ゴールデンウィークは祇園へおいでやす!! よしもと祇園花月がプレオープン!
5月3日(火)、この夏の正式オープンに先立ち、京都・八坂神社のお向かいによしもと祇園花月がプレオープンしました。京都によしもとの常設劇場ができるのは、京都花月閉館以来24年ぶりのこと。プレオープンの前には、『よしもと祇園黄金夜 ネタ三夜』に出演する中田カウス・ボタン、今いくよ・くるよ、NON STYLE、しずる、スリムクラブ、スーパーマラドーナが出席しての記者会見も行われました。
まずは、中田カウス・ボタンからコメントを。
「24年ぶりに京都に花月が復活しておめでたいですね。京都という街に僕たちは育てられた時期がありまして、毎月10日間、20年以上、京都花月に通っていました。だから今回、劇場がオープンするとあって、帰ってきたという感じがします。初めて劇場に立ちましたが、温かい雰囲気を感じます」とカウス。
そして、「劇場の大きさもちょうどいいね」とのボタンの言葉を受けて、「京都花月もこれくらいでしたね。この劇場にもいろんな先輩たちが出て、魂が込められていると思います。みなさんに喜んでもらえて、京都に花月ありと覚えてもらえるようにがんばります」(カウス)と意気込みを語りました。
続いて今いくよ・くるよ。ふたりは京都出身だけに、よしもと祇園花月の建物である祇園会館にもなじみがあるようで…。
「祇園会館は小さいころに3回ほど、映画を観につれて来てもらったことがあります。縁があってここで漫才をさせてもらえて、今からワクワクしますし、うれしいです。楽屋にも旧知の舞妓さんが遊びに来てくれはって、昔懐かしい話をしました! 国際的な舞台で注目も浴びると思います。どやさ!! このどやさのバージョンも、よしもと祇園花月用にいろいろ考えてます!」とくるよ。
そしていくよも、「昔から映画を観ていた劇場の舞台に立たせてもらえてうれしいです。京都から全国に、元気を届けたいですね!」と気合十分でした。
次は若手が挨拶を。まずはNON STYLEから。
「まだよしもとのオーディションを受けていたころ、京都でも四条河原町の交差点のところで1度だけ、マイクを立ててストリート漫才をしたことがあります。そのとき、警備員さんに思いっきり怒られました。このよしもと祇園花月では警備員さんに怒られることはないので、思いっきり漫才をしたいと思います!」と、井上は京都の思い出も語りました。
そして石田は、「今回、こうして京都の劇場に、京都出身のブラックマヨネーズ、チュートリアルを抑えてプレオープン公演の初日に僕らが出させてもらえてうれしいです!」と喜びの声を。
が、すかさず「(俺らが)暇なだけや!」と井上に突っ込まれていました。
ちなみに石田は、「5月8日によしもと祇園花月でキングコング・西野とアドリブコントライブ『ナイスなやつら』もさせてもらいます!」とのこと。こちらもお楽しみに。
続いて、東京勢よりまずはしずるからご挨拶を。
「こけら落とし公演を任されて感無量です! 劇場をちょっとでも支えられるよう、がんばります。あと、京都はとてもきれいな街なので、景観を汚さないネタをしようと思います!」と村上。
次にスリムクラブ。
真栄田は、「由緒あるステージに出させてもらい、感謝しています。京都は修学旅行で来たことがありますが、清水寺の近くのお土産もの屋さんで湯飲みを買ったときに、おつりを間違えて渡されたので、取り戻しにいくチャンスができました!」と、学生時代の京都にまつわるエピソードを披露。
内間は、「京都は上品な街なので、僕らのような大胆なネタが通用するかわかりませんが、がんばります」と、京都でも“スリムクラブ旋風”が巻き起こりそうなコメントを残しました。
最後はスーパーマラドーナ。
「こんな豪華な出演者の中に入れてもらって、同じ舞台に出る笑い飯、麒麟を差し置いて会見も出させてもらって、これは会社が(自分たちのことを)押してくれるんじゃないかと期待してます! 今日、劇場に出る前に、今いくよ・くるよ師匠のラジオに出させてもらったのですが、くるよ師匠に『あなたたちにはマラドーナ感がないから、改名したら?』と言われまして、『スーパー大きいのん・小さいのん』と師匠に命名されました。今日はトップバッターですが、恥ずかしい漫才をしないよう、がんばります!」と武智が締めくくりました。
ご挨拶の後には、祇園東お茶屋組合の舞妓さん、叶果(かのか)さんと叶祐美(かのゆみ)さんより中田カウス・ボタン、今いくよ・くるよに花束贈呈が行われました。そして、「うちらも11月にはこの劇場で踊りの会をさせてもらってます。吉本さんと一緒に盛り上がっていきたいです」(叶祐美)と、京都・祇園に花月の灯が再び、ともされることへのコメントもいただきました。
記者会見ではほかに、7月中旬の本オープンに向けて、どう盛り上げていきたいかという質問があり、カウスは、「コンビを組んで今年で44周年。吉本は来年で100周年ということで、いろんなことを考えています。僕たちコンビの45周年をここでやらせてもらいたいと考えてますし、吉本100周年は、京都から吉本の100年を皆さんに見てもらえるよう、いろんな企画を考えているので、どうぞご期待ください」とビジョンを語りました。
また、京都には外国人観光客が多いですが、自分たちのギャグの国際的バージョンなどお考えでしたら教えてくださいという質問に、「ギャグではないですが、地元京都のよさをもう一度皆さんに知っていただきたいと思ってます。たとえば、ゲストの方を呼んでトークコーナーで京都のよさを伝えていったり。もちろん漫才もやって。京都の魅力がアップするような企画を考えたいです。ギャグも何か考えていきたいですね」と京都をアピールしたいといくよ。
また、「どやさ」のギャグでおなじみのいくよは、「『食べよし、飲みよし、ええ加減にしよし!』っていうのを考えてます。言葉もそうやし、京都のよさを伝えるようなものを。『ええやんかいさ』とか。何か京都的なタイトルをつけたイベントもやりたいですね」と、新ギャグ誕生が近いことを(!?)示唆しました。
NON STYLE・石田からは、「相方の井上くんの刈り上げてる方の頭に『大文字』って入れたいですね」と、新しいスタイルの提案もありました。
最後、海外からのお客さんに対する秘策などは考えていますか?との質問には、「よしもと祇園花月で漫才を見ていただいて、逆に日本語を覚えて帰ってもらいたいです!」とNON STYLE・井上らしいコメントが飛び出しました。
そして、18時からは満場のお客さんに迎えられて『よしもと祇園黄金夜 ネタ三夜』がスタート。トップバッターのスーパーマラドーナのネタを皮切りに、しずる、NON STYLE、銀シャリ、スリムクラブ、麒麟、笑い飯が登場。そして今いくよ・くるよの漫才に続いて大トリ、中田カウス・ボタンが漫才を披露し、新劇場・よしもと祇園花月プレオープンの記念すべき夜を盛大に締めくくったのでした。
よしもと祇園花月では、5日まで『よしもと祇園黄金夜 ネタ三夜』を開催します。なお、4日の公演はチケット完売。そして、7月中旬の本オープンまでの毎週土日は、寄席や企画ライブを開催! 詳しくはよしもと祇園花月のホームページをご覧ください!
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