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2013年12月25日 (水)

ルミネ単独を経て、二人芝居へ挑むクレオパトラにインタビュー

今年10月、第八回単独公演『メルヘンパラソル夕日論』をルミネtheよしもとにて行ったクレオパトラ。称賛の声を浴び、動員的にも成功を収めた彼らが、新たに2つの試みを行います。
ひとつは、12月29日(日)に開催する『クレオパトラの後輩と仲良くなるライブ。』(渋谷シアターD)で、もうひとつは1月12日(日)に開催するクレオパトラ二人芝居『善ト悪』『悪ト善』(しもきた空間リバティ)。
新たなスタートラインに立とうとしているクレオパトラへ、意気込みや現状、そして桑原のあのギャグ(?)について、じっくり語ってもらいました。

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(左:桑原尚希/右:長谷川優貴)

――ルミネtheよしもとでの単独公演『メルヘンパラソル夕日論』は、素晴らしい世界観でした。

長谷川 ありがとうございます。
桑原 世界観で売ってるんで、うれしいですね(笑)。

――そこから、改めて“二人芝居”と銘打った『善ト悪』、『悪ト善』を行うわけですが、会場をルミネtheよしもとよりもキャパ数がグッと少ないしもきた空間リバティへと移した理由なども含めて、その真意をお聞かせください。

長谷川 はい。ひとつ前の単独公演(『謎』『答』)も、ひとつの殺人事件について証言を聞いてくコントを何個もつなげて、最後に全容がわかるみたいなのを2人で何役もやってたんですよ。それを神保町花月で、役を振り分けて芝居にしてたりして、こういう形式で2人きりでやる人っていないから、いいんじゃないかなっていうのがひとつです。あと、下北沢でお芝居をしたかったんですね。劇団として下北沢に出るとなると、僕らまだ全然力がないのに、ちゃんと芝居をやってる人からしたら「なんだよ」って思われそうだけど、お笑い芸人がコンビ2人で芝居をやれば、興味を持ってくれるかなと思いまして。
桑原 お笑いファンだけでなく、演劇ファンにも来ていただきたく、下北沢にこだわって小屋を探しました。僕ら全然そういうことを知らなくて、芝居の劇場って、半年先くらいまで決まってるんですね。空間リバティさんは、お笑いのライブもやるから、ポツンと空いてたんです。僕ら、シアターDから単独公演を始めて、ルミネtheよしもとまで行けたんですけど、お客さんからしたら、また目標があったら楽しいかなっていうのがありますね。また小さいところから始めて、(下北沢の)本多劇場とかを目指すのはどうかなって。リスタートみたいな感じで。
長谷川 “二人芝居”なので、芝居っぽく見せて、また単独公演とは違った名前でチャレンジしてみようかなと。何役も2人でやって、話がつながっていくという構成は前回の『メルヘンパラソル夕日論』と変わりませんが、よりひとつの話という感が強くなるかと思います。

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――『善ト悪』、『悪ト善』の両方を観て、全容がわかる構成は心惹かれますよね。フライヤーにそのヒントは隠されてるんですか?

桑原 このチェスを見てください。白と黒で分かれてるはずなんですけど、お互いのキングだけ相手の色……と、ここから察していただけたら。
長谷川 たまたま思いついただけだろ(笑)。2人ともチェス知らないから、「どうやって並べんだ?」って、ネットで調べて並べました。
桑原 柱時計の時間も……。

――2時2分くらいですね。でも長谷川さんが首から下げてる懐中時計は、別の時間を指しているようですが。

桑原 あー! それ以上は!!
長谷川 ウソを言うな!(笑) 単純に、ドクロを持っている方が悪で、本を読んでる方が善っていうことだと思いますよ。善と悪というありがちなテーマで、どうやるのかですね。二人芝居の1回目なのでわかりやすいテーマにしました。

――1時間半の芝居を1日2本やるとなると、話を作る側も演じる側も、わざわざ効率の悪い道を選んでるように想像してしまうんですが。

長谷川 まったく別の話でもないんですけどね。だけど、2人ともドMで貧乏性なのかも(笑)。これじゃ見応えないなとか感じて、自分で自分を追い詰めるのが好きなのかもしれないですね。
桑原 アンケートに「期待以上でした」っていう声が多いので、ハードルが毎回上がってって、次は何やりゃいいんだっていうところで、どんどん追い詰めていく部分もありますね。

――ちなみに『メルヘンパラソル夕日論』では、来場者に「ライブレポート禁止」のかん口令を出していましたね。

長谷川 今回は、全然やってもらって構わないですよ。前回は、マジック(マジシャンの大地さんによるマジックが物語の鍵を握っていた)のこともあったんでね。
桑原 それに「詳細なライブレポがあがるから、それでいいか」っていう人が少なからずいるんで、それならルミネに観に来てねってこともありましたね。ルミネで初めて僕らを観て、「ここからクレオパトラを見続けたい」という方にも、二人芝居は観て欲しいです。みなさんを本多劇場に連れて行きますので。
長谷川 前回は大掛かりなセットとか用意してもらいましたけど、今回は予算もないので、ストーリーと僕らの演技にかかってます。
桑原 ごまかしがきかないね。

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――二人芝居の前に、12月29日(日)に渋谷シアターDで『クレオパトラの後輩と仲良くなるライブ。』が行われますが、これはどんなライブなんですか?

