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2013年10月20日 (日)

ハリセンボン&直美が仕事ネタから恋愛ネタまで語り尽くす! よしもと1DAYアカデミー2013

10月20日(日)、吉本興業株式会社東京本部にて『よしもと1DAYアカデミー2013 ハリセンボン・渡辺直美特別講義』が開講されました。

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「よしもと1DAYアカデミー2013」とは、弊社が運営する芸人&タレント養成所「吉本総合芸能学院(NSC)」と、スタッフ&クリエイター養成所「よしもとクリエイティブカレッジ(YCC)」による合同のワークショップ型セミナーのこと。
これまで平成ノブシコブシ、オリエンタルラジオ、ピースが務めてきた特別講義に、ハリセンボンと渡辺直美がいよいよ登場。なお、第一部では、NSC・YCCそれぞれの特別編成したカリキュラムを体験しています。

MCを務めるのは、ロシアンモンキー・川口。「おはようございます!」「よろしくお願いいたします!」とキビキビ挨拶する聴講生を見ながら、3人に「今日は笑いとか拍手はないんですよ」と話しかけます。さらに、直美の奇抜なファッションが目に留まったようで、「直美、危ないなぁ」と爆笑。「ニューヨーカーをイメージしました。日本で全部買ったんですけどね。ははは!」と今日も元気いっぱいの直美です。

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まずは、NSCに入学したいきさつについて。
「ほかの事務所さんにも養成所はあったんですけど、入学金と授業料がいちばん安かったのがNSCだったから。お笑いに興味はあったけど、どうしたらいいのかわからなかったし、オーディションをウケる勇気もない。相方を見つけるためにも入ろうかなって。で、養成所で無理だったら、(芸人として)ダメなんだとわかると思ったんです」と語ったのは、春菜。大学卒業後、NSCへ入学したはるかは「大学時代、友だちが1人もできなかった。ちょっと明るくなって友だちがほしいと思って、リハビリ感覚で入った。だから、講師の先生はカウンセラーだと思ってました」と笑わせます。
キャラを入れながら話し始めたものの、川口にツッコまれた直美。「お母さんが(かつてCSチャンネルにあった)よしもとファンダンゴTVを観ていて、中学のときにこの舞台に立ちたいと思った」と語りました。

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NSCで出会った春菜とはるか。当時、同期700人中、女の子は20人しかいなかったそうで、次々とコンビが誕生していく中、最後の残った2人が組んだそう。
一方、「漫才のツッコミ志望で入った」という直美は、入学2ヵ月くらい経った頃、ツッコミに向いていないことに気づき、自分のピンネタを面白いと思ってくれた人と組もうと決意し、女の子とコンビを組んだそうです。その後、2人で頑張っていたものの、芸歴1年目の夏に解散。それからピン芸人として活動を始めました。
ビヨンセのネタはコンビ時代からやっていたそうで、ある公開オーディションライブに出たことをきっかけに、『さんまのまんま』への出演が決定。「ある社員さんが、そのライブにジャングルポケットと私を入れてくれて。有り難かったですね」と振り返ります。ただ、ビヨンセネタのどこが面白いのかはあまりわかっていなかったそうで、「なんで笑ってくれてるんだろうって、その頃は思ってましたね」と大笑い。川口から「そこから世に出始めて、テレビで見せたモノマネを舞台でやるっていう、普通の芸人とは逆のこともしてるよね」と訊かれると、「舞台での勉強は大事だと訊いていたし、私は舞台に出させていただける環境もありましたから。先輩と仕事できるのって、いちばんの経験ですよねぇ」と真剣に語るも、「媚びるのヘタやな!」とツッコまれてしまいました。

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話の途中では、春菜が直美に突然「おっぱいをテーブルに乗せるのやめて(笑)」とツッコむ場面も。女子ならではの視点に「わ! そんなんわからんかった」と驚く川口を見ながら、「ははは! こうやっておくと楽なんですよねぇ〜」と大笑い。常に周囲を和ませる直美です。

最初は鳴かず飛ばずだったというハリセンボン。「芸人としての理想像はあったの?」と訊ねられたにも関わらず、質問に添っていない返答をするはるかに、「答えが違う。こんな展開、この講義で初めてやわ!」と苦笑する川口。それに対して「あ! だから、ビジョンとしては漫才をやりたいっていうことしかなかったんです。2年目の頃、先輩からコントをやったらって言われてやってみたらテレビに出られるようになりました。理想像は……ないですねぇ」とのほほんと返すはるかでした。
とにかく1年目は不安でいっぱいだったそうで、「私たちの頃は、卒業後すぐにルミネに立てるかどうかのオーディションがあった。その下はシアターD、もう1つ下は舞台にも立てなくて社員さんにネタ見せしていただくしかなかった。私たちはシアターDからスタートしたけど、1年間ずっとくすぶっていました」と春菜。
「needs(というゲームコーナーライブ)で初めて絡んで、変な2人が出て来たなと思ってたら面白いし、売れるわと思ってたら売れた」という川口に、「先輩方によくしていただいた私たちはラッキー。先輩のライブにも呼んでいただいたりして……だから、ライブのお手伝いは行っておいたほうがいいですよ」とアドバイスをおくりました。

