桂文枝、白鵬関や三谷幸喜さんとともに「ゆうもあ大賞」を受賞!
12月12日(木)、都内のホテルで『平成25年度(第42回)ゆうもあ大賞』の表彰式が行われ、大賞に選ばれた桂文枝、白鵬翔さん、三谷幸喜さんの3名が出席しました。
「ゆうもあ大賞」は、その年に「ユーモアで貢献し、世の中に明るい話題を提供してくれた方」に贈呈される賞です。主催の「ゆうもあくらぶ」は、昭和29年に設立。当時の賛同人には徳川夢声、春風亭柳橋、田河水泡、榎本健一、古賀政男ら47人が名を連ねたという歴史と由緒ある会。会長は昨年まで安倍晋三氏が務めたものの、総理大臣に就任したため退任。今年、山東昭子参議院議員が新会長に就任しました。その山東会長が、桂文枝に表彰状と記念のトロフィーを授与しました。
表彰内容は以下の通りです。
「桂文枝殿 あなたは桂三枝として長年創作落語やテレビ司会などで活躍され、特に40年以上司会を務めている『新婚さんいらっしゃい』では毎回椅子ごとコケル動作は怪我もなく1万回を超えるギネスものです 昨年7月に六代 桂文枝を襲名されました 花の都パリで落語を熱演し喝采を浴びました 日本語がわからないパリジャン・パリジェンヌを笑わせるユーモア精神は驚きでした これからも続くお・も・て・な・しにゆうもあ大賞を贈ります」。
そして、大村崑理事長からは記念品である「金の耳かき」(&副賞オロナミンCも!)が授与されたのでした。桂文枝に続いては、「最近始めたブログも好評」「とても強い一方で優しい」との理由で第69代横綱の白鵬翔さん、「あなた自身が喜劇」「ユーモアやウィットに富んだ演出による人間賛歌が多くの人を楽しませている」との理由で脚本家の三谷幸喜さんが登場。それぞれ賞状、トロフィー、記念品を手渡されました。
受賞者挨拶で、文枝は「歴史ある賞をいただいて大変光栄です。実は最初聞いたときは自分ひとりの受賞かと思っていたのですが(笑)、来たらこの3人の受賞という…この顔合わせが一番のユーモアじゃないかなと。昨年7月に六代 文枝を襲名し、先日はフランスやタイ、ベトナムにも足を伸ばすなどし、披露興行をさせていただいています。来年には『大千秋楽』と題してイベントを行いますので、みなさま今後とも六代 文枝をよろしくお願いいたします」。白鵬さん、三谷さんへとつなげます。
と、すると白鵬さんも三谷さんも第一声がまさかの「いらっしゃーい!」。文枝も反射的に応じるものの「椅子がコケにくいし、床が痛い!」。受賞者のコンビネーションに、来場者は大喜びです。
なお、白鵬関は「今年は勝負と思っていたのですが、内容のいい相撲がとれ、満足のいく年になりました。そして私も数々の賞をこれまでいただきましたが、このような素晴らしいのは初めて。来年も精進してまいりますので応援よろしくお願いします」と挨拶(※授賞式後、文枝は白鵬関に「せっかく受賞したんだから面白い技とか使ったら? バックドロップとか?」と声を)。また、三谷幸喜さんは「師匠、横綱おめでとうございます。僕、おめでとう。どこかで言ったような気がしますがあえて言わせていただきます。僕はこの賞をもらうのが一番うれしいです! ユーモアという言葉は英語のヒューマンからきてるといいます。だからこそ、人間のおかしみがユーモアなのです。お味噌汁に入っているわかめで一度も笑ったことがないのは、わかめが人間に似ていないから。僕はこれからも人間のおかしみを追及していきたいと思います」と挨拶しました(※授賞式後、三谷さんは文枝に「僕も最初、ぼくひとりの受賞だと思ってました」と声を)(※応じて文枝、三谷さんに「襲名披露は大変だったけど、いろいろありすぎるくらいあって楽しかった。あとはもう三谷さんにそれを映画にしていただければ」と声を)。
授賞式の最後は、理事のひとりデヴィスカルノ夫人の音頭で乾杯。そして毒蝮三太夫さんや五輪おじさんこと山田直稔さん、山村紅葉さんら理事と一緒に記念撮影。一年を締めくくるにふさわしい、華やかで楽しい授賞式となりました。
【桂文枝】