神野美伽さんプロデュース! オール巨人がCD発売記念イベント開催
バレンタインデーの2月14日(月)、オール巨人がシングル「桜の手紙」を発売、これを記念してなんばグランド花月1階で、新曲披露イベントが行われました。大阪は朝から雨模様で、イベント直前から雪に変わるという厳しい寒さのなか、200人を超えるファンが集合。会場は熱気に包まれました。
今回のシングルは、巨人と長年交流があるという歌手の神野美伽さんがプロデュース。作詞は神野さんの夫でもある荒木とよひささん、作曲は吉幾三さんという豪華ラインナップで、原案として巨人自身も制作から参加しています。
イベントは、巨人と神野さんによるトークからスタート。2人の出会いは、なんと「なんば花月」の楽屋! 現在は京橋花月で復活している人気プログラム、ポケットミュージカルスに出演していたとき、大人ばかりの楽屋で退屈する神野さんと遊んでくれたのが巨人だったそう。その頃から現在まで、なんと30年を超える交流を続けてきました。巨人は、「今年60歳、還暦を迎えます。また、昨年からC型肝炎の治療をしており、体調がすぐれない日もあります。そんなとき、美伽ちゃんが歌をプレゼントしたい、と言ってくれた」と今回の企画について説明。「当時から巨人さんは、いつも私を応援してくれている。これをご縁と思って、治療の励みになるようなことを何かさせていただけないかと思ったんです」と神野さんは笑顔で語りました。
演歌界の大御所が揃って手がけただけあり、楽曲には2人とも自信たっぷり。神野さんが「詞を書いてもらった先生がえらい男前で」と夫の荒木さんについてノロケて笑わせれば、巨人は「吉さんも僕と同じC型肝炎で4年間治療した経験をお持ちで、巨人くんも頑張ってくれ、と言ってくださった」とエピソードを披露。弦哲也さんが作曲したカップリング曲「夢叶わずも春遠からじ」も団塊世代の応援歌とも言える名曲で、「皆さんに買ってもらって、覚えてもらって、歌ってもらえたら……」と声を揃えてアピールしていました。
続いて、巨人が「お客さんの前で歌を歌うのは2回目。失敗したら何度でもやり直すので、皆さん、今日は帰れないかもしれませんよ」と笑わせながら、お待ちかねの生歌披露です。途中、降り積もる雪を見ながら歌ううち感無量になり、歌詞を飛ばしてしまうハプニングもありましたが、1フレーズ1フレーズに気持ちを込めて歌い上げる巨人の姿に、観客のなかには思わず涙する人も。「巨人さんは感激屋さんやから……。レコーディングのときも泣いてはったんですよ。今日はお客さんまで泣かせてしまって!」と笑いながらも、堂々とした歌いっぷりに神野さんは納得の表情。最後は「この曲がヒットしたら、次はカップリング曲をまたここで歌いたいです」(巨人)、「皆さんの人生を重ね合わせてくださったら、こんなにうれしいことはありません」(神野さん)とそれぞれメッセージを贈って締めくくりました。
その後、行われた囲み会見では、「もちろん緊張はしましたが、聴いてもらえるので楽しい、という気持ちも大きかった」と心境を語った巨人。観客の反応を間近に見て手応えを感じた様子で、「同じ年代の人なら絶対わかってもらえる歌詞やと思います。若い世代の人が聴いたら、親の気持ちがわかるんちゃうかな」と続けました。神野さんも、「自分が歌うのとはまた違う、いい経験ができた」とプロデューサーとしての大役を果たしホッとした表情。巨人はさらにCDを購入した方のための握手&サイン会も実施。列を作るファンの皆さん一人ひとりに声をかけながら、笑顔で応じていました。
「おかげさまで、治療でしんどい日もあるけど仕事も休まずできている。この曲を聴いて、肝炎だけじゃなくいろんな病気の方々に頑張ってもらえたら」(巨人)との言葉通り、心がポッと温かくなる、そんな2曲です。カラオケでも既に歌えますので、ぜひ聴いて、覚えて、歌って楽しんでくださいね。
神野美伽プロデュース 「桜の手紙」 原案・歌:オール巨人
作詞:荒木とよひさ 作曲:吉幾三
c/w「夢叶わずも春遠からじ」
作詞:荒木とよひさ 作曲:弦哲也
2月14日(月)発売 1200円
発売:よしもとアール・アンド・シー
【オール巨人】