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2013年10月 9日 (水)

今夜は徒歩トン!!~コンマニセンチ・竹永 故郷広島から自分の足で歩いて再上京ゴールインライブ~/コンマニセンチ・竹永 故郷広島~東京間を振り返るトークライブ

10月3日(木)、東京・新宿バティオスにて18時から『今夜は徒歩トン!!~コンマニセンチ・竹永 故郷広島から自分の足で歩いて再上京ゴールインライブ~』、20時30分から『コンマニセンチ・竹永 故郷広島~東京間を振り返るトークライブ』が開催されました。

9月12日(木)に、実家である広島県三原市を出発し、徒歩で10月3日(木)の同イベントまでに東京を目指すという偉業(暴挙とも言いますが……)へのチャレンジを始めたコンマニセンチ・竹永。道中では荷物が重すぎて台車を購入したり、テントやマンガ喫茶に寝泊まりしたり、11月30日(土)より公開される映画『REDリターンズ』のキャンペンボーイに任命されたり、各地の“住みます”芸人と触れ合ったりと、いろんなことを体験したようです。

そんな竹永のゴールを見届けようと、“竹永さん大好き芸人”が集結。まちゃまちゃ曰く、「ヒマな人が揃ってるだけだろ!」とのことでしたが、堀内が言うには「本人から“必ず呼んでほしい”と、スケジュールを抑えられたメンバー」が集まったんだとか。
同期のアホマイルド、POISON GIRL BAND、アッハー小泉、『コンガリポテト』メンバーのポテト少年団、ガリットチュウ、『竹永解体新書』メンバーであるハブ、ナベ、ブロードキャスト!!・吉村、カナリア・ボン、アームストロング(安村のみが『解体新書』メンバーですが、栗山も出演)、仲良しの後輩芸人である秀ちゃんことファイティングトーマス……。先輩のまちゃまちゃ、ギンナナ、ボルサリーノ・関、グランジ、フクロトジ、ロシアンモンキー、げんき~ず・元気たつや、LLR・伊藤、ですよ。、オバアチャン・水牛。さらに、はりけ~んず・新井も応援に駆け付けました。

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18時からのイベントのMCを務めるのは、相方の堀内とアームストロング・安村。
安村からの「37歳独身男性が、三原から東京まで歩いてくるんですよ」との紹介を「くくく……」と笑いながら聞いていた堀内。「Twitterとかご覧になった方も(お客さんの中には)いると思いますけど、意味わかんないでしょ? ただ、チャレンジスピリットはすごいんですよ」と客席に話しかけます。

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これまでも徒歩で、さまざまな挑戦を行なって来た竹永。24時間かけて高円寺から歩いて高尾山まで行って、山を登って降りてきたり、『24時間テレビ』の前説が終わってすぐさまリュックを背負って24時間かけて栃木県の日光市まで歩いたり……。ガリットチュウ、ポテト少年団と長年開催しているユニットライブ『コンガリポテト』内でも、成田空港から渋谷・ヨシモト∞ホールまで歩くというチャレンジを行なったそうですが、堀内曰く「15分の出番で、スベって台無しになった」そうです。
無謀なチャレンジを振り返り、「限度がないというかね。日光のときは、ツイキャスで配信してたんですけど、歩道がないトラックがガンガン通る道を歩いてるから何言ってるんだかわかんなくて。しかも、6人しか観てなかったんですよ(笑)」と説明する安村。ただ、自ら「歩く」と言ったのは最初のチャレンジのみで、あとは誰かからけしかけられて歩いているらしく、今回もガリットチュウ・福島の一言からチャレンジするに至ったようです。

MCの2人を残して客席に着く出演者。まず、竹永がどの辺を歩いているかを見てみようと、スクリーンに映し出したTwitterで確認したところ、世田谷区上馬あたりを歩いてるようです。

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が、800km以上を歩いていよいよゴールしようとしているにも関わらず、リツイートしているのはただ1人だけ。ほかのツイートを見ても律儀にリツイートしているのは、ハブとポテト少年団・中谷のみという由々しき事態に、自分のことは棚に上げて「リツイートしなさいよ! 皆さんもなぜしないの?」と笑いながら、芸人だけでなくお客さんにも詰め寄る安村です。

