最新ニュースインタビューライブレポート

« シルク本とDVD発売記念握手会開催 | メイン | 100人の芸人が100万人を笑顔に!!「smile bazar」 »

2011年3月31日 (木)

【ライブレポート】囲碁将棋単独ライブ『喜』

3月30日(水)、品川プリンスシアターで「よしもと若手ばかり いとをかしの 春の単独祭り2011 囲碁将棋単独ライブ『喜』」が開催されました。

P1030075

1階席はもちろん2階席まで、びっしりと埋まっている客席。漫才に定評のある囲碁将棋の単独ライブは、やはり注目度が高いようです。

そんな中、スタートしたVTRでは、根建と構成作家が話す単独3日前の様子が。単独ライブの時にはいつも「お互い、普通に登場しよう」と話し合いながらも、毎回、文田に裏切られ続けている根建。前回の単独ライブでは格闘家のような出で立ちで派手に登場した文田を思い出し、「今回は俺が派手に出ていく!」と宣言する根建。

そんな根建が考えた派手な登場方法とは……ある曲のダンス&歌を披露すること!!

P1030030

相棒として登場したのは、マキシマムパーパーサム・つよし。タモンズ・大波、エレベーターマンション・大塚山、さよならダンス・滝野、山田カントリー・浅井という囲碁将棋のライブではお馴染みのメンバーをダンサーに従えて歌って踊る根建に、会場のテンションは一気に上がります。

その間、舞台のど真ん中に立ち尽くしていた文田は、終わるや否や「なんなの? これ。(つよしに向かって)こんなオファー、断ったほうがいいですよ?」と発言。そんな彼に、「俺しかおらんやんけ!」と叫ぶつよし。つよしが根建と一緒に踊った理由は、今回の選曲に関係があって……気付いたお客さんたちは「あぁ!」と納得の様子でした。

文田ばかりが映し出されるオープニングVTRのあとは、いよいよネタへ。
長身の囲碁将棋が「高い」と感じるほど、上部にセットされたサンパチマイクを調整する文田を見ながら「あぁ、疲れた」とつぶやく根建。
文田 踊ったもんね。(ダンスは)練習した?
根建 練習したよ、三日三晩。
文田 (大きな声で)ネタ作ればぁ?
根建 なんで?
文田 え? なんでって返し、ある?
なんとも囲碁将棋らしいやりとりから、漫才は始まりました。

ちなみに、ライブタイトル『喜』は“よろこび”ではなく、“き”だそう。“よろこび”と発する文田に、名付けた根建からは「“き”だよ!」とクレームが入っていました。

冒頭のネタでは、3月23日が誕生日だった根建に文田からサプライズ・プレゼントが贈られる一幕も。プレゼントの内容はネタに組み込まれたものということもあって、根建が驚く度に会場は笑いに包まれます。

P1030056

その後も歌とフレーズのバトルや会話の方向性のズレなど、“これぞ囲碁将棋!”とも言うべき彼ららしさを感じられるネタから、ホワイトボードを使用したり、文田出演のVTRを披露したりと単独ライブらしいスペシャリティに溢れたネタまで、8つの題材による漫才がノンストップで繰り広げられた約90分間。

P1030063

どのネタにも彼ららしさが散りばめられていて、その個性に笑ってしまうのはもちろん、何よりしっかりとしたしゃべくりの基本があるからこそ、2人の特徴が最大限に活きてくるんだなと改めて実感。この日初めて披露された漫才が、今後の舞台でどのように昇華していくのかも、非常に楽しみになった単独ライブでした。

【囲碁将棋】

P1030075_2