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2013年10月10日 (木)

シンクタンク単独ライブ「20歳」

10月6日(日)、シンクタンク結成20周年を記念しての単独ライブ「20歳」が、ふたりの“ホームグラウンド”とも言えるなんばグランド花月にて開催されました。「20年の集大成を見せる」(近江のこかじろう)と意気込むふたりが、どんな笑いを届けてくれるのか!? 客席を埋めた老若男女幅広いファンが、開演を今か今かと待ち受けます。

懐かしい写真やプライベートショットが次々に映し出されるオープニングVTRの後、ステージに現れたのは、今回のイベントポスター同様“晴れ着”に身を包んだふたり! こかじろうの紋付き袴はもちろん、艶やかすぎるタンクの振り袖姿に、大きな歓声と笑い声が起こります。なんでもこのポスタービジュアル、大変な反響を呼んでいるそうで、こかじろうの「これからはこの衣装で行ってくれって、偉い人も言うてはったで」という言葉に、大慌てのタンク。客席もあたたまってきたところで、さっそく本編の幕開けです!

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まずはふたりと親交の深い河内家菊水丸による「河内音頭で綴るシンクタンク物語」のお披露目から。和太鼓の三条史郎さんによる祝い打ちに続き、ギターの石田雄一さんが加わっての生演奏に乗せ、菊水丸がシンクタンク20年の歩みを晴れやかに歌い上げました。「えんやこらせ〜どっこいせ〜」の掛け声は客席も一緒になって歌うなど、お祭り気分たっぷりの演出。ジャンボトロンでは歌詞とともに子供時代から学生時代、若手芸人時代などなどシンクタンクの秘蔵写真が紹介され、手拍子とともにクスクスと笑いも漏れていました。

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続いては、1本目の漫才です。次々と繰り出される「タンクだからこそ知りえる」デブネタ、デブあるあるに、観客は大爆笑。たっぷりの長尺で、テンポのいいしゃべくりを聞かせました。

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20周年を語るうえで欠かせないゲストを迎えてのトークコーナー「シンクタンクと愉快な仲間たち」では、MCを「焼肉タンク」のバイトリーダーでもある山田スタジアムが担当。得意の野球モノマネで盛り上げた後、シンクタンクを呼び込むと、ふたりから「長い!」「お前のネタの発表会やないか!」と総ツッコミを受けてしまいます。さらに、兄弟子であるティーアップもステージへ。長谷川は「えらなったな〜! こんなにお客さん入ってくれんの!?」と感心しきり。勢い余って、師匠に怒られたといって泣きながら電話をしてきて4時間も話を聞かされたという「タンク秘話」を暴露すると、タンクからは長谷川の恥ずかしいエピソードを持ち出されるなど、初っぱなから泥仕合の予感が広がります。ここに2組の師匠である里見まさとが加わり、まさに「一門会」の雰囲気でトークがスタートしました。

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この機会に、言いたいことを言い合おうということで、さっそくシンクタンクのふたりから長谷川の弟子時代を聞きたいとのリクエストが飛び出し…と、何故かここでタンクの椅子が重みに耐えかねて壊れ、そのままひっくり返るという衝撃のハプニングが! ぐにゃりと曲がった椅子の脚、突然の出来事に狼狽するタンク…まさに笑いの神が降臨した瞬間でした。

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まさとには独特の言い回しがいろいろあるらしく、それを理解するのにかなり苦労したというタンク。「ゲップを出したい」というのはコーラが飲みたいということで、ほかにも「魚のパン」はフィレオフィッシュ、「ちょっとツルッとしたいな」は「うどんが食べたい」などなど、実にさまざまな表現があるそうです。最初は何かわからず長谷川に訊ねていたものの、嘘を教えられまさとから怒られるといったことも多々あったとのこと。

また、こかじろうは改めて、長谷川の弟子時代について聞きたいと熱望。すぐさままさとが弟子の常識を覆す長谷川の仰天エピソードを明かしますが、当の本人は「当時はジミー(大西)さんしか聞ける人がいなかった」と反論。しかも、ここぞとばかりに「せっかちすぎる」師匠・まさとの爆笑エピソードを「暴露返し」して、気付けばステージ上は「どっちが悪いか」で大混乱に!

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こうしたカオス状態を鎮めるべく、登場したのが「神様」に扮したりあるキッズ・安田。山田も神父の扮装で再登場し、まさとや長谷川、タンクらを次々に懺悔させていきます。許すか許さないかはもちろん神様の心ひとつ。大師匠であるはずのまさとはスリッパで頭を思いきり叩かれ、逆に安田憧れの人である長谷川は情熱的に押し倒されるという、どちらにしてもうれしくない結果となっていました。タンクはまさとからこれまで秘密にしてきたことを暴露され、神様ではなく客席に向かって土下座! ちなみに鎮めるはずがさらなる混乱を生み出してしまった神様は、最後に再び長谷川を熱く抱きしめ、大満足で去っていきました。

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「焼肉タンク」のオリジナルCMや、こかじろうが修業中の江州音頭を大木こだまとともに歌うという珍VTRをはさみ、今度はコントでシンクタンクの魅力をアピール。なんばグランド花月で大好評を博しているユニットコント「坂田利夫スペシャル」で笑わせます。出演は坂田利夫、シンクタンク、若井みどり、井上安世。とある公園を舞台に、先輩刑事(タンク)と新任刑事(坂田)、逃亡中の強盗犯(こかじろう)が抱腹絶倒のやりとりを繰り広げます。『アホの坂田』に乗せて軽やかに現れた坂田は、終始、自由にボケまくり、シンクタンクのふたりを翻弄。「ちゃんとやりなはれ!」とタンクから何度もツッコまれるほどで、存在を無視して続くやりとりに犯人・こかじろうからも「長すぎる!」とクレームが入るほどでした。途中からは、若井、井上までが絡んで事態がさらにややこしくなり…。とにかくそれぞれが持ち味を存分に生かした笑いで、観客を魅了していました。コント終了後は、坂田からまさかの結婚宣言が飛び出しましたが、よくよく聞けば「相手だけがいない」。やはり最後まで坂田のペースに巻き込まれっぱなしのひとときでした。

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続いて上映された西川きよし、大木こだま・ひびき、今いくよ・くるよ、中田カウス・ボタンといった大先輩たちからのお祝いメッセージVTRには、客席からもどよめきが。そして最後は再び漫才で締めくくりです。東京オリンピックなど時事ネタもからめつつ、やはり話はタンクのデブ語りへ。関西の皆さんになじみの深い某アミューズメントスポットにまつわる話なども盛り込み、何度も爆笑をさらっていました。

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2時間半にわたるライブもいよいよエンディング。ふたりは改めて観客に感謝の言葉を贈ります。すると、客席からは次々と花束を手にしたファンの皆さんが! こかじろう家の子どもたちからも花束が贈られ、大感激のふたり。最後は「これからも40年、50年とコンビで頑張っていきたい」という決意表明で、ひときわ大きな拍手を浴びていました。

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【YNN動画】シンクタンクはこちら⇒http://ynn.jp/u/149/

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