よしもとニュースセンター

12月２日（火）、東京・ヨシモト∞ホールにて『オシャレ芸人グランプリpresents『よしもとオシャレ芸人ランキング2013」大発表会・記者会見』が開催されました。

今年で第４回目となる『よしもとオシャレ芸人ランキング』が、MOOK本『よしもとオシャレ芸人グランプリ』にて発表されました。同ランキングは、昨年まで月刊誌『マンスリーよしもとPLUS』にて行なっていた人気企画。よしもとの各劇場やウェブなどの投票によって、今年も総投票数約１万票の中からよしもと芸人の中で“オシャレ”“ダサイ”と思う芸人が決定しました。

まずは、「イタリアンスーツが似合いそうな芸人」部門で１位に輝いたハイキングウォーキング・鈴木Q太郎が登場。見事な着こなしに、MCのタケトも「カッコいいですね〜！」と感嘆の声をあげます。

「何がすごいって、ピース・綾部、チュートリアル・徳井さんら、数々の男前を抑えての１位ってところですよね」と持ち上げつつ、「選ばれたのは顔面でしょうね。アゴが割れてるっていう」と指摘するタケトに、Q太郎も「アントニオ・バンデラスとよく言われます（笑）」と返答。「たしかに（選ばれたのは）ケツアゴっていう理由もあるんですけど、いちばんデカイのは痩せたこと」と力説すると、「たしかに！　すごくいい体してるもんね〜」とタケトから同意されていました。

「お祝いを伝えたい方が来てます」と呼び込まれたのは、相方・松田洋昌。男前且つビシッと着こなしたスーツ姿に、「もっとカッコいいのが出て来た！　こっちが１位でしょ」とタケト。渋い表情を浮かべたままの松田は「一言言いたい。ブスでも痩せれば１位になれる。いいか、お前は未だにブスだぞ！」と、なぜか半沢直樹の顔マネをしながら相方へ罵声を浴びせました。

松田がプレゼントしたのは、コーラ。「松田さんからいただいたコーラを一気に飲んで、ゲップしないで俺より下位の芸人さんの名前を10位から言います！」と宣言するQ太郎。10位から読み上げるのですが、あともう２人で自分の名前……というところで、ゲップ。ハイキングウォーキングのブレーンである松田に「もうちょっと（ゲップ出すのは）早くてよかったんじゃない？」と冷静にダメ出しされていました。

さて、いよいよオシャレ芸人グランプリの発表です！

オシャレ女芸人２位は、スパイク・小川暖奈。ハイキングウォーキングの２人から「かわいい〜！」「オシャレ〜！」と声をかけられます。
「不思議な柄を合わせてみた」というのが、この日のコーディネイトテーマだと語る小川。「中国の陶器みたいな柄の洋服に、寄生虫のブローチを合わせました」と語ると、「オシャレ、わかんないわ〜」と首を傾げる松田。古着が大好きだという彼女は、「とにかく歩いてお気に入りを探すことが大事です！」と力説していました。

オシャレ女芸人１位に輝いたのは、渡辺直美！
登場した途端、会場から笑い声が。自身も何度も吹き出しそうになりながらも、怪しい目線を報道陣に送り続けます。そんな直美を見ながら、「出て来てウケたの、おかしいだろ！」と松田。「コシノジュンコさんが出て来たのかなと思った」というタケトの言葉に、会場がドッと湧きました。
「ようやく１位になれました。嬉しいです」と笑顔で語った直美。難しいと思われがちなぽっちゃりファッションについては、「恥ずかしがらずに着ることがポイント。体型を隠すためにぶかぶかな洋服を着ると、もっと大きく見えちゃうんですよね。自分が着たいと思った服を、 ちょっとピチッと着るほうがいいんです」と語っていました。

さらに「ネイルが似合う女芸人」１位にも選ばれた直美。ヒューマンアカデミー・小林友美先生によるネイルアートを披露しながら「うれしい！」と満面の笑み。「キラキラな部分が、私らしい」と絶賛するも、タケトには「キラキラしてるから、余計にコシノジュンコ感がハンパない！」とツッコまれていました。

続いて、オシャレ芸人２位の発表。選ばれたのは、サカイスト・デンペー。
最近お気に入りだというジャケットを颯爽となびかせながら登場した姿に、ハイキングウォーキングは大ウケ。「15年前のカールスモーキー石井さんですね」という松田のコメントに、会場爆笑となります。

加えて、タケトが「直美がジェームス小野田さんで、小川ちゃんがパフォーマーみたい。米米クラブじゃん！」と言われた３人がポーズを決めると、またもや大きな笑いが起こりました。

昨年に続いての２位にも関わらず、浮かない表情を浮かべているデンペー。「悔しい。１位を獲ってほしいというお客さんの期待に応えられなかった！　１年に１回の僕の賞レース。ここに懸けてるんですよ！」と熱弁。「洋服が僕に飛び込んでくる」という不思議な発言には、タケトから「登山家みたい！　そこに山があるから、みたいな」と指摘されていました。

