プレビュー公演初日を迎えた『アメリカン・バラエティ・バン!』本番前にヒントン・バトル&HIDEBOHが会見
トニー賞3度受賞の伝説的ブロードウェイ・スター、ヒントン・バトルさんが主演・演出・振付を担当し、本場ニューヨークから選りすぐりのキャストが集結。さらに日本が世界に誇るタップダンサー・HIDEBOHも参戦するプレミアムショー『ヒントン・バトルのアメリカン・バラエティ・バン!』が、12月12日(木)、なんばグランド花月にてプレビュー初日を迎えました。2日後に迫った公演初日を前に、初のお披露目となったこの日。本番前にはヒントンさんとHIDEBOHが囲み会見を行い、現在の心境などを語りました。
「26年ぶりに大阪に帰ってこられた。今回は、出演だけでなく振付も演出もやれるので、本当に楽しみ」と、開幕が待ちきれない様子のヒントンさん。HIDEBOHは「(前回、ヒントンさんがなんばグランド花月で公演した)26年前はヒントン・バトルさんに憧れて、ミュージカルを見ていた側だった。今、こうして日本に来ていただき、しかも僕が吉本興業に所属していてこのショーに出演できるというご縁をいただけた。本当に感慨深く光栄です」とコメントし、大スターとの共演に気合を入れ直します。
また、HIDEBOHの先輩にあたる、ふたりの“ダンサー”からメッセージも届きました。
パパイヤ鈴木さん(タレント・振付師)
今から27年前、僕は六本木のショーパブで踊っていた。
当時僕はタップダンサー。
当時の相棒はHIDEBOHだった。
彼はいつもタップダンスの話をしていた。
二人でタップに関するビデオを観まくったのを覚えている。
『ソフィスティケイテッド・レディス』は、僕たちのバイブルだった。
そんなヒントンと同じ舞台にたてるなんて、こんなに羨ましいことはない。
HIDEBOHのお父さんも喜んでいるだろう。
かつての相棒は世界に旅立ってゆく。
僕はそれを後ろから応援してゆきたい。
SAMさん(ダンスクリエーター/ダンサー)
AMERICAN VARIETY BANG!再演おめでとうございます。
振付、演出をすべてHINTON BATTLEが手がけるという豪華さと、
彼が引き連れるAmerican Dancer達、それに日本からはHIDEBOH、
という何かを期待せざるを得ないキャスティングに今から、心が踊ります!
26年の時を超えて現代に蘇るこの伝説のショー。
絶対にお見逃しなく!
これを聞いたHIDEBOHは「おふたりとも僕にとっては先輩なんですが、時間を経て、分野は違いつつ同じように活躍している。こんな言葉をいただいて、うれしい気持ちでいっぱいです」と喜びを噛みしめます。ヒントンさんからも「HIDEBOHは本当に素晴らしいタップダンサーで、僕の方がついていけないぐらい」と最高の賛辞が。さらに「日本のダンサーはとても素晴らしく、アメリカのダンサーよりすごい人が何人もいる。彼らが持ってきてくれる新しい文化は、国を越えた掛け橋になっていますね」とも話しました。
見どころについて聞かれたヒントンさんは、「1曲だけに絞るのは難しい」とニッコリ。「デューク・エリントンなどジャズの名曲からマイケル・ジャクソン、レディー・ガガまで、たくさんのすばらしい曲があり、それを素晴らしいダンスで表現しているから。ただひとつ、とってもアメリカンなショーになっているということは確実です」とアピールした後で、「とにかく皆さんの目で見て確かめて」と茶目っ気たっぷりに呼びかけていました。
この後のプレビュー公演には、たくさんの人が詰めかけ、会場は熱気いっぱいに。「ハリウッド万歳!」と題したオープニングでは、『今夜はビート・イット』(マイケル・ジャクソン)や『パパラッチ』(レディー・ガガ)といったおなじみの曲もふんだんに取り入れたショーでいきなり度肝を抜きます。ヒントンさんからの挨拶を挟み、お次はブロードウェイ・ミュージカルのヒットメドレー! 『オペラ座の怪人』『ライオン・キング』『ミス・サイゴン』『ドリームガールズ』『コーラス・ライン』…迫力の歌とダンスをこれでもかと連発する圧巻のステージに、何度も大きな歓声と拍手が起こっていました。さらに、マンハッタンのバーをイメージしたセットでは、ヒントンさんとHIDEBOHのタップ競演も! シンガー、ダンサーたちが入り乱れて、夜の艶やかな雰囲気たっぷりの情景を演じて魅せるひとときに、観客もすっかり気分はニューヨーカー…!?
後半も、客席を巻き込んでの爆笑マジックや迫力の群舞、HIDEBOHのソロパートなど見どころ満載。「ヒントン・ジャズ・ライヴ」では、『テイク・ファイブ』や『ソフィスティケイテッド・レディス』などなどジャズの名曲を、バンドとともにたっぷりと聴かせてくれます。そしてルイジアナのカーニバル「マーディグラ」をイメージしたお祭り騒ぎのエンディングへ! カーテンコール代わりに、この時期だけのプレゼントとなるクリスマスソングも披露され、最後の最後までお楽しみがギュッと詰まったショーは、大歓声に包まれ幕を閉じました。
終演後、再びステージに現れたヒントンさんとHIDEBOHは、「何度でも足を運んで」と呼びかけつつ、「大阪サイコー!」と声を揃えてお見送り。ブロードウェイでも見られない、まさに“ココだけ”の特別なステージに、誰もが魅了された一夜となりました。
いよいよ12月14日(土)に開幕する『ヒントン・バトルのアメリカン・バラエティ・バン!』。皆さんも、ぜひ“ライブ”で、何度でも体験してください!
●公演情報
HINTON BATTLE’S AMERICAN VARIETY BANG!
ヒントン・バトルのアメリカン・バラエティ・バン!
<公演日程> 2013年12月14日(土)〜2014年2月14日(金)
※プレビュー公演 2013年12月12日(木)・13日(金)
<振付・演出・出演>ヒントン・バトル
<共演>HIDEBOH
<脚本>ラリー・ビルマン
<エグゼクティヴ・プロデューサー>高平哲郎
<会場>なんばグランド花月
<チケット料金> S席(1階席・2階席前方)8000円、A席(S席以外)6000円
<お問い合わせ> キョードーインフォメーション ☎06-7732-8888(10:00〜19:00)