最新ニュースインタビューライブレポート

« 桂文枝が『ヒントンバトルのアメリカン・バラエティ・バン!』観劇! | メイン | ダイナマイト関西2014~全日本選手権 前夜祭 »

2013年12月30日 (月)

『(株)パイセン笑事~笑いとボーナスを勝ち取るのは俺だ!~』

12月22日、道頓堀ZAZA HOUSEにて、吉本興業グループがNSCに続き設立したスタッフ及びクリエイターを育成する養成校、YCC(よしもとクリエイティブカレッジ)の現役生(5期生)が制作するイベント『(株)パイセン笑事~笑いとボーナスを勝ち取るのは俺だ!~』が開かれました。

設定は、矢野・兵動の矢野ことパイセンが社長という(株)パイセン笑事で行われる忘年会。“一番面白いヤツにはボーナス支給”とのお達しがあり、テンションが上がる社員たち。早速、社長を満足させ、かつボーナスを勝ち取るため、頭をフル回転させ、体を張って、ゲームに取り組むことに…。

その社員というのがクロスバー直撃、アインシュタイン、カーニバル、プリマ旦那の4組。幹事(MC)をアインシュタイン・河井が務め、残るメンバーたちが様々なゲームに挑戦しました。

Dscn4619_r002

オープニングではまず、社員たちが一年の振り返りや、近居報告を。プリマ旦那・野村は「一番はやっぱり上方漫才大賞で新人賞をいただいたこと」としみじみと。一方の河野は「年の暮れに髪の毛を黒くしたことですね! 茶色の時は大学生って言われてましたけど、黒くしてからは就職活動中の大学生と言われるようになりました!」と満面の笑み。

Dscn4622_r002

カーニバルにはクリスマスの予定を尋ねた河井。ゆきえは「イルミネーションを一人で見に行きます!」と、カップルだらけの中に一人、飛び込む心づもりであることを明かし、茜は「素敵なこたつを買ったので、一人でお鍋をしたいと思います!」とこちらもまた一人で過ごすとのこと。河井が「ふたりでイルミネーションを見に行って、それから鍋したらええやん」と提案するも、声を揃えて「それはイヤ!」。

Dscn4624_r002

そして相方、稲田に2013年について振ったところ、「“ハゲる、ハゲる”と言われたストレスでもういっちょハゲました!」と明るい声色で回答。今年中に植毛するとのことでした。

Dscn4627_r002

クロスバー直撃の前野の2013年一大ニュースは「ものすごい安いおにぎり屋さんを見つけました!」。「いやいや、もっとビッグニュースがあるでしょう」と河井たちに諭され、思い出したかのように「子どもが生まれました!」。しかし、やはり気になるのは安いおにぎり屋のようでした。最後は渡邊。「やっぱり春先に“しょう”をいただいたことですね! ……花粉症、クシュン!」とくしゃみ付きで報告していました。

Dscn4631_r002

と、ここで御大、パイセン社長が登場。おなじみ「パイセンやでー!」と元気な挨拶で舞台に現れるも、あずき色のスーツに社員たちから一斉にツッコミが。パイセン社長も「このスーツの色は、絶対ぼんくらの二代目社長の色や」と乗ってきます。また、「声が大きい!」というツッコミに対し「この舞台はソニックの気持ちでやってるから!」と堂々宣言。『サマーソニック』『コヤブソニック』に負けない、野外イベント規模のつもりだそうです。その言葉通り、舞台中も時折、「もうマイク要らんな!!」と地声で展開する場面もありました。そして「2013年は相方の兵動ががんばってくれたおかげで最高だった」とパイセン社長。仕事もええ感じだったそうです。

Dscn4632_r002

Dscn4635_r002

いよいよボーナスと笑いを賭けたゲームがスタート。設定は忘年会の1次会から4次会まで、各会ごとに面白かった人へポイント「1パイセン」が付与されます。そしてパイセン数が一番多かった人にボーナスと副賞のオロナミンC1年分が贈られるとのことです。

