がいる。たとえばこの新しいダイビル本館も、単にオフィスだけがあるのではなく、(レストランやショップなどの)楽しみを入れていくのも大阪らしい」と鈴木さん。文枝は「大阪はざっくばらん。本音で生きているところがある」と分析。『もうかりまっか』『ぼちぼちでんな』という言葉や、地下鉄で遭遇した男性との爆笑エピソードを交えつつ、「言葉から来るニュアンスで怖いと思われがちだが、実は人を思いやる心があるんです」と語りました。
最後は「これからの大阪」についてもコメント。鈴木さんは「(大阪のよさ、大阪の人々の暮らしなど)その価値観が日本の中心に来てほしい」、文枝は「新しいビルができても、大阪はあんまり変わっていないと思うし、変わらないでいてほしい」と、それぞれ期待を込めました。このトークショーの模様は8月24日発売の『GQ Japan』でも紹介されるとのこと。また、文枝は7月16日(火)に開催される『桂文枝フェスティバル in なんばグランド花月』についてのPRも行いました。