栄えあるオシャレ芸人１位に輝いたのは、ピース・又吉直樹!!!　2011年から３年連続１位で、殿堂入りとなります。

まさかの着物姿に「なぜ彼は金田一なんでしょう！」（松田）「ウソだよ！」（Q太郎）と驚かれると、「松田さん、まさか４回目にして仮装大会みたいですよ！」と笑いながらコメント。「まさか着物とはね。ファッションが１周してる感じがするけど、１周まわってもここには普通、戻って来ないと思うけど」とタケトに言われると、「着物を着て出かけると、身が引き締まるんです」と返答します。
「これは今年買ったもの。春頃にお休みをいただいたときに、この格好で浜松までうなぎを食べに行きました」と語ると、すぐさま松田から「昭和初期の文豪じゃん！」とのツッコミが。ただ、到着が昼食と夕食の間の時間だったこともあり、お店は開いておらず、「結局、東京に戻ってから、うなぎを食べました」と淋しそうに語っていました。

昨年殿堂入りしたNON STYLE・井上に代わって、ダサイ芸人ランキング１位に選ばれたジャングルポケット・斉藤慎二は、踊りながら登場します。

２位に約５倍の差をつけて、ぶっちぎりで１位を獲得した斉藤。『ロンドンハーツ』で私服を披露後、洋服を買いに行ったお店でＮＧを出されたという哀しいエピソードを披露します。
が、本人はポジティブ。「サツマ色とサツマ色のサンドイッチですよ！　いいでしょ」とお気に入りのエンジ色（注：斉藤はなぜかエンジ色のことを“サツマ色”と表現します）コーデを自信満々にアピールするも、ネルシャツだと思っていたシャツが実はフード付きのパーカーだったことが明らかになった途端、会場中がざわめき始めます。インナーの『パワー☆プリン』Tシャツに「終わった番組のやつ、着るなよ！」とツッコまれただけではなく、「靴下とズボンの色が同じ！」という小川の指摘によって、さらにどよめく客席。も、「ファッションはダサイとかダサくないとかじゃない。こういうランキングに入ってない芸人こそ、個性がないんです！　ランキングに入っているってことは注目されてるってことですから」と、あくまで前向きな斉藤でした。

囲み取材でも、２位への悔しさを露にしたデンペー。すでに来年を見据えているようで、「又吉さんの票がどこへ流れるのか。ほかへ流れたら、１位にはなれない。負けたくない」と１位への意欲を露にし、レポーターから「本当に芸人さんですか？」とツッコまれてしまいます。

すかさず、「この大会をオリンピックと同じくらいに考えている、唯一の芸人ですから！」とフォローする又吉。「綾部さんより上位なんですね」と声をかけられると、「綾部に勝てることって、なかなかないですからね。いちばんオシャレなのは綾部。あいつは誰よりも真剣にお店へ通ってるし、雑誌もほとんど読んでますし、すごいんですよ。同じ靴を20足くらい買ったりしますし、そこまでこだわるのはオシャレな証拠」と褒めちぎるも、周囲の芸人からは「そういって、バカにしてんだろ！」とツッコまれていました。

１人だけ“ダサイ”というマイナスイメージでの１位となった斉藤ですが、「こういう舞台に立てていること自体、プラス。こんなにたくさんのマイクを向けられる機会って、普通に生きていたらないことですからね」と相変わらずポジティブ。「洋服の一つひとつは悪くないんですよ。だから、サイズ感とか組み合わせの問題なんでしょうね」と同期の直美に指摘されるも、「人に言われて（服装を変えるなんて）嫌です。異性にもモテてますから！　常に誰かに観られていると感じます」と自信満々。が、松田に「観られるのはダサイからだよ！」と容赦ないツッコミをウケると、「でも、普通の格好をして人に見られないのとこのままで人に見られるの、どっちがいいんですか！」と詰め寄り、直美に「超めんどくさいんだけど！」と呆れられていました。

会見終了後、私服に着替えたデンペー。色違いのシューズを片方ずつ組み合わせるなど、相変わらずオシャレが炸裂しています。

直美に負けず、ネイルもオシャレ!?　自身の生年月日と年齢を刻むというセンスに、スタッフ一同、騒然としました。

●ムック情報
よしもとオシャレ芸人グランプリ
価格：880円（税込）
発行：ヨシモトブックス
発売：株式会社ワニブックス

よしもとネットショップplus
http://item.rakuten.co.jp/yoshimoto-shop/monthlyoshare/


【又吉直樹】【ピース】【デンペー】【サカイスト】【渡辺直美】【小川暖奈】【スパイク】【ハイキングウォーキング】【斉藤慎二】【ジャングルポケット】【タケト】