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2013年9月30日 (月)

単独ライブ&『THE MANZAI』にかける思いとは? キングコングイ ンタビュー

ひたすら漫才のみを披露するキングコングの単独ライブ『KING KONG LIVE』。
今年の『KING KONG LIVE 2013』は、11月23日(土)に5upよしもと、12月1日(日)にルミネtheよしもとと、大阪、東京の2会場のみでの開催とあり、一層プレミアムなライブとなりそうです。
チケット一般販売が10月1日と近づいたところで、ライブにかける現在の心境や意気込み、裏話、さらには認定漫才師に選出された『THE MANZAI 2013』への思いについて訊きました。

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――毎年恒例の単独ライブ『KING KONG LIVE』が、約3ヶ月後に迫ってきました。現在の完成度は?
西野 まだ全然ですね。毎回そうなんですけど、もちろんずっと意識はしてるんですが、2ヶ月、3ヶ月前とかにバーっとネタ作りしてるわけじゃなくて、去年の単独ライブが終わった時から、ずーっと作ってまして。それが1年間で溜まって、そこから単独に出してるという感じで、どれにするかとかもまだ決めてません。新ネタライブ(定期ライブ『キングコングの新ネタちゃん』)も立ち上げましたが、それの積み重ねで単独ライブがある感じですね。
――梶原さんも同じような心境ですか?
梶原 そうですね。常に意識はしてますけど。
――『KING KONG LIVE』は、毎回、漫才数本をシンプルに見せるという構成で、コントやピンネタ、企画、さらには映像も一切使いません。改めてそのこだわりにお聞かせください。
西野 う~ん……なんだろうなあ(笑)。ライブで「これ、テレビみたいなコーナーや」って、すごいもったいないって思っちゃうんですよね。舞台でしかやれないことを舞台でやった方がいいなと。長尺漫才って、どうしても単独とかでしかできないんですよ。ルミネの出番だと、10分の漫才をするんですけど、あんまりエッジの利いたというか、偏ったネタもなかなかできないし……。
――キングコングだけを見に来たお客さんではないですよね。
西野 そうですね。いろんな芸人を見に来てるちびっ子やおじいちゃんおばあちゃんに、「こんなん面白いやろな」というのは、なかなかできないですよね。そういうのを単独でやろうとしてます。
――ネタは作り続けているわけですね。
西野 新ネタを作ってた方が、コンビとしては健康的な感じがするんですよね。仲悪いってことではないですけど、ネタを作らないと会話もなくなるなって。
――コンビでラジオ番組とかを持ってると違うんでしょうけど。
西野 ラジオとかトークライブをやってたとしても、それ用に話を残してるから、「こないだな」みたいな話は楽屋でしなくなりますよね。ネタ合わせで、「ここ、こうちゃう?」みたいなんで、「こいつ、こんなこと面白いと思ってんのや」っていう意思確認して、擦り寄っていかないと、どんどん距離出ちゃいます。別に、そうじゃないコンビもいると思いますけど。
――キングコングの漫才は、アドリブが多いのも特徴ですよね。
西野 そうですね。何回もやってると、自分たちも飽きてきちゃって、それで入れてる部分はありますね。
梶原 今回の会場は、大阪と東京の2箇所ですが、去年だと6箇所とか行ってて、最初の都市と最後の都市とで尺が30分くらい違ってたんですね。アドリブも足していくし、ライブも膨らんで。最後の方は飽きてくるんで、真ん中くらいが一番面白いと思います(笑)。今回は大阪と東京だけなんで、そこはどうなるかわからないですね。
――大阪だと凱旋みたいな感覚は?
西野 ホントしょっちゅう行ってるんでね。ただ、5upはやりやすいですし、駐在さん(『熱血!人情派コメディ しゃかりき駐在さん』)を収録していた小屋でもあるので、ホーム感はありますよ。
梶原 ちょうどいいキャパです。NGKもいいですけど、若干広すぎますね(笑)。

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――キングコングにとって、この1年間で、仕事の内容にいろんな変化があったかと思いますが、そのことによって単独ライブへのモチベーションなどに変化はありますか?
西野 あんまりというか、全然関係ないですね。
梶原 結構、「『はねるのトびら』終わったねえ」って、いまだに言われるんですよ。もちろん終わって1ヶ月間くらいは、「終わったなあ」っていう感じはしましたけど、もうないですね。
――例えばYouTubeで配信している『毎日キングコング』に集まったクリエイターを単独ライブの何かで起用など考えなかったですか?
西野 確かに、そこでカメラマンをしている人が、ポスターを撮ってくださったんですけど、漫才ライブなので、他はないんですよね。VTRもないですし。舞台を見に来てる人に対して、映像見せるっていうのはあんまり好きじゃなくて、センターマイク1本と出囃子さえあれば成立します。費用対効果の高い、吉本興業に優しい構成になってると思いますよ(笑)。たまに後輩のライブとか見に行くと、すごい数のスタッフがいるんですよ。お手伝いとか作家とか。うちはあんなことにはなってないですね。楽屋には僕と梶原とマネージャーと……。
――作家の山口トンボさん?
西野 そうトンボくらいで、その4、5人でウダウダ喋ってる感じです。
梶原 山口トンボを作家って言わんとって欲しいんですよね。一文字も書いてないんで。
西野 そうやな(笑)、DVDとかでは構成でクレジットされてますね。
梶原 ただのお手伝いさんです。
――梶原さんは、打ち上げに参加しないなんて話も聞きますけど。
梶原 ツアーで何箇所も回ってる時、毎回西野がスタッフさんを連れて、打ち上げに行って、全部おごってるらしいんですよ。そこに僕が行くと、僕も飲み代を出さなアカンみたいなのもイヤですし、最後だけ出ればええんゃうかなって。その最後も結局、西野が出すんですけどね。

