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2013年11月28日 (木)

1年10カ月におよぶ六代 桂文枝襲名披露公演の締めくくり!『大千穐楽』は大阪・フェスティバルホールで

昨年7月16日のなんばグランド花月を皮切りに来年3月まで、全都道府県、さらにはフランス、ベトナム、タイなどの海外も含む全111公演を開催(予定含む)してきた『三枝改メ「六代 桂文枝」襲名披露公演』。そしてこのたび、来たる2014年3月8日(土)、大阪・フェスティバルホールにて、112公演目となる「大千穐楽(おおせんしゅうらく)」を開催することになりました。1年8カ月におよぶ襲名披露公演の締めくくりともいえる一大イベントについて自ら説明すべく、11月28日(木)、桂文枝が記者会見を開きました。

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既に99公演を終えた文枝は、ここまでを振り返り「始まった時は結構疲れておりまして、『生きて千秋楽を迎えられるのかな』という思いがありました」と、まずひと言。「本当に各界のいろんな方にお世話になり、今、やっとゴールが見えてきたなという思いです」と、しみじみ語りました。昨年、リニューアルオープンしたばかりの歴史あるフェスティバルホールという会場については、「私にとって大変、思い出深いホール。学生時代にも舞台を踏ませていただきましたし、地下にあったSABホールで『新婚さんいらっしゃい!』を収録していたこともあって、本当によく出入りしていました。リニューアル後のオープニングでも挨拶させていただいたんですが、あの大きさと素晴らしい会場の雰囲気に圧倒されながら『ぜひここで落語をやりたい』と思ったんです」。新生フェスティバルホールには、クラシックコンサートなどで“見る側”としては何度も足を運んでいるそうですが、出演するのはもちろん初めて。「とにかく大きいので、どういうふうに高座を作るか、これからまたスタッフの皆さんと考えていきたい。何か皆さんに『やりよるな』と思ってもらえるようなことをやりたいと思います」と力を込めました。

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出演者も実に豪華で、襲名披露口上には東西の落語家約20人が集結する予定です。「お忙しい方ばかりですが、とりあえずお声だけでも、とかけさせていただいたら、スケジュールをやりくりしてくださり、こんな豪華な出演者の皆さんに恵まれることとなりました。私自身、これはすごい口上になりそうやな、落語界始まって以来のものになるのではないかと思っています」と、文枝。また、「三枝=さんし」という名前の縁で何度もイベントで共演したという、作曲家の三枝成彰さんの出演も決定。「私は三枝から文枝になったんですが、三枝さんはまだ“さんし”のままで」と笑わせつつ、「三枝(さんし)という名前にもやはり愛着がありますので、三枝先生に並んでいただいて、何か楽しいことができれば」と、今から楽しみにしている様子です。

さらに、「先ほども言いましたように(公演がスタートした当時は)本当に疲れていて、騙し騙しやってきた気がするんですが、ついこの間から非常に元気になってきました。今回の襲名の間に、ある番組で生後11カ月で別れた父の遺骨に出会えたということもあって、たぶんこれは父が『最後まで頑張れ』と後押ししてくれているんだなあと思います」とも。最後は「もちろん文枝としては、これからまだまだやらなければならないわけですが、襲名としては最後の最後となる舞台を、元気に楽しくやるところを大阪の皆さんに見ていただきたい」と、笑顔で締めくくりました。

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その後の質疑応答では、当日、披露する演目について聞かれ、「本来、襲名公演では一席だけなんですけど、最後の最後なので二席やりたい」と構想を明かした文枝。「一席は、今までやった中で自分が納得のいく、皆さんに喜んでもらえる落語を。そして二席目はネタ下ろしをやりたいと思っています。最初の襲名披露公演と、襲名一周年の時にも新ネタを下ろしましたが、今回も新しいものを。チャレンジするという精神を最後まで忘れずにやりたいと思います」と、本公演にかける熱意をみなぎらせます。

襲名後も、折に触れ「まだまだ文枝になりきれていない」と話してきた文枝ですが、「現在の心境は?」との問いには、「襲名の期間中、わりと長めで自分の年齢に合った、また少し深みのあるネタを選んでやってきて、一周年を迎えたあたりから『ようやく文枝になれたなあ』と。ただ、道を歩いていて声をかけられる時は、今でも三枝という名前が多い。文枝になりかけてんのに、すぐに三枝に引き戻されるという毎日です」と苦笑い。「この頃は、もうどっちゃでもええわ、と(笑)」との言葉には、会場からドッと笑いが起こっていました。

「まさにギネス級」という豪華な口上、「画期的なものに」と意気込む新ネタ、そして音楽との競演…フィナーレを飾るにふさわしい、見どころたっぷりな『大千穐楽』に、どうぞご期待ください。

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三枝改メ 六代 桂文枝 襲名披露公演 大千穐楽(おおせんしゅうらく)

日時:2014年3月8日(土) 開場17:00 開演18:00

会場:フェスティバルホール

出演:桂文枝 / 桂歌丸 鈴々舎馬風 林家木久扇 三遊亭好楽 三遊亭小遊三 三遊亭円楽 林家正蔵 柳亭市馬 春風亭昇太 立川志の輔 立川志らく 林家たい平 林家三平 笑福亭松之助 桂ざこば 林家染丸 桂きん枝 桂文珍 / 三枝成彰 

※ 11月28日(木)現在の出演者です

料金:1階BOX席15000円、1階席10000円、2階席8000円、3階席6000円

※未就学児入場不可

チケット先行発売12月7日(土)〜 一般発売2014年1月4日(土)10:00〜

チケットよしもと/ぴあ Pコード 433−731

お問い合わせ:チケットよしもと☎0570−550−100(要Pコード、自動応答・24時間受付)

公式 HP:http://www.yoshimoto.co.jp/bunshi/


【桂文枝】


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