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川口が「この3人は腹黒くないというか、1つ1つの仕事を楽しんでいるように見えるんですよね。直美はまぁ多少あるけど、ちゃんと表に出してるから嫌われない。そういうのって大事ですよね」という長年、一緒に仕事をしている立場だからこその意見を述べると、「ただ単純に楽しいだけなんですよねぇ」と春菜。好きなことを仕事にしていながらも大変だったことはもちろんあるそうですが、「毎日違うことがやれるし、明るい仕事で本当に楽しめている」と充実ぶりをアピールします。

男性芸人のような「地位、金、名誉がほしい」という考え方はないそうで、「そこは男と女の違い」と言いながらも、「男の人は面白ければブサイクでもモテる。けど、女性はブスで面白くても、女性として相手はしてもらえないんですよ。男って結局、外見ばかり見て、中身を見てくれない。男って本当にろくでもないなと思うんですよね。だから、女芸人はストイックだと言われる。モテもしないのに、笑いを取っているから」とぶっちゃける春菜に、同意する2人。
男性の立場から「この3人が飲み会に来たら、地球終わったなと思う。でも、喋ったら友だちになりたいなとは思う」と意見する川口に、「いつもそう! 都合のいい女なんですよ」と立腹する春菜ですが、「都合もよくない(笑)。都合のいい女っていうのは、女性的な要素はあるはずやから」と諭されます。

さらに、「NSCで付き合ってると、大体、女のほうが辞めるし、ネタもおかしくなる。急に痩せ出したりして、最終的には2人とも辞めるんだから!」とぶちまける春菜。「絶対この中にも同期と付き合ってる人いますよねー」と聴講生を見渡した直美は「普通に考えれば、NSCで恋愛してる時間なんてない。必死だし、言い寄られても断る勢いでやってましたよ」と熱弁をふるうも、川口から「言い寄られたの?」と詰問されると「いや、言い寄られてはいないんですけど……」と小声になっていました。ただ、はるかは「お笑いをやっていたからこそ、彼氏ができたところもある」とコメント。結果、川口に「直美と春菜がブスなだけじゃ? いや、言い方が悪かった。モンスターなだけです」とバッサリ切り捨てられていました。

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質問タイムでは、聴講生から「ダンスの授業など、NSCの基礎授業は役に立ちましたか?」と訊ねられた3人。「ラッキィ池田先生のダンスで羞恥心がなくなって、前に出やすくなった」と返事する春菜に、川口も「ラッキィさんの授業はむちゃくちゃ。でも、ちゃんとやっといたほうがいいですよ」と同意します。

「卒業後、芸人を続けていくモチベーションは?」という質問には、「1年目からうまくいく人なんていない。オリラジとかはすごかったけど、そういうほうが珍しいし、NSCは小さい世界。卒業後もがくものだと思っていたし、売れるまで10年かかるとも聞いていたのでモチベーションは落ちなかった。とにかくお笑いを好きでいる気持ちを大事にしていけば大丈夫ですよ」と厳しくも優しいアドバイスをおくった春菜。「先輩のライブのお手伝いに行きながら、こういう会場でライブできたらいいなとか、ここで漫才したいという気持ちがモチベーションになってました」とはるかが答えれば、直美も「諦めないことが大事。1〜2年目なんて2%くらいの力しか出てないはず。100%出し切らないで辞めるのはもったいない。10年は続けましょう!」と激励しました。

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講義終了後には、囲み取材も行なわれました。「みなさんに伝えられることがないので、何を言っていいのかわからなくてぐだぐだになってしまいました」と反省を口にした直美。「確かに、みなさんの欲しかった言葉は伝えられなかったかも」と春菜も同調しますが、「卒業生代表として呼ばれたのはうれしい」という直美の意見に、ハリセンボンの2人もうなづきます。
恋愛についての質問に赤裸々に答えた直美は、「みなさんに幻想を抱かせても仕方がないで、はっきり本当のことを答えないとと思った」と真摯に答えました。
最後にレポーターから「今日は雨ですけど、フィンランドはどうなんですかね?」と訊ねられた春菜。「ハロネン全大統領じゃねぇよ!」と答えながら、「天気からつなげるなんて。鋭角から来ましたね。NSC向いてるんじゃないですか?」と入学を勧めていました。ちなみに、春菜の「〜じゃねぇよ!」シリーズが大好きだという直美は、「間近で観られた! ホントに面白いですよねぇ〜!」と大喜びでした。


●吉本総合芸能学院(NSC)

http://www.yoshimoto.co.jp/nsc/



●よしもとクリエイティブカレッジ(YCC)

http://ycc-yoshimoto.laff.jp/


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