よしもとニュースセンター : 宇宙のクズvs芸人のクズ!?　『ゼロ・グラビティ』イベントにウーマンラッシュアワー登場

12月26日(木)、新宿バルト9で行われた映画『ゼロ・グラビティ』大ヒット御礼イベントに、『THE MANZAI 2013』王者のウーマンラッシュアワーが登場。日本一の漫才とトークで映画をPRしました。

主演はサンドラ・ブロック、ジョーニ・クルーニー、世界51ヶ国で興行ランキングNo.1を獲得し、全世界で興行収入650億円を突破、第71回ゴールデングローブ賞4部門にノミネートされ、アカデミー賞最有力候補という超話題作『ゼロ・グラビティ』。

本作と同じ“超話題”つながりでウーマンラッシュアワーの登場！　…かと思いきや、デブリという宇宙のゴミクズが原因で遭難した主人公の生還劇を描いた本作と、クズ芸人の村本という、まさかの“クズ”つながりでのオファー!?　司会者にも「NON STYLE井上よりナルシスト、ピース綾部より天狗、平成ノブシコブシ吉村より破天荒、南海キャンディーズ山里よりクズ、キングコング西野より好感度が低い…そんな同期の集合体が彼」と紹介された村本は、「我こそがクズ芸人です！」と堂々のクズ宣言を。「僕も映画の中のクズ(デブリ)のように並み居るタレントを吹き飛ばして生き残っていきたい！　クズ(デブリ)の破壊力はすごいですからね。私もこうなりたい。みなさん、私のクズ具合を知らないでしょ？」とマシンガントークで数々のクズエピソードを披露し、会場を笑わせます。

続いて、『THE MANZAI』優勝の瞬間のウソ泣き疑惑の話題に。あれはウソ泣きだったのか？　それとも泣いてしまった照れ隠しだったのか？　その真実を本人に言及したところ、「あれはめちゃめちゃウソ泣きです」とキッパリ。実は、前日から、しずる村上、フルーツポンチ村上と3人で計画していたという村本。優勝した時にどうすれば一番みんなが感動するかと考え、涙を流しながらゲスいことを言えば「ゲスいこと言わなくていいよ。無理しやがって！」と一番好感度上がるだろうという狙いだったそう。ところが、いざ本番となると「全然、涙出なくて」と村本。そんな村本も『ゼロ・グラビティ』には感動したそうで、「なかなか涙を流さず、幼少時代からデスマスクと言われた私が、『ゼロ・グラビティ』を観て大号泣ですよ」と大絶賛。「男性はもちろん、女性も大感動する映画です。宇宙の話だけど日常にも通じるものがある。孤独ってこんなに怖いものなんだということが伝わるので…」としっかり映画をPRしながらも、最後に「30代独身の方にはリアルに(孤独を)感じていただけるんじゃないですか」と皮肉を交えたクズらしいコメントを。

そして最後は、宇宙服のレプリカで登場しながらもイベント中ほとんど発言しなかった中川が一発ギャグで締めることに。ところが中川の渾身のギャグに会場は失笑。村本の「笑い“ゼロ・グラビティ”やな」というコメントでキレイにイベントの幕を下ろしたのでした。

イベント後に行われた囲み取材では、『THE MANZAI』優勝後の変化についての話を。これまで10人以上とコンビを解散してきた村本は、「トロフィーの写真を過去の相方全員に送りつけたところ、全員が喜んでくれて“お前は才能も夢を追いかける体力もある。俺たちの分まで夢を背負って頑張ってくれ”という熱いメールが来て。優勝した夜、僕は自己嫌悪で泣きました」と、クズエピソードを披露。一方、中川は、「奥さんがおこずかいを月4万円から4万5000円に増やしてくれました」とほのぼのとした話を。また、中川の『R-1グランプリ』出場については、「1年間ピンライブで鍛えてきました。優勝してコンビの立場逆転してやろうかなと思ってます」と意気込みを。すると、村本は「この映画は、サンドラブロックさんが宇宙空間で一人で戦って生還。R-1も一人の戦い。僕やったら、映画とかけてうまいこというのに」と厳しいダメ出しが。まるで漫才かのような2人のトークに、取材陣も爆笑でした。そして最後は、再び中川が一発ギャグで締めることに。ところがイベント同様、ギャグは空回り。…と、その瞬間、背後の看板が倒れ、中川の頭を直撃というミラクルが！　運さえも味方するウーマンラッシュアワーの勢いを感じさせる会見となりました。