TPDリーダーとのコラボも! 東京での20周年記念ライブを控えた武内由紀子インタビュー
1993年、東京パフォーマンスドール(TPD)の姉妹ユニット“大阪パフォーマンスドール”(OPD)のリーダーとしてデビューし、1995年には今田耕司、東野幸治とのラップユニット“WEST END×YUKI”としてリリースした『SO.YA.NA』がスマッシュヒットした武内由紀子。OPD解散後は、舞台やテレビに出演、女優として活動してきた彼女が、今年1月で、芸能生活20周年を迎えました。
これを記念した『武内由紀子20周年記念LIVE~20/40~』が6月に大阪・ベロニカで行われ好評を得ましたが、待望の東京公演が12月1日(日)に四谷 Live inn MAGICで開催决定!
ゲストに元東京パフォーマンスドールのリーダー・木原さとみさんを迎えるとあり、俄然注目を集める今回のライブについて、OPD時代の思い出話などと合わせて、武内由紀子にたっぷりと訊きました。
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――デビュー20周年、おめでとうございます!
ありがとうございます! 来年1月で21周年になっちゃいますけどね(笑)。
――あ、そうでしたか(笑)。6月に大阪で行われた20周年記念ライブは、どんな様子でしたか?
私一人だけのライブというのは、ホントに初めてでして、大阪パフォーマンスドール(OPD)時代は、グループでやってたんで、リーダーとは言え、責任が分散されてたんですね。自分の肩に全部乗っかるのは初めてで、余裕がなかったです。でも予想以上に盛り上がったというか、盛り上げてもらいましたね(笑)。終わった後、みんなが「良かったよ」と言ってくれたので、それを信じることにしました。それに、(客として来ていた)小川菜摘さんが先陣を切って、掛け声をかけてくれたりとか、むっちゃくちゃ盛り上げてくれまして。ファンの人たちは大人しめだったんですけど、菜摘さんにつられて、「騒いでもいいんだ」みたいな雰囲気になって、そこから俄然盛り上がって、一体感がすごかったですよ!
――フィナーレでは、元OPDのメンバーをステージに上げて『満月の夜だから』を歌ったそうですね。
そうなんですよ。お客さんとして来ていたんですけど、私がステージに呼んで(笑)。リハーサルとか打ち合わせとかしてないんですけど、やはりメンバーなので、ピッタリと揃うものなんですね。
――その東京公演が12月1日に行われますが、もうリハは始まったんですか?
はい。大阪と同じく種浦マサオさんにバンマスをお願いして、同じメンバーで始めてます。前回はバンドさんと初対面で、探りながらじゃないですけど、私もバンドで歌うの初めてやしドギマギしてましたが、今回はスーっとリハーサルに入れました。
――やはり生バンドで歌うとなると、難しさ、楽しさなどは違うものなんですか?
そうですね。OPDの時は、ショー的な感じで歌ったり踊ったりしてて、バンドで歌うのは別物というか。バンドだとアナログな感じで、こっちのコンディションに合わせてくれるし、やっぱり楽しいですよ。一体感もありますし、安心感もあります。みんな若いんですけど、プロフェッショナルな方たちなんで、何にも心配せずに挑めますね。
――ライブの構成は、もう固まってるんですか?
セットリストは6月の大阪の時と、あまり変えない予定ですが、東京パフォーマンスドール(TPD)のリーダーだった木原さとみさんをお招きして、お祭りっぽくやろうかなと思ってます。
――ということは、武内さんが生まれた1973年からのアイドルソングを歌い、後半はOPDやソロ曲などを歌うわけですね。
はい。あと、大阪に続いてフラもやりますよ(笑)。フラは去年の4月から始めたんですが、人前で発表する機会が多いチームなので、見られると上達も早いですよね。
――フラを踊ってて、「あ、武内由紀子だ!」みたいに気づかれませんか?
たまに言われますね。「あれ? 見たことあるー!」「歌ってましたよね?」とか(笑)。
――やはり気づきますよね。話をセットリストに戻すと、思い入れがあるのは、やはり80年代のアイドルソングですか?
そうですね。松田聖子さん、小泉今日子さんが大好きですね。
――この半年で、キョンキョンがまた違った売れ方をしましたね。
本当は『潮騒のメモリー』歌いたいんやけど、ライブの構成と全く関係なくなっちゃうから(笑)。
――確かに(笑)。それからゲストの木原さとみさんとは、OPD時代から親交はあったんですか?