Dscn4641_r002

1次会は『流行語大喜利』を。「“今でしょう!”の林先生が“もう遅いわ!”と。何があった?」という一番目のお題に真っ先に答えたのは河野。「97浪!」と張り切るも、パイセンは「×」と却下。しかも、「97浪は、年齢的におかしい。その人何歳やねん」と細かい指摘がいくつも入りました。厳しい判定を下す理由を河井が尋ねると、曰く「最初に厳しいのは、一発目で○を出すと判定基準が甘くなって、どんどんダレるから」とのこと。

ですが、そのあと答えたメンバーにはことごとく「○」判定を下す社長。また、社員たちの回答の一つ一つに自身のエピソードを乗せていき、おしゃべりが尽きません。そのうち判定基準も、「○」か「×」かに加えて「正解」というものも現れ、社長のルールでどんどん進んで行きます。

そんな中、一発目で「×」判定を下された河野が2回目の挙手、「テスト残り時間1分前で『筆箱忘れました』」と回答するも「最後まであきらめるな!!」と社長は一喝。そして「河野に厳しいのは愛情の裏返し。河野はそんなもんじゃないという期待があるから」と本当の心の内を漏らしていました。

Dscn4643_r002

続いてのお題は、「善澤直樹の倍返し、何をした?」。先陣を切った「一枚羽織らせた」という野村の回答に社長は「○」。それに続けと河野が「はたを織った」と回答するも、即座に「×」。ここでもやはり社長は河野に厳しい判定を。

Dscn4669_r002

その一方で茜の「一口くれた人に自分のを全部あげる」には「ガンジーの思想や」とにっこり。前野の「擦りむいた人に部品のギブスをあげる」という答えにも「優しいな~! お前、善澤やろ!!」と前のめり。また、ゆきえの「みかんをあげたらむいて返してくれた」という回答には「触れ合いは大事や」とみかんの皮も、カニの殻もむいてほしいと社長。ちなみに、社長はカニの殻を上手にむけるタイプそうです。

最後のお題は「2014年大流行するパイセン語は?」。ここで「パイセン語」について説明を始める社長。そしてせっかくだからと『R-1ぐらんぷり」で準決勝まで進んだフリップネタ「パイセン語講座」を披露しました。

その後、社員たちが次々と大喜利に答えていったのですが、社長は急に無口に。「○」判定は出すものの態度は一変。河井によれば、無口の「○」は「次へ行け」という合図だそうで、しばらくおとなしくしている社長。そんな中、河野が社長を表す言葉として「ボーガン」と回答。それを見た社長は急に覚醒し、「強そうやな!! ボーガン&アーミー(兵動を指すパイセン語)、いいね! ボーガンはええな!!」と上機嫌に。そして結果、河野が1パイセンをゲットしました。

2次会は「パイセン社長を気持ちよく歌わせる」コーナー。社長の十八番である「タイガー&ドラゴン」の間奏で、パイセンを紹介する名調子を考えるというものです。

「生まれも育ちも尼崎、5人家族の大黒柱、女4人に囲まれて賑やかな毎日を暮していますが、時には俺の声が届かない時があります。その時は!」(茜)、「それではお願いします、『タイガー&ドラゴン』!」(稲田)、「歌は世につれ世は歌につれ、愛した女は数知れず、愛したマイクは三八だけよ、それでは歌ってください『タイガー&ドラゴン』」(渡邉)など、それぞれ曲に合わせて名調子を披露する中、野村は「横山やすしに憧れて門をたたくは吉本興業、隣に立ったは兵動大樹、そんな私は兵動ありき、矢野勝也で『タイガー&ドラゴン!』」と時間配分も完璧な名調子を披露。ですが、社長の歌い出しの部分に思いきりかぶせて社長の見せ場を奪ったり、前野は「それでは歌ってください、海外ブランドでドルチェ&ガッバーナ」とただのダジャレ言ってみたりと、やりたい放題の社員も続出。

