ルミネでの単独“初”となるクレオパトラが熱い思いを告白!!
10月6日(日)にルミネtheよしもとにてクレオパトラの単独公演「メルヘンパラソル夕日論」が開催。初となるルミネでの単独への意気込みや思い、ライブについて直撃インタビュー!!
――単独は1年ぶりですよね。
長谷川 実質は1年ぶりなんですが、これまでやった単独をリメイクしたり僕らが脚本・演出を担当して若手と行っている劇団ムゲンダイ公演があったりと、単独のようなことをずっとやっているので久しぶりという感覚はあまりないですね。
桑原 隔月くらいには何かをやっているので(笑)。それよりも、今回はルミネで公演する!ってことのほうが大きいですね。
――2人にとってルミネとはどういう存在ですか?
長谷川 僕たちがデビューしたころに先輩方が舞台に立っているのを見ていたので、憧れの場所に近いですね。
桑原 まだ∞ホールがなかったため、当時の若手はネタができるゴングショーというコーナーにちょこっと出演していたんですよ。とはいっても舞台に立てるのは1分だけ。そんな風にしか立ったことがなかった舞台に自分たちの単独公演ができるなんて…。本当に感慨深いです。
長谷川 後輩によってはもっと広いところでやっているコンビもいるのですが、僕らは一歩一歩地道にやってきたコンビなんで(笑)。
桑原 実は僕たち、ルミネの通常公演も立っていないんですよ。それなのに単独をやるという。
長谷川 あまり見たことがないパターン。
桑原 若手ドリームですね。他のルミネに出たことがない後輩からしたら、こういうパターンもあるんだ!!と勇気づいたと思いますよ(笑)。
長谷川 これをきっかけに通常公演の出番が増えたらいいのになぁ~と思いますね。
――ルミネでの単独が決まったと聞いたときはいかがでした?
長谷川 実は…、聞いたというより自分たちで「やらしてください!!」って直談判したんですよ。
桑原 向こうからではなく自ら売り込んだという(笑)。僕ら的には今ならできるという気持ちがあったのですが、「まだ早いよ」って言われるかも…と思いつつもダメもとで電話して…。
長谷川 電話口で「ちょっと待ってください。折り返します」って言われたのでやっぱり無理かな?と思っていたら、10分後で「大丈夫です!!」という返事が返ってきて。そのスピードにも驚きましたね。
桑原 僕はちょうど犬の散歩をしていたんですが、相方から「OKだったよ」って電話がかかってきて…。ものすごい勢いで犬に「ルミネだぞ~!!!!」って話しかけていました。まぁ、犬は首をかしげていましたが(笑)。
長谷川 ファンには、昔の単独をリメイクした公演の最後にVTRを流して発表したんですよ。するとかなり盛り上がり、中には泣くお客さんもいて…。本当にうれしかったですね。
――そんな今回の単独公演。内容はどのようなものですか?
長谷川 これまで通りコント中心になっています。
桑原 何の脈絡もないコントを続けるのではなく、一貫した世界観の中で繰り広げられるコントですね。
長谷川 タイトルにも少し出ているのですが、“雨の降らない世界”でつながっているネタです。僕は神保町花月のお芝居も書かせていただいたりしているのですが、その延長上というか…。最初に世界観を考えてその中に笑いがあるというスタイルですね。
桑原 まぁ世界観です(笑)。
長谷川 世界観とかは言わなくっていいから(笑)。実は、単独だけをしていてもお客さんがそう増えないと、これまで2人でやってきたネタを数人に振り分けてお芝居として生まれ変わらして神保町花月で公演していたんですよ。
桑原 一種の布教活動ですけど(笑)。僕たちの世界観を味わってもらおうと思って。
長谷川 で実際見てもらうと、他の芸人さん目当てで来ていたお客さんもネタの世界にどっぷりつかって楽しんでくれたりするんですよ。
桑原 ネタそのものを味わってくれるというか。
長谷川 今回もそのような、僕たちを知らない人も楽しめるストーリのあるネタに仕上げていますね。
――今回はゲストも登場するんですよね。
桑原 マジシャン大地さんに出ていただきます。って言っても知っているひとは少ないと思うのですが(笑)。静岡を中心に活躍している20代前半のプロマジシャンの方です。
長谷川 僕たちの地元・静岡での営業で知り合った方で。ルミネの舞台が広いので、大筋以外の感動もあった方がおもしろいんじゃないかと出演をお願いいたしました。ほかにもピアニストも入れようかと思ったのですが、お金が足りなくって(笑)。
桑原 ピアニストが生演奏をするなんてさすがにルミネの単独ライブでないんじゃないかな?と思って考えたんですけどね(笑)。ネタをやって間にVTRを挟んで…という定番の流れではないモノに挑戦したいな~と思って作っています。
長谷川 誰もがやったことがない!という意味ではポスターにも力を入れました。知り合いの画家のヒグチユウコさんにお願いして書いていただいて。僕が伝えたイメージでこんな素敵なものに仕上がるとは思いもよらなかったですね。
桑原 知り合いに書いてもらったというレベルでは全くないすごいものができて驚いています。
長谷川 相方はいつもはビジュアル的な話をしても分かっていないみたいで何も言ってこないんですが、今回だけはすぐに反応があって。そこにも驚きましたね(笑)。
――ネタからポスターに至るまで、いま出せる力を出し切るという感じでしょうか?
長谷川 今の自分たちができる最大限のことをしようと思っています。
桑原 ポスターもそうですが、告知もTwitterで先輩や後輩が協力していただいていて…。そんなみんなの協力を経ての10月6日なので、絶対報いなきゃいけないなと強く感じていますね。関わってくださった人の数がすごいので、やるぞ!!っていう思いがこれまでとは全然違います。
長谷川 僕たちは12年目なのですが、今回の公演はある意味スタートラインのような感じがします。これまでは準備期間で、やっと色んな人に“クレオパトラの世界”を見てもらえる機会かと。
桑原 絶対ひとつの区切りになる意味のある公演になることは間違いないです。
長谷川 この公演が終わったら泣いちゃいそう…。そんな思いが詰まった公演なので、ぜひ見に来てもらいたいです!!
クレオパトラ第八回単独公演『メルヘンパラソル夕日論』
会場 :ルミネtheよしもと
日時 :10月6日(日) 開場19:00/開演19:30
料金 :前売2500円/当日3000円
チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/
●クレオパトラの動画はこちら:http://ynn.jp/u/868/
【クレオパトラ】