そんなにはなかったんですよね。TPDのライブの前座としてOPDで出してもらったりだとか、バックダンサーみたいな感じで出させてもらったりとかあったんですけど、プライベートな付き合いは一切なかったんです。
――では、現在のAKB48とNMB48のような関係ではなかったんですね。
その両グループは、ガッツリと一緒にやってますもんね。あそこまで交わることはなかったですね。
――そんな木原さんと仲良くなったきっかけは?
OPDの演出をしてもらってた中村龍史さんが、“CHANCE”、“CHANDOL”という大人のアイドルグループを作って定期的にライブをしてるんですけど、2年くらい前にそれを見に行ったんですね。そしたら木原さんとか元TPDのメンバーも来てはってて、そこで再会して、「飲みに行こうか」みたいな話になって、すごい意気投合したんです。そこから一気に仲良くなりましたね。
――とても近い青春時代を送った2人だからこそ、再会後、仲良くなったんでしょうか。
同じ時代に同じ演出家の方に見てもらって、同じレコード会社で、同じパフォーマンスドールグループ、そしてリーダー同士というのはありますね……でも、同じ“のんべえ”というのが一番の理由かな(笑)。
――そうでしたか(笑)。
今度のライブでは一緒に歌います。すごいことになるんとちゃいますかね。私の大好きなTPDの曲を歌わせてもらうんで、TPDファンの方も楽しめると思いますよ。
――レアなコラボになりそうですね。また、大阪公演のように元OPDのメンバーがステージに上がることは?
誰かしらは来てくれると思うので、サプライズ的なことは起きるんじゃないかなあ、と。
――大阪では、次長課長の河本さんからビデオメッセージが届いたようですが、河本さんが出演されることは?
それはないと思いますよ(笑)。嫁(元OPDの重元直美さん)は、来てくれるかも知れないですけど。
――なるほど、そうしたサプライズ、“and more”は当日までのお楽しみということで。ちなみに、現在AKBやNMBのような女性グループがたくさん世に出てますけど、元OPDの武内さんとしてはどのように見てますか?
私から見てですか!? そうですね、私は基本、アイドル好きなんですよ。AKBもNMBも主要メンバーしかわからないですけど、一応チェックして、かわいいなと思ってます。カラオケにはあんまり行かないので歌うことはないですが、歌番組を見たりして一緒に歌ってます。振り付きで(笑)。
――NMBメンバーとは、接点があるんじゃないですか?
映画のイベント(『NMB48 げいにん!THE MOVIE お笑い青春ガールズ!』の先行上映会)の司会をしたくらいで、ガッツリとはないですね。
――でも彼女たちにとって、武内さんは“ねえさん”的な存在ですよね。
OPDを知らないでしょ、ほとんど生まれてないですもん(笑)。あ、でもNMBメンバーに「(武内がレギュラー出演している)『大阪ほんわかテレビ』見てます」と告白されて、「大阪の子やなぁ」って思ったことはありましたね(笑)。
――そういえば最近、東京パフォーマンスドールが新メンバーで復活しましたよね。
そうそう、見に行きましたよ。当時のTPDの歌も歌っていたので、いろんな想いが込み上げてきて、泣きそうになりましたね。
――続いて大阪パフォーマンスドールも復活するかもしれませんね。
いつでもコメントは用意してますよ(笑)。
――では最後に、「よしもとニュースセンター」読者へのメッセージをお願いします。
はい。ホンマにお祭り騒ぎしたいなと思ってます。観に来てもらった方には、とにかく楽しい気分、懐かしい気分に浸って帰っていただきたいですね。あと、木原さんとのコラボは、今後あるかどうかわからないので、絶対観に来てください!
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「武内由紀子20周年記念LIVE~20/40~」
2013年12月1日(日)
出演:武内由紀子
ゲスト:木原さとみ...and more
時間:1部:OPEN 13:30 / START 14:00
2部:OPEN 17:30 / START 18:00
料金:前売5,000円 / 当日5,500円(1D込み)
Pコード:215-142 チケットぴあ:0570-550-100
会場:四谷 Live inn MAGIC(東京都新宿区市谷本村町3-19 千代田ビルB-1)
JR四ッ谷駅、市ヶ谷駅から共に徒歩5分
http://liveinn-magic.com/
【武内由紀子】