【ライブレポート】5upよしもと こけら落とし公演「困ったメン」
1月20日(木)、5upよしもとこけら落とし公演として、「ヘルプ!」に続く第2弾のお芝居「困ったメン」がスタートしました。2009年冬に東京・スペースゼロでRUN&GUNの上山竜司ら人気若手俳優らが上演、話題を呼んだこの作品。今回は、さらにパワーアップした内容を、5upメンバー12組が2チームに分かれてダブルキャストで演じています。初日はソーセージ、和牛、ポラロイドマガジン、クロスバー直撃、学天即、ガスマスクガールと、紅一点として全公演に出演する伊藤修子さんによる公演となりました。
舞台は2016年、世界的な景気の悪化が進み、お金も仕事もない若者が急増。その一人であるタダオ(ソーセージ・秋山)のところに、友人のジャンボ(ソーセージ・山名)、セコ(和牛・川西)、ノーベル(和牛・水田)らが「演劇で夢を掴もう!」と誘いにくることから物語が動き始めます。のっけから、ラップとダンスで観客を圧倒する出演者たち。普段は漫才やコント、トークでしか見たことのない芸人たちの、とことんマジな“俳優”ぶりが新鮮で、客席はグイグイ引き込まれている様子です。
しかし、オーディションに現れたエリート官僚の森(学天即・奥田)によって、事態は思わぬ方向へ。「夢」とは、「生きる意味」とは……そんなことも見失い始めるタダオ。唯一の頼れる後輩・ナベ(ソーセージ・藤本)のバイト先であるレストランを訪ねてみると、そこにはなんだか怪しい女(伊藤修子)が働いており……男たちをダンスイベントに誘う、この人物はいったい何者なのか、謎が謎を呼ぶ展開に。
ここからはノンストップで、それぞれの思惑がからみあう、困ったメンたちが繰り広げるドタバタ劇! まさかの人物の壮大な野望も明らかになるなか、直前に迫ったバレンタインデーを、果たして彼らはハッピーに迎えられるのでしょうか? なんと、女性を演じる芸人も2人いて、それぞれ妖しい美しさを見せていますので、そちらもぜひご注目を。
クライマックスのミュージカルシーンは迫力満点! 怒濤の展開に大爆笑しつつ、見終わったときは不思議と元気になれる作品でした。エンディングで客席通路にも芸人たちが降り立つと、会場は大盛り上がり。大盛況のうちに初日の幕を閉じました。
ダブルキャストだけに、片方を見ると、もう片方の配役でも見たくなってしまうのは当然。もちろん、同じストーリーながらイメージはガラリと変わるハズなので、2度3度と足を運んで損ナシ! 5up芸人たちの新しい魅力が発見できる「困ったメン」は、1月28日(金)まで毎日上演中です!
5upよしもと: http://www.yoshimoto.co.jp/5up/
5upよしもとこけら落とし公演「困ったメン」
1月20日(木)~28日(金)
開場11:30 開演12:00(22日①・23日①)
開場16:30 開演17:00(22日②・23日②)
開場18:30 開演19:00(20日・21日・24日~28日)
出演:(20日・22日②・23日①・25日・27日)
ソーセージ、和牛、ポラロイドマガジン、クロスバー直撃、学天即、ガスマスクガール、ほか
(21日・22日①・23日②・24日・26日・28日)
GAG少年楽団、祇園、見取り図、プリマ旦那、スーパーマラドーナ、かりんとう、ほか