桐谷美玲さんの花嫁姿を見た板尾「白い」 『あさひるばん』完成披露試写会
11月7日(木)、都内のイイノホールにて、映画『あさひるばん』の完成披露試写会が行われ、國村隼さん、板尾創路、山寺宏一さん、桐谷美玲さん、やまさき十三監督らが登壇しました。
映画パーソナリティのコトブキツカサさんのMCのもと、予告編に続いて、『結婚行進曲』がBGMとして流れると、ウェディングドレス姿の桐谷美玲さんが國村隼さんのエスコートとともに、舞台中央へと歩みを進めてきました。
そして、國村さん、板尾創路、山寺宏一さん、やまさき十三監督はモーニング姿で登壇。
映画の内容に合わせて、結婚式スタイルでの舞台挨拶に、客席からも祝福ムードの拍手が送られます。
まず、一人ずつマイクを持ち、「ご覧になった方に久しく会ってない友達に電話かけてみたくなったり、会いたくなったりする、そんな映画が出来ました」(國村さん)、「普段は、早起きで“おーはー!”なんてやっておりますが、“ばん”をやらせていただきました。長いドッキリが仕掛けられてるんじゃないかなと、ここにいるのが不思議なくらいとてもいい役をいただきまして、心に残る宝物になりました」(山寺さん)……と心のこもった挨拶が続くなか、板尾は「いい気候のなか、足元のよいなかお越しいただいて、ありがとうございます」とおとぼけモードで笑いを誘います。
また、72歳にして映画監督デビューとなるやまさき監督は、漫画『釣りバカ日誌』の原作者としても知られていますが、20代に東映東京撮影所で助監督の経験も。
そんな経歴を踏まえつつ、「助監督も40年前のことでして、当然、タイムラグがありました。俳優、スタッフのみなさんのおかげで、40年の思いがこもった作品に仕上がった自負もあります」と初監督作品に自信たっぷりのようです。
続いて、桐谷さんのウェディングドレス姿について訊かれた男性陣。
本当の娘のように見る國村さん、山寺さんとは対照的に、板尾は「似合いすぎてて、言葉が出ない」「白い。桐谷さんが着ると、より白い」などといつもの飄々とした口調で、コトブキさんを困らせてしまいます。
そして、桐谷さんは「こうやってみなさんの前に立って、カメラをバシバシ撮られていることはなかなかないので、ホントの結婚記者会見を開いてるみたいで、新鮮ですね」と感想を伝え、板尾から「近々、ご予定は?」と訊かれると、「まあ、ないですけど(笑)」と答えつつ、26~28歳で結婚するという占いの結果を信じていると明かしました。
ここで桐谷さんの祖父役で出演している西田敏行さんからの祝電をコトブキさんが読み上げます。
すると、「ありがたいですね。西田さんとご一緒できたのが1日だったんですね。すごく緊張して、どうしようどうしようって縮こまっていたところ、優しく話してくださって和ませてくれたんです」と桐谷さんから撮影エピソードも。
さらには、主題歌『どんまい』を担当する米米CLUBから、カールスモーキー石井さん、BONさん、MARIさん、MINAKOさんの4名が客席後方から登場し、グループ名、そして結婚式にちなんで、ライス・シャワーよろしく、お米を撒きながら賑やかに登壇しました。
壇上での石井さんは、「お正月映画と僕らの世代で言ってた、寅さん(『男はつらいよ』シリーズ)であるとか、『釣りバカ日誌』であるとか、そういうのがなくなっちゃったじゃないですか。ちょっとさみしいので、『あさひるばん』がそういうものに変わってくれたら」と本作に期待を寄せます。
さらには、「監督が絵コンテを描ける人なので、すごく安心して見られる映画ですね」と、映画監督の経験者ならではのコメントも付け加えました。
そんな米米CLUBの主題歌を聞いたやまさき監督は、「まだカラオケで発表するまでには至ってないですけど、ぜひ自分の持ち歌にしたいなって思います」と意欲を見せました。
フォトセッションを挟んで、桐谷さんが客席に向かってブーケトスをしましたが、見事キャッチした女性は既婚者で、お孫さんが2人いるというオチがつき、和やかムードのまま舞台挨拶は終了しました。
●作品情報
『あさひるばん』
監督:やまさき十三
出演:國村隼、板尾創路、山寺宏一、桐谷美玲、斉藤慶子、雛形あきこ、間寛平、温水洋一、松平健、西田敏行ほか
配給:松竹
公式サイト:http://asahiruban.jp/
11月29日(金)全国ロードショー
【板尾創路】