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道中の様子をYoutubeにアップしていたのですが、ボンの「4回目の動画がヤバい」というタレコミから観てみることに。すると、中島みゆきさんの『ファイト』を歌いながら涙を流す竹永の姿が……。本人は辛くて泣いているであろうに、なぜか爆笑する一同を観ながら「舞台から観てると、純粋に応援してる人と小馬鹿にしてる人とに分かれているぞ!」と指摘する掘内に、ギンナナ・金成が「だって、すごいことやってるだもん! 勝手に!」と大笑いしながら返しました。

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到着にもう少し時間がかかりそうだということで、今回のチャレンジを前に、竹永自らがよしもとの著名な先輩や後輩のメッセージをもらいに行った動画を流すことに。オリエンタルラジオから始まり、COWCOW、パンクブーブー、品川庄司・庄司、キングコング、『24時間テレビ』で見事に完走した同期の森三中・大島。さらに一度も喋ったことのないジャルジャルに突撃。困惑している2人から曖昧な応援メッセージをもらいます。

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面識のほとんどないというチュートリアル・徳井にも突撃するも、「やめといたら? しんどいで」と冷たく言われてしまう始末。最後に千原ジュニアのVTRが流されると、芸人たちから「うわー!」「(ぐいぐい行く竹永が)怖いー!」「観てるこっちがヒヤヒヤする!」との声があがりました。ちなみに、徳井はこの突撃から彼の挑戦を気にかけていたようで、箱根あたりに到着した際、バイクで駆け付け、広島カープのユニフォームをプレゼントしてくれたそう。あまりの男前ぶりに、出演者たちは「徳井さんの株、どんどん上がるわぁ~!」と感心しきりです。

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竹永が孤独と戦いながら徒歩で東京を目指している最中、『アメトーーク!』では「ウォーキング芸人」の放送が。「アンケートの答え、びっしり書いてたのに……いちばん歩いている人が出られないなんて」と嘆く安村でした。

「神戸まで誰とも喋ってなかったから、(会いに行ったら)野犬みたいな目をしていた」と笑いを誘った堀内。そこで、『REDリターンズ』のたすきを手渡したそうですが、竹永自身は未だにどういう映画がわかっていないそう。各地の“住みます”芸人からキーワードと赤いアイテムをもらい、どんな映画なのかを予想し、公開日である11月30日に鑑賞する予定だそうです。

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終盤は『竹永解体新書』メンバーが舞台へ。ちなみに、こちらはイベントタイトルで、ポテト少年団・菊地曰く「こんがらがって全くほどけない竹永の思考を探るイベント」なんだとか。今回のチャレンジをけしかけた福島もこのメンバーですが、歩き始める前日に電話して「絶望と希望とどっちがいまあるの?」と訊いたところ、「絶望に決まってるでしょ!」と絶叫されたそうです。
東京を離れて広島に帰省する前日にはカレーパーティを行なったそうですが、行ったのはハブと安村、そして遅れて駆け付けたポテト少年団・内藤のみ。「いや、誘いが急なんだよ。ギョウザパーティやるって連絡来たときも、120個つくってほとんど来なかったんでしょう?」と言う菊地に、「足りないのが嫌なんですって」と安村。料理は非常に美味しいそうですが、ガリットチュウ・熊谷からは「金取るんだよ!」というクレームも飛び出しました。

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19時32分頃、竹永によって配信されたツイキャスは、20人が鑑賞中。また、『解体新書』メンバー曰くの「“今日、ボクちんは……”というとことまで一気にスクロールしていい」という長〜いブログを道中でも毎日欠かさず更新していることに、先ほどまで笑っていた金成も「どんなに疲れてても更新してんの? すごいじゃん!」と感心していました。

ここで、花束を持ったカラテカ・入江、くまだまさし、すずらん・しげが登場。「アーイエ、オーイエ、オレ、イリエ~!」という自己紹介ギャグは引っ越しのバイトをしていたときに、移動中のワゴン車の中で「自己紹介で使えるものがない」と入江が呟いたところ、「ノリでいいんじゃないですか? アーイエーとか」と言った竹永の言葉からできたものなんだそう。ちなみに、竹永の「どんどんどん、どんどんどん、どんどんどんどんどん、ど~も~!」もこのときに生まれたそうで、「井の頭街道沿いで生まれたんだよね」と自信たっぷりに話す入江。も、菊地に「それ、間違いなく甲州街道だね」と冷静にツッコまれていました。

