【ライブレポート】ギャグ★オークション!!
４月29日（金・祝）から５月８日（日）まで、東京・表参道ヒルズにて開催しておりました東日本大震災チャリティーイベント『Smile bazar』。“笑顔を作るセミナー”の最後のイベントとして『ギャグ★オークション!!』が行われました。
まず登場したのは、MCのガレッジーセール。「10日間のチャリティーイベント最後がこのイベントなんですけど……これを最後に持ってきてよかったのか」と、不安げなゴリ。同イベントは無料で鑑賞できるとあって、急遽足を運んでくださった方が多いためか、内容を知らないという方がほとんど。そんなお客さんに、川田が「ギャグのオークションを行います！」と発表した途端、会場には若干困惑した空気が流れます。
このイベントは、事前に決まってあるテーマを元にまずオークションを行い、落札された方の要望に応えたギャグを、日本を代表するギャガー４人がプレゼントするというもの（注：集まったお金は、赤十字社を通じて義援金としてお送りいたします）。
「吉本のギャグ４人といったら、この人」と紹介されたのは、村上ショージ、ペナルティ・ワッキー、ハリセンボン・近藤、はんにゃ・金田。
「ギャグのイメージがないよね？」とゴリに聞かれた近藤は、「自分でもなぜ呼ばれたのか、不思議です」と首を傾げながらも、「私の初めてのチャレンジでもある」とやる気満々！ 近藤と同じく「ギャグのイメージがない」と言われた金田は、「元々、舞台ではギャガーとしてリズム芸をやっていた」と自信たっぷり。「じゃあ、自信があるギャグをやってみて」と言われた金田が試しに披露したネタは、「肩からワックス出るヤツ〜♪」というリズム系ギャグ。試しにいくらで買いたいかを客席に訊ねたところ、３万円で購入したいというお客さんが出現！ それに対して「俺が買う」と名乗り出た村上に、「どこかで使う気だろ！」とゴリからツッコミが入ります。
世界的有名なサッカー選手に「一番面白かったのは、日本のコメディアンがやった芝刈り機」と言われたワッキーは、実に４ヶ月ぶりとなるギャグ“芝刈り機”を披露したのですが……。客席から見えないところでやったほうがウケるという不思議な現象が起こっていました。
いよいよオークションが始まります。
ロットナンバー１は「乾杯ギャグ」。「会社の飲み会でギャグを持っていると上司との関係も円滑になるし、出世にもつながるかも」と川田が言えば、「コンパでも盛り上がりそうだね」とゴリ。
10円からスタートしたオークションは、350円で落札。落札者は、16歳の女の子。小学４年生の妹さんがこの日お誕生日を迎えたということで、誕生会にもできる乾杯ギャグが欲しいそう。そんなオーダーを受けた４人は、落札者にいろいろと質問。「魚好き？」（金田）「ドラゴンボール好き？」（ワッキー）と訊ねた途端、「自分のギャグを当てはめようとするのはやめて」とゴリから注意が入りました。
近藤が初めての挑戦したギャグ「小４から小５になれるといいな、乾杯〜！」には、「ひどすぎる！」とゴリ。村上は「ドゥーン！」という自身の代表的ギャグを早くも披露し、全員からツッコミを受けます。
そんな中で落札者が選んだのは、「（肩を揺らす）動きが気に入った」という金田の「かんぱち〜！」というギャグでした。
ロットナンバー２は「挨拶ギャグ」。1000円で落札したのは、40歳の商社マン。「海外駐在から帰国した時に使える挨拶ギャグが欲しい」ということで、まずはワッキーが挑戦。「ぷら〜ぷら〜ぷら〜ぷら〜ノープラン！」という動き＆顔芸アリという高度なギャグに、落札者からは「ちょっとキツい」という意見が。
「アメリカで通じるなら、英語のジョークをやらないと」と言う村上は「ウェルカム腕噛むどこ噛むねん！」と、またも持ちギャグを披露してしまいます。
結果、落札者が選んだのは「こんにちワンダフル、○○（名前）です！」という金田のギャグ。金田曰く、「実用性にこだわった」点が勝因のようです。
ロットナンバー３は、「謝罪ギャグ」。これまで持ちギャグを披露してばかりの村上は「謝りっぱなし。元々、テレビでやってないのが、２〜３個あるから大丈夫」と自信を持って発言。
最後のオークションということで、客席から続々と手が挙がりましたが、６歳の女の子が2010円で落札。「お母さんに怒られる時に使えるギャグが欲しい」とオーダーします。
６歳ながらも冷静な女の子は、ワッキー渾身のギャグに「それだと許してくれないかも」とコメント。そんな発言に対し、芸人魂に火がついたワッキーは続けざまに２つのギャグを披露するも、「うーん……ダメかな」と言われて玉砕。また、本気の泣きマネをした近藤は「面白かったけど、できない」とつぶやかれてしまいます。
そんな２人に「言霊が入っていないと許してもらえない。だから、本当に許してもらえるギャグをする！」と意気込んだ村上。延々と「ごめんね〜」と謝り続けるというギャグに続き、「アイムソーリー、ヒゲソーリー！」を全力で披露するも、「あんまり……」と首を傾げられてしまいました。
結果、「ごめんねんね。だって、私は○○（名前）だから〜」が選ばれた金田が、３つのオークションすべてを制しました。
『Smile bazar』は100人の芸人が100万人を笑顔にするという目標を掲げて行われたイベント。10日間で、来場者＆ネット鑑賞者を合わせて100万3903人を笑顔にすることができました。
この日初めてイベントに参加したという近藤は、「こんなにたくさんの方に集まっていただいて、ホッとした」とコメント。「最後のイベントに、MCをさせてもらえてよかった。（このセミナーも）最初はどうなることかと思ったけれど、オークションにたくさんの方が参加してくれて有り難かった」（ゴリ）「100万人も観てくださって、ありがとうございました！」（川田）と出演者も笑顔のうちにライブは終演しました。
Smile bazar全セミナーレポート配信中！
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●芸人顔検索 村上ショージ
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●芸人顔検索 ワッキー（ペナルティ）
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●芸人顔検索 近藤春菜（ハリセンボン）
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