第13回鬼太郎カップ駅伝大会に「吉本ナショナルDreams」が初出場
秋深まる鳥取県境港市で10月20日(日)、「第13回 鬼太郎カップ駅伝大会」(主催・鳥取県陸上競技協会、境港市、新日本海新聞社)が開催され、宮川大助・花子が監督を務める「吉本ナショナルDreams」が初出場しました。「故郷の境港の大会に出場したい」という、宮川大助監督の念願叶っての参加となりました。大会へは、一般、大学、高校などの部門別に計82組がエントリー。42.195キロを7区間に分けレベルの高い闘いが繰り広げられました。
吉本ナショナルDreams(YND)からは、小宮ひろあき(ランナーズ)、がんばれゆうすけ(ランナーズ)、坂本晋太郎(ベンケイ)、中川とおる(シャーロック)、滝沢徹、木澤創平(吉本社員)、そして100キロメートルのウルトラマラソンの金メダリストという強力な助っ人、宮里康和がメンバーとしてエントリー。ゼッケン番号も「1」という何とも光栄な番号をいただきました。
大会の前日、10月19日(土)には開会式が開催され、YNDメンバーも参加し、「大助師匠の故郷で走ることが出来て幸せです!」とキャプテン小宮がご挨拶。参加者全員で「ファイト!」と気合を入れました。
出場チームはすべて日本陸連の登録チームであり、大会には①制限時間2時間30分以内にゴールしなければならない②途中で設けられた足切りタイムを越えた場合は、スタート時につけた紫色の襷から赤い襷に代えて走らなければならないという厳しいルールがありました。大会当日に現地入りした宮川花子監督は、「どうにか足切りにならずにゴールまで襷をつないでくれたら・・」とハラハラしながらレースを見守ることとなりました。
朝から降っていた雨もレースがスタート直前には上がりました。スタート地点で緊張している第1走者のがんばれゆうすけに、花子監督は「大助師匠の故郷やからな!緊張せんでや!」と元気いっぱい声をかけ、レースに送り出しました。
第2走者・坂本は、もともと長距離ランナーではないものの力いっぱい区間を走り遂げました。第3走者・木澤は大学在学中に出場経験がある思い出の大会。区間順位を大幅に上げる快走をしました。第4走者・宮里は木澤の快走を引き継ぐ走りを見せ、区間順位5位という記録を出しました。第5走者・中川とおる、第6走者・滝沢徹は「足切りにならないように無茶してでも頑張る!」と宣言した通りの頑張りを見せました。
レース開始から、2時間経過したころにはゴール地点の陸上競技場に上位チームが戻り始めました。YNDのアンカーはキャプテン小宮。花子監督を始め、走り終えたメンバーもゴール付近に移動し、小宮の帰還を待ちます。選手が戻ってくる方向を見つめ、まだか、まだか、と待ちながら時間はすでにレース開始から2時間27分・・・時間内でのゴールは叶わないのか、と思ったその時、ピンクのユニフォームが!紫の襷をかけたキャプテン小宮が帰ってきました!競技場のトラックを1周してゴールに向かう小宮に力いっぱいの声援を送るメンバーたち。2時間29分13秒。ついに念願の制限時間内のゴールを達成しました!
陸上競技場では7区間を走り切ったそれぞれのメンバーが集合し、旗を携えて完走記念のウイニングランを行いました。襷の色が変わることなくゴールまで到着したことに花子監督も感動。メンバーたちと喜びを分かち合い、「これぞ絆のなせる業!レベルの高いレースに出て、こうしてギリギリでもゴールに滑り込んだことだけで幸せ!」。大助監督の故郷である境港でも、チームのモットーである「RUN & ROUGH」を実践。笑顔の絆をつなぐことが出来ました。
1区 10km 走者 がんばれゆうすけ タイム 32分41秒
2区 3.0km 走者 坂本晋太郎 タイム 12分09秒
3区 8.1075km 走者 木澤創平 タイム 28分01秒
4区 8.0875km 走者 宮里康和 タイム 26分33秒
5区 3.0km 走者 中川とおる タイム 11分56秒
6区 5.0km 走者 滝沢徹 タイム 19分07秒
7区 5.0km 走者 小宮ひろあき タイム 18分46秒