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もうすぐ到着するということで、同期も全員、舞台へ上がり、待機。ゴールする竹永をどう迎えるかを熱心に議論し始めます。マジメに迎えようという者、芸人らしく笑えるような迎え方をしようという者……さまざまな提案が出されるなか、結局、舞台の中央で迎える堀内に竹永が近付いてきたときに、「折り返し! 折り返し!」とコールすることに決定。

19時49分頃、新宿・ルミネtheよしもと付近に到着。その様子を見ながら、同期のPOISON GIRL BAND・阿部は「これ、泣いちゃうなぁ」とつぶやいていました。

それから待つこと数十分。20時過ぎにいよいよゴール! 扉を開けて入ってきた途端、顔を覆って泣き崩れる竹永を、全員が大きな拍手で迎えます。

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なんとか体勢を建て直し、進み始めた竹永が堀内に近付いた途端、お約束通り「折り返し!」コールが。泣いていても、そこは芸人。言葉に乗っかって折り返そうとしたところ、堀内が「もういいよ!」とひしと抱きしめ、再びゴールを祝いました。

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涙で言葉が出ない竹永。「何? 何か言いたいことは?」とうながされ、ようやく口を開きます。

「俺、俺……うちから歩いてきたんすよぉ!」

あまりに普通すぎるコメントに、会場が大爆笑となりました。

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20時30分からのイベントでは、堀内&菊地によるMCのもと、ほぼ同じメンバーで竹永の旅を振り返ることになりました。

まず、カートで押していた荷物の中身を見てみることに。
大きめのスポーツバッグを背負って三原を出発したもののあまりに重すぎて背負えなくなり、三原市内ですぐさまカートを購入。しかし、デイリーユースの簡易的なものなので(おそらく押すのではなく、引いて使うタイプのもの)、滑らかに進まず、さらには持ち手の部分が低いため、腰には負担が。ホームセンターでパイプを購入し、持ち手を押しやすい位置まで上げたとはいえ、腰への負担もほとんど軽減されなかったようで、「三原で、自ら枷つくったんじゃん!」(菊地)「最初の買いもん、間違ってるやんか」(ボン)と嘆きます。

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マンガ喫茶もしくはテントを張ってフクロトジ・山口に借りた寝袋の中で睡眠を取ったそうですが、「野犬が来るんじゃないかっていうのが、いちばん怖かった」と静かに語る竹永。「それで、自分もそういう目になったんだね……」とつぶやく菊地です。さらに、舞台の床を指差しながら「こんなに平らなところがない!」と感動を露にすると、金成が「今日ベッドで寝たら死んじゃうんじゃないか」と心配そうにつぶやいていました。

靴底の磨り減り具合を確認するために、新品のスニーカーを履いて出発したことがさらに仇となり、足が豆だらけに。結局、スリッパ→パチもんのクロックスと代えながら、旅を続けてきました。お土産と称して、いろんなものを配り出す竹永。初代スリッパは男性のお客さんへ、山中で拾ったという雑誌はアホマイルド・坂本へ……など、全員が「いらねーよ!」と眉をしかめるアイテムばかりがプレゼントされるなか、目玉の熱田神社のお守りは堀内がゲットしました。

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出発当初の所持金は12万円だったそうですが、切り詰めながら残ったお金は2万円。道中、カナリア・ボンが大阪でお兄さんがハンバーグ屋さん5店のうち国道にある1店で、何を食べてもタダにしてくれるようにお願いしてくれていたにも関わらず、難波店へ行ってしまった竹永。「ずっとカップ麺かコンビニのおにぎりしか食ってなかったから、その日が楽しみで。大阪は(よしもとから)ホテルも用意してもらえていたし、やったー!という気持ちでお店に行った」そうなのですが、もちろんそのお店には話が通っておらず、2600円を請求されてしまったそう。もちろん、ボンへ罵詈雑言が浴びせられたことは言うまでもありません。
「でも、俺も悪かった。ケータイを見たら、“何時頃に行くか、決まったら教えて”ってメールくれてたのに返事し忘れてた」と落ち込む竹永に、金成は「話が通ってなくても、その場で電話すればよかったじゃん! そうしたら、タダにしてもらえたかもしれないのに」と最もな意見を述べます。
ところがこの話、これでは終わらず。一連の出来事をボンから聞いたタケトが、「それなら竹永にカンパしてあげるよ。5000円、口座に振り込んであげて」と渡してくれたお金で、ボンがパチンコに行ったことが判明。非難の声が一段と大きくなるなか、「でも、結局2万円買ったから、1万円振り込みました! 倍になったからいいでしょ」と必死で釈明するボン。も、全員「竹永のお金で勝ったんだから、全部、竹永に振り込むべきだよ」と納得がいかない様子でした。

