【ライブレポート】LICENSE vol. TALK #100
ライセンスによる大好評トークライブの記念すべき100回目『LICENSE vol. TALK #100』が、7月8日(月)に、ヨシモト∞ホールにて行われました。
ほぼ女性客で満席となった会場。
オープニングでは、2009年1月開催の1回目から、先月行われた99回目までの名場面(?)を編集したVTRがモニターに流れ、ところどころで歓声や笑いが巻き起こりました。
そして、拍手を包まれながらライセンスの2人がステージへ登場。
挨拶の後、オープニングVTRに触れ、藤原一裕が「今日のためだけに作ったらしいですよ」「どういうこと、松葉杖で盛り上がるって?」と問いかけ爆笑を誘うと、井本貴史が「みんな思い出したんちゃう?」となだめるのでした。
今回で100回という節目を迎える『LICENSE vol. TALK』ですが、トークライブ自体は、上京直後の23歳から、下北沢の劇場で始めていたそうで、「月に2回、朝まで5時間のトークライブをやってたんです。月に10時間しゃべってたんです。OLもそんなしゃべんない、2人きりで」と当時を振り返る井本。
下北沢時代は、帰りに決まって“ぶーふーうー”でカレーを食べていたといった思い出もあり、「100くるもんやなあ」と藤原も感慨深げです。
さて、ライセンスは、前回の#99にて、100にまつわる「100のモノ」の持参を来場者に呼びかけており、今回を迎えました。
藤原が「持って来たっていう人?」と問いかけると、たくさん手が挙がり、ここからは「100のモノ」を持参してきたお客さんとライセンスとのやりとりを軸に、ライブが進行します。
真っ先に指名を受けた女性は、「100問計算」なる小学生向けのプリントを持参してきました。この方が小学校の先生をしていると聞いた井本は「はよ、帰り!」と一喝しますが、ライセンスが学生時代に受けた体罰のエピソードへと発展。
続いては、『LICENSE vol. TALK』の開催日が全て背中に書かれた特製Tシャツを着た3人組。「もっとやることあるよ!」と声を荒げる藤原でしたが、直後に「すごいね」と労いました。
100円札を持参してきた人が複数いることが判明し、続けざまに100ウォン硬貨など、外国硬貨、外国紙幣の方もちらほら。
ライセンスが出演するライブのチケットの半券を100枚以上持参してきたファンもいて、「俺ら、そんなライブしてるの?」と改めて驚く井本。
すると藤原が「そんなにギャラもらってない」と気付き、「そや、吉本興業!」と井本が吠え、証拠のために「お借りする日が来るかもわからへん」と客席に声をかける藤原でした。
さらに、『LICENSE vol. TALK』の全100回に足を運んだファンも現れ、ケガで欠席したことがある藤原は「俺より藤原や!」と讃え、爆笑!
そうこうするうちに、井本が「どうしたの?」と湿布が貼られた藤原の左肘を見て言います。
「気になる?」と切り出した藤原は、土曜日に懸垂している最中、「ピケ」という小さい音が聞こえ、どんどん肘が腫れてきたと報告。「今は痛くない。大丈夫」と大事には至ってないようですが、井本は「歳やから気いつけい」と忠告するのでした。
「100のモノ」に戻り、ライセンスの写真やポストカード100枚、100秒で描いた2人の似顔絵、いかそうめん100本などに続いて、某レストランで食べ残し、持ち帰った「オニオンフライ約100本」を差し出す女性2人組が出現。「食べますか?」と訊かれた藤原は、「いらん(笑)」と即座に断りました。
100年後の2112年に誕生する『ドラえもん』のぬいぐるみや、『はじめの一歩』100巻といった漫画系で言えば、ライセンスがもっとも食いついたのは「『美味しんぼ』の100巻」。
『美味しんぼ』の人間関係の変化に「ええ!」「知らなかったあ」を連発していました。
そんな中、芝居の台本のセリフに、100が出てくるという女優志望の方が。ツトムという登場人物の最後のセリフに出てくるとのことで、井本のムチャぶりで、藤原が演じることになりました。
そして、藤原が発した最後のセリフ「僕がその時、ちょうど百歳」に、この日一番の爆笑が誕生! ライセンスも腹を抱えて笑っていました。
その後、西松屋で購入したという100cmの子供服を井本にプレゼントする微笑ましい一幕も。井本は「ありがとう」と感謝を述べつつ、(嫁に)怒られたとこやった。ここに(腹部)虎の絵が描かれてて、これやと思って買うたら、娘やからってめっちゃ怒られた(笑)」といったエピソードも披露しました。
「100のモノ」は他にも、100年前のアイロンや、1年間での体重の増減が計100キロなど枚挙にいとまがなく、「うちの客、うちらよりおもろい」などと感心しきりのライセンス。
エンディングが近づき、「MVPは?」と井本が訊くと、藤原は「ツトム!」と芝居の台本を挙げ、これには観客も拍手喝采です。
「この日のために書かれたかのような、ビックリしたもん。ホン読んで“百”見つけた時、うそー!」と興奮気味の藤原に、「言い方がおすぎさんみたいだな」と井本は冷静にツッコみます。
いよいよエンディングという時、この日のために作ったというポストカードを来場者全員にプレゼントされることが発表されました。
歓声が沸くなか、芝居の台本を持参してきたMVPの女性には、その場でポストカードにサインを入れてプレゼントすることに。井本に続いて書いた藤原のサインを見た井本は、「“ツトムこと”って書いてあるやん!」と指摘し爆笑。
最後は、「100回目、こっちが楽しませてもらった。次、101にまつわるものを…また来てください!」と井本が挨拶し、終演となりました。
なお、次回『LICENSE vol. TALK #101』は、7月28日(日)にヨシモト∞ホールにて開催されます。
さらに、『LICENSE vol. TALK』の#63~#82までの20回を凝縮して収録したDVD『LICENSE vol. TALK ∞ 01』が発売中。
合わせて、8月7日(水)に発売されるココリコ遠藤・ライセンス井本トークライブDVD『ニワトリの資格vol.2』を購入すると、応募者全員に「ライセンス撮りおろし生写真+ニワトリの資格(vol.1&vol.2)ジャケットデザインステッカー」の計10枚がプレゼントされます。
いずれも初回プレス限定ですので、お早めに。
応募方法などの詳細は、よしもとアール・アンド・シー内の公式サイト(http://www.randc.jp/licence/top.html)でご確認ください。