その中で誰が一番気持ちよかったか尋ねると社長は「河野」と回答。「行けー!行けー!矢野ー!」という紹介が気持ちよかったそうですが、ポイントは異なるとのこと。社長は野村に1パイセンを与えました。最後は河野による曲紹介で熱唱した社長ですが、サビの「俺の話を聞け」の歌詞のところで「なんですか?」と社員たちが曲を止めて尋ねるというお決まりのくだりで締めました。

Dscn4716_r002

Dscn4732_r002

Dscn4735_r002

3次会は「対決パンストクイズ」。1枚のパンストを二人がかぶってクイズに挑戦。それぞれステージ端に設置されたボタンを押して回答するのですが、引っ張り合う際にパンストが先に脱げた方が負け。負けた人は勝った人にプライベートを暴露されるという罰ゲームも用意されていました。

まずは渡邉VS河野。パンストをかぶってもあまり顔が変わらなかったようで会場のリアクションも薄め。「パンストゲーム対決史上、一番おもしろくない」と河野。世紀の凡戦となったこの対決は渡邉が負け、昨年の忘年会での出来事を暴露されていました。

Dscn4748_r002

Dscn4750_r002

2回戦は稲田VS茜。1回戦の凡戦とは打って変わって、悲鳴が起こるほど強烈なインパクトを与えた茜のパンスト顔。そして猛烈に引っ張る稲田に負けた茜は、「心が汚い」と稲田に楽屋での一幕を暴露されていました。

Dscn4761_r002

Dscn4776_r002

3回戦は前野VS野村。こちらも顔があまり変わらず凡戦に。クイズ対決は前野のパンストが先にとれて野村から「めちゃいきり」と暴露されたのですが、実はそのエピソードは河井のこと。前野は「(自分のことじゃなくて)よかった~!」と安堵した様子でした。

Dscn4787_r002

Dscn4798_r002
最後はゆきえVSパイセン社長。ゆきえをじりじりと引っ張り、ゆっくりと回答ボタンへ近づく社長。そしてゆきえより先にボタンを押したものの、押した瞬間パンストが脱げて社長の負け。その絶妙なタイミングに会場は大いに沸きました。なお、パイセンポイントは各試合、勝った方に1パイセンが付きました。

Dscn4804_r002

Dscn4813_r002

4次会は即興シチューションモノマネ。状況と人を指定し、その人が置かれた状況を想像してモノマネをするというもの。「オカマのドラえもん」「オカマのショップ店員」「真面目すぎるアントニオ猪木」「英語でビートたけし」「媚びたプロレスラーの高山」「未来の織田裕二」「ハイテンションのMr.ビーン」とどんどん持ちネタ披露のようなコーナーになっていきました。

この4次会のMVPには10パイセンがつくということで、逆転のチャンスも! 茜は荻野目洋子さんのモノマネも披露しましたが、結果、MVPは「ハイテンションのMr.ビーン」を披露した河野に決定。冒頭で社長が「河野はこんなものじゃない」と言っていたとおり、めきめきと頭角を現した河野は総合優勝を果たし、笑いとボーナスを勝ち取りました。


Dscn4845_r002

Dscn4835_r002

なお、副賞は「オロナミンC」1年分、そして賞金は「100万パイセン」です。この地域通貨ともいえる100万パイセンは、社長と飲みに行く際に使えるそうで、1回の飲みが200パイセンとのこと。100万パイセンもあれば「まあまあ行ける」そうです。そうしてパイセン笑事の忘年会は賑やかに終了、よき年忘れとなりました。

Dscn4859_r002

Dscn4861_r002
矢野・兵動 矢野の動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/147
クロスバー直撃の動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/1005/
アインシュタインの動画はこちら ⇒http://ynn.jp/u/1394/
プリマ旦那の動画はこちら ⇒http://ynn.jp/u/986/

【矢野勝也】【クロスバー直撃】【アインシュタイン】【カーニバル】【プリマ旦那】