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最初の頃は「毎日泣いていた」という竹永。「だって、足がむちゃむちゃ痛いし、また明日も歩くのかと思うと辛くて!」と絶叫します。「じゃあ、そういう自分との戦いを、どうやって乗り越えられたの?」と訊くナベに、竹永は滔々と語り始めました。
「心の支えはTwitterやブログの応援コメント。最初のほうは行けるところまで行こうと思って、夜中も歩いてた。でも、それだと続かないから、日の入りから日の出までって決めて、朝4時くらいから歩いて。アプリを見ながらこの辺まで行こうと決めて、“あの鉄塔まで行ったら、ケータイを見よう”って。で、そこまで行ったら、“ここまで歩けたけど、信号まで行ってから見よう”って少しずつ距離を伸ばして頑張って、ケータイを開いてコメントが水牛だけだったときは“ふざけんな!”って思ったよ」(竹永)
「いやぁ、勝手に感動してまして!」と恐縮する水牛に、「いやぁ、ありがたいんだよ? ありがたいんだけど、水牛かよって!」と吐き出すと、笑い声が起こりました。

ここで、みんなが疑問に思っていた「ブログによく出てくる言葉“ノーフューチャー”って、あれ何? あと“ザメノミクス”って何?」と訊ねる金成。竹永曰く、“ノーフューチャー”は「未来はもちろん、過去も自分の頭の中で想像上でつくりあげたものにしか過ぎない。未来をよくするためには、いまを頑張らなければいけない」ということなんだとか。「要するに、林先生の“いまでしょ”と同じようなこと?」と、菊地が簡潔にまとめます。“ザメノミクス”は悟りのようなものだと言い出し、なぜかギンナナ・キクチのみが理解を示していました。

イベント中盤には、『REDリターンズ』のキーワードを告げるべく、東京都“住みます”芸人のLLRが登場。これまで兵庫県、大阪府、愛知県の“住みます”芸人からキーワードと赤いアイテムを受け取って来たそうですが、今回2人から与えられたのは東京タワーのかぶり物と“ものすごいキスシーンがあります”というキーワード。
「予告編観たけど、面白そうだよ!」と堀内が煽るも、無事到着した安心から疲労を感じ始めたのか、竹永は「へぇ〜本当」と目をとろんとさせながら返すのが精一杯でした。

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「芸人としての道を歩き続ける上で、1回、実家に戻って、自分の2本の足だけで上京したから、生まれ変わったつもりで0からもう一度、芸人をやり直そうと思います。だから、今年から芸歴1年目に戻って……」と語る竹永は、堀内から「もう15年やってるよ」と冷静にツッコまれ、「歩いたからってリセットされないのか」とぼやきます。
いつもはしつこいくらい、自分の持ちギャグや挨拶ギャグをやってしまう竹永ですが、いろんなものが削ぎ落とされたのか、この日はボケもツッコミも至ってシンプル。出演者からのリクエストを受けて、ようやくおなじみの挨拶ギャグも椅子で転けるというパフォーマンスを披露しました。

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「本当になんの意味もない、僕のわがままで勝手に始めたことなのに、集まっていただいてありがとうございます」と、仲間とお客さんに頭を下げた竹永。「ただ歩いただけで、こんなにたくさんのみなさんに応援していただいた。それだけで本当に十分です。これで心が整えられたかはわからないけど、本当にありがとうございました!」と感謝を述べ、「ばいばい、ばいばばーい!」と自らのギャグをやりながら舞台を去っていきます。そんな相方を「今日だけは、ブログにコメントしてあげてください!」と優しく気遣った堀内でした。

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なお、今回の全行程と歩行距離につきましては、ブログ『コンマニセンチ竹永の「ブログもトコトン!」(http://comma-takenaga.laff.jp/)』をご覧ください。


●Youtube
「コンマニセンチの今日も全力!」
http://www.youtube.com/user/commanicenti


●REDリターンズ
http://www.disney-studio.jp/movies/red/


【コンマニセンチ】