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――西野さん、大変ですね(笑)。
西野 ツアーでまわると、100万円くらい使うんですよ。
梶原 音響さんは、それが楽しみみたいになってます。「今日、どこ連れてってくれるんやろう」とか(笑)。
西野 それさえやらなきゃお金持ちなんですけどね(笑)。
梶原 今回は2箇所ですから、多分、1回の額がでかくなるでしょうね。
西野 最近は、梶原が「小遣いくれ」みたいなことを言い出してるんですよ。娘が誕生日やからとか。
梶原 何もなくして、小遣いくれとはもちろん言わないですよ。
西野 出産祝いだとか、多分出産するだろうとか(笑)。
梶原 奥さんに電話して、西野と会話してもらったりしてます。その辺は、夫婦であうんの呼吸ですね。
――そんな梶原さんから見て、最近の西野さんの精力的な活動をどう見てるんですか。
梶原 昔からなんですよ。頭おかしいですよね。ひとつ言いたいのが、西野が攻撃的なので、僕がサボってるように思われるのがイヤなんですよ。
西野 へへへへ(笑)。
――しずるの池田さんとトークライブ(『梶原&池田のトークライブ!~村上と西野が舞台やるから俺達もやるよ!悪口も言うよ!~』)を始めたのも、その辺の心境からですか?
梶原 それは単純に、西野の舞台(『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック!』)に、しずるの村上が出てて、9月15日に大阪公演をしてたからですね。じゃあ相方の池田を使って、浅草花月で面白いのできないかなと思いまして。反応がよかったんですけど、浅草花月をいっぱいにはできなかったんで、浅草花月いっぱいにするまでやろうかって話をしてます。



――それから、『THE MANZAI 2013』は、2年ぶりにエントリーして、50組の認定漫才師に選出されてますね。サーキット、決勝へ向けての意気込みなどをお聞かせください。
西野 2回戦がめっちゃ楽しかったんです。こんなこと言ったらアレなんですけど、何も緊張もなく、自分たちが用意したあまりにもふざけてたネタがハマってった時に、「出てよかったな」って思いましたね。もう終わったみたいな言い方ですけど(笑)。いただけるものなら優勝がいただきたいですけど、2回戦でやったネタをテレビでやりたい、人様にお見せしたいなっていう欲の方が強いですね。『M-1グランプリ』の時でも、実はそうだったんですよ。自分たちが作ったネタを大勢に見てもらえたらいいなって。
――梶原さんも同じ気持ちですか?
梶原 はい。西野と飲んだ時があって、「こんなネタが長くできたらいいよね」って話したのが、その2回戦のネタだったんですね。僕もそのネタをテレビでやるのがちょっとした夢なんですよ。生放送で、編集されずにやれたらって。『M-1』の時は、正直、すごい「決勝いかな!」とか思い込んでたんですけど、『THE MANZAI』に限ってはそういうのがあんまりなくって、楽しみたいなってことが一番ですね。

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――例えば決勝へ行って、ナインティナインさんと絡みたいと思ったりは?
梶原 あ、絡みたいですね。岡村さんが僕らのことを会見で言ってくださったみたいで、その記事を見て、決勝に行ってぜひ絡みたいなって思いましたね。
――では最後に、よしもとニュースセンター読者へ、メッセージをお願いします。
西野 はい。生で漫才を見る機会ってあんまりないと思うんですよね。僕らに限らず、テレビでやってる漫才ってテレビ用ですから、舞台の漫才は全く違うと思うので、足を運んでくださるとうれしいです。
梶原 新ネタライブとか来られれてるコアなファンでも楽しめると思います。何かしら足すでしょうし、その時に起きたことが一番楽しいことだと思いますよ。
西野 それから球種が違うみたいな、いろんな漫才をやります。自分たちがやりたくてたまらんネタもあれば、コテコテでベタベタなのを全力でやるようなネタとかも。去年やった輪唱のネタとかも、昔はちょっと照れがあってできなかったんですけど、年齢なのか芸歴なのかわからないですけど、全力でやれるようになったので、ちびっ子も楽しんでもらえると思いますね。ちびっ子の笑い声とか聞こえたら、ニヤッとしちゃうんですよね(笑)。



「KING KONG LIVE2013」

日程:11月23日(土)
場所:5upよしもと
時間:19:15開場19:30開演
チケット:前売り¥3.000 当日¥3.500
Pコード:597-730

日程:12月1日(日)
場所:ルミネtheよしもと
時間:18:30開場19:00開演
チケット:前売り¥3.000 当日¥3.500
Pコード:597-721
Lコード:39321

チケット発売日
先行販売:9月25日(水)
一般発売:10月1日(火)


キングコングの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/119/

【キングコング】

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