『ジェリー・フィッシュ』初日舞台挨拶で、野見隆明の熱愛報告も!
8月31日(土)、シネマート六本木にて、『R-18文学賞 vol.2 ジェリー・フィッシュ』の初日舞台挨拶が行われ、主演の大谷澪さん、花井瑠美さんに加え、川田広樹(ガレッジセール)、川村亮介さん、野見隆明、そして金子修介監督が登壇しました。
※写真左より、野見隆明、川田広樹、大谷澪、花井瑠美、川村亮介、金子修介監督
MCの中野公美子さんからの紹介を受けると、満席となった客席からの温かい拍手に迎えられながら登場した面々。
まず主演の二人は、「こんなにたくさんの方たちに見てもらえて、ホントにうれしいです。作品を撮り終えた1年前は、終着点のような気がしていましたが、1年経って公開日を迎えて、やっとスタート地点に立ったんだなっていう気持ちです」(大谷さん)、「たくさんの方に集まっていただいて、感無量です。撮影からの1年間、いろんなドキドキとか不安とかもあったんですけど、映画を見てくれたみなさんが目の前にいてくれるっていうだけで、ホントにうれしい気持ちでいっぱいです」(花井さん)と、それぞれ、初日の感動を初々しくも熱く語りました。
続く、川田は「ハイサイ!」から入り、沖縄の方言でまくし立てますが、中野さんから「何言ってるのか全然わからなかったですけど(笑)」との指摘を受け、「こんにちは、今日は来てくださってありがとうございました」と、改めて挨拶を終えました。
そして、野見は「今回、変なオジサン役の野見です。みなさん、楽しんでいただけましたでしょうか? ありがとうございます」と普通に挨拶しただけで笑いを誘います。
対照的に川村さんは、「こうやってお客さんと直に会って、温度を感じられる瞬間ってあんまりないと思うので、短い時間ですが、最後までよろしくお願いします」とキリッと決めてくれました。
金子監督は、「今日は初日に、ちょっとお高いチケットで見てくださり、ありがとうございました(笑)。新鮮な俳優を使って、新しいタイプの映画が出来たかなと思っております」とユーモアを混じえた貫禄の挨拶です。
話題は映画の内容へと移り、大谷さんは、宮下夕紀という普通の女の子を演じる難しさを語った後、篠原叶子役・花井さんとのキスシーンについて訊ねられると、「ドキドキでした(笑)。柔らかったです、ごちそうさま(笑)」と茶目っ気たっぷり。
金子監督については、「癒やしっていう感じ。熊さんみたいな(笑)、お父さんみたい。タイトなスケジュールでもピリピリすることなく、金子さんの世界の中に入った感じでした」と独特の表現で印象を語りました。
花井さんは、新体操選手としての経歴がMCより説明された後、初めて女優オーディションで今回の役を勝ち取ったことで、「いろんな過去の挫折とかも、女優デビューという形で、いろんな人に感謝の気持ちとかも伝えられる」と思ったとか。
ヌードシーンについては、「女優をやるって決めた以上、映画の中だったら、裸も自分の一部で、物語の一部でもあるし、ここまでキチンとやるから、繊細さが伝わるのかな」と抵抗はあまりなかったようです。
この日、珍しくスーツ姿で現れた川田は、「一番ビックリしたのは僕です」と、大谷さんとのラブシーンを振り返り、リハーサルから裸で挑んだ大谷さんを前に、頭が真っ白となり、過去の映画やドラマの中でも、一番緊張したと熱弁。
MCから「プライベートでもそんなことあるんですか?」と訊かれると、「もちろん嫁と…何言わせるんですか!」と見事な(?)ノリツッコミも披露しました。
また相方であり、映画監督デビューもしているゴリも本作を鑑賞したそうですが、川田曰く「ふざけてるんで、“お前、興奮しただろ?”って訊いてくるんですよ(笑)」と不満を募らせます。
映画同様に「もし、恋人が女性に奪われたら?」と質問された川村さんは、「男性でも女性でも平等に悲しい」とか。
ベッドシーンについては「体を綺麗にしておこうかなと」と入念に体を洗って挑んだものの、雑音対策のために空調を切っていたスタジオでは汗だくになったため、無駄になったと笑いながら振り返りました。
『さや侍』に続いて2本目の映画出演となった野見は、「今回はホントにちょい役だったんですけど、台本をもらったんで、楽しかったです」と前作との撮影の違いを物語る発言が。
また、「最近、野見さんに彼女が出来たそうで」とMCに問いかけられると、「(交際)半年なんですけど」と照れくさそうに話し、川田からも「彼女が、海外に旅行へ行ってるそうです」と情報が足され、ちょっとした芸能ニュースが発信されました。
金子監督は、2人だけの世界を描いた原作の小説に、「彼女たちの周りはどうなってるんだろう。行く末はどうなるんだろうとか想像して構成しました」と映画化の経緯を解説。
また、オーディションで主演に決めた大谷さんと花井さんですが、配役については逆にするか一瞬迷ったそうで、最後は雰囲気で決めたそうです。
撮影現場での初対面となった川田については、「現場で出来てしまう。すごいな」と讃えるものの、その川田は「そんなことないです」と否定し、「僕一番テンパッてましたし、あの後、レンタルDVD店に行くたんびに、ドキドキしてます。思い出して(笑)」といった心境を吐露。
続いてこだわりついて訊かれた監督は、スカートの丈など学校の制服を挙げ、「二人ともスタイルがいいので、それを強調」したそうで、その制服姿を見て「すぐ撮影しよう」「今、逃しちゃダメだ」とテンションが高まった様子を回想していました。
最後にメッセージを求められた大谷さんは、「1年前のスクリーンのなかにいる自分に、こんなにたくさんの方と初日を迎えたよと伝えたいです。これから全国に『ジェリー・フィッシュ』が放たれますが、たくさんの人に見てもらいたいと思っているので、みなさん、ひとりひとりの力が必要だと思っています。みなさん、協力してください」と訴えかけました。
一方の花井さんも、観客に協力を求めつつ、「金子監督はじめ、スタッフ、キャストの人たちの恵まれた環境で、女優デビューできたなと感謝の気持ちでいっぱいです」と女優デビューの実感をかみしめているようでした。
監督デビュー30周年を来年に控える金子監督ですが、「フレッシュな素材を前に、新人監督のつもりでやっております。今日からスタートしますので、みなさんも『ジェリー・フィッシュ』、『ジェリー・フィッシュ』とつぶやいてください」と念を押しました。
●映画情報
ジェリー・フィッシュ
監督:金子修介
出演:大谷澪、花井瑠美、川田広樹(ガレッジセール)、川村亮介、奥菜恵、
秋元奈緒美、竹中直人ほか
http://www.r18-jellyfish.com/
8月31日(土)より、シネマート六本木ほか全国ロードショー
※9月7日(土)、京成ローザ⑩での舞台挨拶も决定!→http://www.rosa10.net/pc/topics.php?cateid=9&infoid=284
川田広樹の動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/16/
【川田広樹】