長谷川 僕ら、ヨシモト∞ホールの定期ライブに出てないので、若いお客さんは僕らのことを知らなくなってきてるんです。
桑原 ちょくちょく実感しますよ。
長谷川 なので、このライブによって、∞ホールのお客さんが僕らを知ってくれて、僕らのお客さんは若い芸人を知ってくれたらいいなと思ってます。やさしいズ、サンシャイン、フレミングの3組を迎えて、それぞれと僕らがユニットコントをしたり、TEAM BANANAをMCに企画コーナーをしたりする予定です。

――TEAM BANANAは、劇団ムゲンダイのメンバーでもありますが、他の3組との面識は?

長谷川 ないですし、まだツイッター上でのやりとりしかしてません(笑)。この3組に決めたのは、コンビ名を聞いたことがあったり、お客さんが「このコンビ、合いそう」っていうお薦めしてもらったりですね。

――会ったこともない後輩と、どうやってユニットコントを作るんですか?

長谷川 僕ら、ニコニコ生放送もやってるんで、そこで視聴者から情報をもらったり。
桑原 この人はこういうのが特技で、前職はこうでしたよとか。ニコ生でウソの情報を教えられてたら終わりですけどね(笑)。
長谷川 今回うまくいったら、ちょびちょびとやっていきたいライブなので、今後は僕が∞ホールに行って、「あの子と喋りたいな」っていう芸人を見つけて、ゲストに呼ぼうかなと思ってます(笑)。
桑原 あえてそこで喋らず、ネタだけ見て帰るっていうね(笑)。

――お二人よりも、後輩芸人の方が緊張しますよね。

桑原 確かにそうですよね。面識のない先輩とユニットコントをするわけですから。僕らだって10年くらい先輩と一緒に何かやることって、そんなないですからね。

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――2つのライブとも、期待が高まりました。せっかくの機会なので、桑原さんの「おつカマキリ!」誕生秘話をお聞きしたいんですけど、よろしいですか?

桑原 ホントによく聞かれるんですけど、追い詰められて出ただけなんですよ(笑)。∞ホールで「20秒チャレンジ」っていうコーナーがあって、どんどん出番が迫ってくるのに、何も思いつかなくて。やばいやばい……というところで、自分の番になって出たのが、「おつカマキリ!」でした。「周りの社員にあまり好かれてない課長が、みんなと仲良くするために考えたギャグやります」っていう最大限の保険をかけて(笑)。それが結構ウケたんですよ!
長谷川 そこそこね。
桑原 それまでギャグとかで1回もウケたことないのにですよ!
長谷川 カマキリのポーズが、たまたま手足の長さもあって、ハマったんでしょうね。どこ行っても、最初はみなさん食いつくんですよ。劇場では嫌われてるんですけど(笑)。
桑原 JOYさんが『ヒルナンデス!』でやってくれて、ブログでちゃんと僕の名前を出してくれたり。でも、放送上では全く僕について触れられてないので、僕がもしテレビでやったら、「こいつ、JOYをパクってる」って思われますね(笑)。

――長谷川さんには「おつ観音菩薩」というフレーズがあるようですが。

長谷川 あー(苦笑)。ニコ生で視聴者に「何かないんですか?」って訊かれて、僕、妖怪とか好きなんで、神仏とかを言ったらそれっぽいかなと思ってやっただけなんです。意外とみんな、まだ言ってくれてるんですよね。

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――「おつカマキリ!」とセットになってるわけではないんですね。



長谷川 ではないです。ライブでやったことないんで。

桑原 確かに見たことないね。



――「おつ観音菩薩」から「おやす見上げ入道」と続くんですか?



長谷川 はい、見上げ入道っていう妖怪がいまして…。

桑原 ネット上では、相方もいっぱいフレーズを持ってるってことですね(笑)。



――貴重なお話、ありがとうございました!





●『クレオパトラの後輩と仲良くなるライブ。』

会場:渋谷シアターD

日時:12月29日(日) 開場12:15/開演12:30

出演:クレオパトラ、やさしいズ、サンシャイン、フレミング、TEAM BANANA

前売:1200円 【Pコード】433-933



●クレオパトラ二人芝居『善ト悪』

会場:しもきた空間リバティ

日時:1月12日(日) 開場14:30/開演15:00

料金:前売1800円/当日2000円



●クレオパトラ二人芝居『悪ト善』

会場:しもきた空間リバティ

日時:1月12日(日) 開場18:30/開演19:00

料金:前売1800円/当日2000円

【Pコード】434-339



※前売券、当日券の有無、置きチケなどのチケットの最新情報は、各自のツイッター、公式フェイスブックをご参照ください。



長谷川優貴

https://twitter.com/hase0616



桑原尚希

https://twitter.com/kuwanao



公式フェイスブック

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【クレオパトラ】