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2013年11月 9日 (土)

NOW ON SALE~今年旬になれるかも?~

11月1日(木)、東京・ルミネtheよしもとにて『NOW ON SALE~今年旬になれるかも?~』が開催されました。

こちらのイベントは、世間にはまだあまり知られていない実力を持つよしもと芸人たちの渾身のネタを、お客さまや業界関係者に観ていただこうというもの。今回もMCはFUJIWARAが務めました。

ほかの芸人さんのギャグをついついやってしまう藤本。「今日はピンクのベスト着てるんで、トゥース!」とオードリー・春日さんのギャグを早速やってしまいます。
「裏(の楽屋)を見たら、ハゲてるヤツがけっこういたよ? 何が若手なん? 毛根がなくなりつつあるのに」と笑う藤本を、「まだ売れてないヤツが、若手として来てるねん」とたしなめる原西。「それなら、俺らを売ってくれ!」と絶叫する藤本でした。

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まずは、芸歴5年目以下の芸人が登場しました。
トップバッターを務めたのは、『THE MANZAI2013』の認定漫才師に選ばれているトンファー。ツッコミ・山西の顔まわりに、元プロボクサーの小浜によるキレのいいパンチが何度も入り込みます。今年コンビ結成したばかりで、同じく認定漫才師に選ばれたゆにばーす。独特な雰囲気を持つはらから繰り出される唐突なボケに、川瀬が豊富なボキャブラリーでツッコみます。
ヴァージンは女子らしい視点が感じられるコントを披露。ニューヨークは「娘さんをください」と彼女の父親に挨拶に行くというオーソドックスな展開ながら、彼ららしいオリジナリティ溢れる切り口で、多くの笑いを生み出していました。
そして、このブロックを務めたのはパンサー。3人の個性を生かした漫才を披露しました。

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続いてのブロックでは、6年目以上10年目以下の芸人が出演しました。
言葉で遊びながらリズム感ある掛け合いを見せたのは、ゆったり感。大学生の立ち話のような緩さにプラスされたキリッとした面白さに定評のある囲碁将棋の漫才は、しゃべくりを信条とする彼らだからこそ為せるもの。コント「告白」を披露したガリバートンネルは、ターンテーブルを使った効果的な演出で爆笑をかっさらいます。
卓越した演技力が光るコントで耽美な世界観を演出したのはシソンヌ、体を張った男くさい芸風が持ち味のインポッシブルは勢いのあるショートネタで、独自の雰囲気を生み出します。この日も彼ららしいほんわかしたコントを見せたジューシーズ、ちゃらんぽらんなキャラクター像を確立しつつあるボケ・斉藤の一発ギャグが光ったのはトレンディエンジェルの漫才。ラストは、経験豊富なグランジが立体感のあるコントでしっかりと締めました。

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10年目以上の芸人が登場したブロックでは、8組がネタを披露。ツッコミ・広大によるもう中学生のモノマネから漫才を見せたこりゃめでてーな、イシバシハザマは設定をうまく利用したコントラストの光る不動産コントで笑いを誘います。
ボケ・すーなかの「テレビには出ないようにしてます」という潔い(?)言葉から漫才をスタートさせたのはロシアンモンキー、引きこもりの息子と父親が織りなす妙な駆け引きで笑いを生み出したアームストロング、藤本に「デブが倒れると本気で心配する」と言わしめた漫才を披露したセブンbyセブン、ベタな展開&かっちりとした演技力できっちり笑いを取った5GAP……中堅ならではの安定した笑いがキラリ。天津は木村のエロ詩吟に乗っかった漫才を、強烈なキャラクター設定と特異な世界観で不思議な空気を生み出したのはガリットチュウ。ネタ後、舞台に現れた藤本は「ガリットチュウだけは忘れて帰ってください!」と訴えていました。

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最後のブロックに登場したのは、誰も真似のできないコアな芸を持つ個性派芸人たち。
怖めの風貌ながらも飄々としたキャラクターが魅力的な鬼越トマホークは、この日も独自性豊かな視点で漫才を展開。ボケ・山崎のちょっと意地悪な女性的視点が、ツッコミ・山添の困惑を誘うという男女コンビの利点を活かした説得力のある漫才を得意とする相席スタート。まず個性的な風貌が目を引くピスタチオは、ゆるやかな上り坂を描きながらも題材がループしていく“留まる笑い”を、ちょっと気持ち悪い(もちろん誉めてます!)語り口で孤高のものへと昇華。新しい波を感じさせる気鋭の3組です。

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コア層をくすぐるネタを見せ続けているハンマミーヤは、モノマネを取り入れながらの彼ららしい世界観を表現。天津・木村は爆発的人気ドラマ『半沢直樹』で遠藤賢一さんが演じた“近藤”の顔真似をしながら、詩吟を。がっつりと旬のネタに乗っかった内容に、中堅らしい意地が感じられます。セブンbyセブン・玉城とこりゃめでてーな・広大は、ゲームのキャラクターに扮しての漫才を。コアすぎたのか、お客さんに若干の戸惑いの色が……。
最後はインポッシブル&ガリバートンネルのユニット『ホットセクシーズ』が登場! ヴィンテージ・ファッションをまとった蛭川&三須が音楽に合わせて踊ると、不思議な一体感が生まれました。

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同ブロックのネタ終了後、出て来たFUJIWARA。「みんな、どこに使ってもらおう思うてんねん!」とツッコむ藤本ですが、「あなた、袖で笑ってたじゃないですか」と原西に暴露されます。笑いながらも「そう。相席スタートのフレーズ面白かったわぁ。ピスタチオの口調も真似したい」とつぶやいていましたが、ピスタチオがまだ世に出ていない若手ということもあり自制が働いたようで、「プライベートで真似する。家に帰ったらする!」と自分に言い聞かせていました。


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