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2013年9月 4日 (水)

ブロードキャスト!!が『まとめルドキャスト~えんジルドキャスト名作選~』への意気込みを語る!!

毎月行われて話題の舞台『えんジルドキャスト』のスペシャル版『まとめルドキャスト~えんジルドキャスト名作選~』が9月10日(火)~15日(日)まで神保町花月にて公演。この舞台の座長でもあり脚本も担当しているブロードキャスト!!に、公演の魅力や意気込みを教えてもらいました!!

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――『えんジルドキャスト』ってどういう公演なんですか?

吉村 『えんジルドキャストはもう1年以上も続いている毎月行われている公演…いや、イベントみたいなものです。お客さんからキーワードやお題をたくさんもらって、それをもとにして1カ月後に1つの話にするという。
房野 制作期間が1カ月しかないので、お芝居と言えるほどすごいものではないのですが、お話としては成立している…はず……です…。
吉村 まぁ、コントの延長上にあるようなものですね。例えば“浴衣”というキーワードをもらったら、浴衣を着ていてもOKですし、「その浴衣カワイイね❤」というセリフがあってもOKという。そいうものをいっぱい集めて1つのお話にしています。
房野 ちょっと無理をしてでもいただいた言葉を使い切っていますね。
吉村 使い方は様々で、ボケとしてそのワードを使うこともあるんですよ。例えば、“浴衣”なら、そのまんま使わず、登場人物を“ゆかちゃん”という名前にしてちょっと甘え目に「ゆかたん。“ゆか…た”…ん」と呼ばしたりして…。一応、想像を裏切るようには努力しています!
房野 クリアしたかは定かではないけど、そうきたか~っていう感覚を楽しんでもらいたいですね。言葉遊びのあるお芝居、と考えてもらうと楽しめると思います。

――今回はその名作選なんですよね。
吉村 毎月1本作品がたまってきて、もったいないなぁ~と思っていたんですよ。自分たちでいうのはちょっとおかしいんですが、お話としてよくできているんじゃないかなぁ~という手ごたえもあって。やっと日の目を見た感じですね。
房野 神保町花月の支配人が最初に「名作選をやってみないか」と言ってくれて。はじめは、「いいの? 本当にやるの?」という気持ちでいっぱいでしたね。でもやるからには、絶対に“特別公演”と打ってほしいとお願いしました。やっぱり神保町花月でやられているお芝居と同じ感覚で見られるとちょっと違う気がしていて…。
吉村 そりゃ、よくできている感は普通のお芝居には負けてしまいますから。でも、そことは違う魅力を感じてもらいたいです。


――お題をもらってからお芝居として見せるまでどのように作るのですか?
吉村 基本、僕らと作家さんとで話し合って台本となるものを作っていますね。ただ、練習はほとんどしないんですよ。
房野 お話を作った時点で安心しちゃって、合わせるのはほとんど当日。自分たちは、漫才やコントなどどちらかと言えば練習するタイプなんですがこればっかりは…。
吉村 実は、そんな労力をかけずに作っている(笑)。長ゼリフがあったら、「ここはそんなにいらんやろ」と削ったりして…。アドリブとまでは言いませんが、その場で生まれることが多い舞台ですね。
房野 なんで僕は舞台上で、ほぼほぼ笑っています。吉村やほかの演者がやることが新鮮で面白くって。いい意味でのグダグダ感も魅力なのかもしれません。言葉で笑わすというより、演者やお客さんみんなで作り上げた全体像を楽しんでもらうといいかな?と思います。

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――自分が出したキーワードが次回の物語の中に盛り込まれる…。これは、次回を確かめたくなりますね。
吉村 自分たちが言ったキーワードでどんな話が作られるかは、来月また来ないと分からないんですよ。気になるはずですよね。これはいいシステムを作ったな~と我ながら思います(笑)。
房野 実際に、続けて見に来てくれている人も多いです。見ていてドキドキ感があると思うんですよね。ここで使うか~!!みたいなこともあるんで。そして意外とキレイにハマって、おぉ~という声もあったりします。
吉村 あと、毎回ゲストが登場するのでそこに驚いてくれる人も多いですね。
房野 初めのころは、前の時間にやっていた公演に出ていた芸人にちょっと声をかけて出てもらったりしていました。ほら、練習もない即興的なニュアンスもある芝居なので。
吉村 でも回を重ねるたびにメンバーが増えてきて、現在は7~8人くらいの大所帯。そういう意味でも大きくなったなぁ~と感じます。
房野 今回は、初公演時とは違う人が演じる話もあると思うので、そのサプライズ感も楽しんでください。

――これが通常公演を見るきっかけになるといいですね。

吉村 『えんジルドキャスト』って何?って思っている人も多いと思うんですよ。そういう人に今回の公演を見ていただきたいですね。お題のリレーがあるのでずっとつながっているように見えるのですが、普通に途中から見ても面白いはずなので。
房野 自分のキーワードが使われる魅力もありますが、それだけではなくお芝居としても笑えると思いますよ。
吉村 ちなみにいつもの『えんジルドキャスト』では、この芝居の前に自分たちのコントを、芝居の後には次回のキーワードを集めるコーナーもやっています。いつもは漫才をメインにしている僕たちのコントが見られる貴重な機会でもありますね。
房野 まぁ、1度来ていただいて『えんジルドキャスト』の魅力が伝わればありがたいです。

――最後に、『まとめルドキャスト~えんジルドキャスト名作選~』の見どころを教えてください。
吉村 今までやったものをキュッとまとめて何本かやるので詰まった感じを楽しんでいただきたいです。また日によって作品が違うので毎日楽しめると思いますよ。
房野 過去に演じたものをするので、「これは見たけど、これは見ていない」という作品もあると思います。1度でも見たことある人は、ラジオ体操のスタンプを押すのではないですが今まで見ていなかった作品を見て、空いていた作品を埋めてもらいたいです。あと1度も見たことがないというフラットな人も是非!!
吉村 趣旨さえ伝われば楽しめるはずなんで…。
房野 とりあえず1週間やっているので、1週間まるまる忙しい人はそんなにいないと思うので足を運んでいただければと思います。
吉村 仕事や勉強で行けませんでしたって今まで言っていた人は、どこかスケジュールが合うはずなんで。その言い訳は通じないよ!!って言いたいですね(笑)。これを機に『えんジルドキャスト』に興味を持ってください!!



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『まとめルドキャスト~えんジルドキャスト名作選~』

会場 :神保町花月
日時 :9月10日(火)~15日(日)
10日(火)~13日(金)開場18:30/開演19:00
14日(土)開場15:30/開演16:00
15日(日)開場12:30/開演13:00 開場15:30/開演16:00
料金 :前売2000円/当日2300円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●ブロードキャスト!!の動画はこちら:http://ynn.jp/u/492/


【ブロードキャスト!!】