藤波辰爾さんら豪華ゲストを迎え、王立新喜劇が帰ってくる!
後藤ひろひとの作・演出により、2008年、2010年に上演された王立新喜劇〈コーポからほり303〉が、またまた帰ってきます! 劇団Piperを主宰し、演劇界を席捲する後藤が「まともな演劇からちょっと外れたことをする場」としてスタートさせた王立劇場。コントや寄席など観客の度肝を抜くチャレンジを続けてきたなかで、「どうしてもやってみたかった」のが吉本新喜劇とのコラボレーションだったそうです。前回から東京での公演も実現し、ますます勢いに乗る「王立新喜劇」。第3回公演開催にあたり、2月15日(火)、後藤に加え出演する内場勝則、池乃めだか、プロレスラーの藤波辰爾さんが出席しての会見が行われました。
第1回から引き続き、舞台は谷町六丁目にある「コーポからほり」。毎回、楽しみなゲスト出演者は、小松政夫さん、田中律子さん、藤波さんという豪華なラインナップです。1950年代に大ブームを巻き起こしたアメリカのコメディ「アイ・ラブ・ルーシー」をイメージしたという「コーポからほり」シリーズは、3本からなるオムニバススタイルで、1話1人ずつゲストが登場します。「過去2回で6話やらせていただきましたが、どれも好評で、今後はライフワークにしたいなと思っています」と後藤。「さらにパワーアップしたゲストと脚本で頑張ります!」と力強く宣言していました。
一方、「王立劇場」の舞台に初回から出演している常連の内場が、「通常の新喜劇と違って、稽古がものすごくあるんです。前に、めだかさんが怒りはったこともあって……」と暴露すると、「ちょっとぼやいただけやんか」とめだかはオロオロ。「よその劇団で40日間の稽古も経験しているので、決してただ長いということでぼやいたのではなく……」(めだか)と釈明会見の様相になり、笑いが起こっていました。その成果は客席からの反応で返ってきたそうで、内場は、終演後、めだかが「こういうのもええなあ」と呟いていたというエピソードも披露。さらに、めだかも「いつもの新喜劇は作品を僕らのほうへ引き寄せて演じるけど、これは僕らが作品のなかへ入っていく感じ。きちんとセリフを覚えないといけないが、その緊張感が結構好きなんです」と続け、第3回への期待が今から高まっている様子でした。
ゲスト出演する藤波さんは、「プロレスでは現役生活40年になりますが、演劇は勝手が違います。いま、セリフと格闘しているところ」と、やや緊張の面持ち。しかし、得意技であるドラゴンスープレックスを舞台で披露してほしいとの後藤の要望には思わずニッコリ。「技をかけるならどの出演者に?」という質問に「面白みから考えると、めだかさん」と答え、「小動物は可愛がってもらわんと!」と、めだかが焦る一幕もありました。
後藤はゲストへの期待を聞かれ、「藤波さんとはご一緒できるだけで光栄。田中さんは相当お酒が強いと聞いているので、そのあたりの脚本に盛り込んでみたい」とコメント。また、小松さんは子供の頃から憧れのコメディアンだったそうで、「なんばグランド花月の舞台に立たれるなんてありえないこと!」と興奮気味に語りました。
果たして今回は、どんなドタバタ劇が繰り広げられるのか? 誰が痛めつけられるのか? お楽しみ満載の「王立新喜劇 続々・コーポからほり303〜谷町筋を封鎖せよ!〜」、ぜひとも劇場に足を運んでください!
「王立新喜劇 続々・コーポからほり303〜谷町筋を封鎖せよ!〜」
大阪公演 なんばグランド花月
2月25日(金)・26日(土)・27日(日)
時間/開場18:30 開演19:00
料金/前売5000円 当日5500円(全席指定)
東京公演 品川よしもとプリンスシアター
3月5日(土)・6日(日)
時間/3月5日 開場18:30 開演19:00
3月6日 開場12:30 開演13:00
料金/前売5000円 当日5500円(全席指定)
お問い合わせ:チケットよしもとインフォメーション 0570-036-912
【後藤ひろひと】【内場勝則】【池乃めだか】