よしもとニュースセンター : 原田泰造×後藤ひろひとで『無責任男』シリーズを新たに舞台化！

本日6月8日(水)、舞台『ニッポン無責任新世代』の制作発表が行われ、主演のネプチューン・原田泰造さん、作・演出の後藤ひろひと、出演者の星野真里さん、黒部進さん、真琴つばささんが出席しました。

本作は、高度成長時代の日本人の心をワシ掴みにした植木等さん主演映画『無責任シリーズ』の大ファンである後藤が、映画にオマージュをささげて生み出す新作舞台。

主演の原田さんが演じるのは、映画版で植木さんが演じた “平均(たいら・ひとし)”の孫という設定で、この舞台のために生み出された“百均(くだら・ひとし)”というキャラクターです。調子がよく行動はデタラメだけど、最後には必ずハッピーエンドに収める“平均”の血を受け継ぎ、平成の無責任男となって日本に元気を届けます。また、本作は“東日本大震災　チャリティ公演”と銘打ち、公演の一部を義援金として被災地へ送るなどの活動も予定されています。

作・演出を担当する後藤は、今回の作品について「今の無責任は、自分で起こした問題を次に放り投げて去っていくようなものだけど、“平均”は、無責任な発言をしておきながら自分で結末を用意していた。そういったところが、ものすごく魅力的で今の時代に必要な男だと思います。“平均”の孫という直系の無責任のＤＮＡを持った男が、今の世の中をどう立ち回るか、そのカッコよさを見せていきたいです。その為に、原田泰造さんは絶対に必要な俳優さんでした」と、コメント。

さらに、自身が東北出身者であることに触れ、「人の泣き顔や怒っている顔を見て笑うことはない。笑顔しか笑顔を生み出すことはできないと思っています。この作品を見て笑顔になった人が、また笑顔を被災地に届けてくれたら。最初の笑顔に発信地になればいいなと思っています」と、作品に込めた思いを語りました。

子供の頃から無責任シリーズを見ていて、今、無責任シリーズやることになったらぜひ自分がやりたいと思っていたという原田さんは、「映画の痛快なサクセスストーリーと、植木さんの明るいキャラクターが昔から大好きでした。芸人になって、ドラマで植木さんと共演したことがあったんですが、丁度僕が“センターマン”っていう露出度の高い衣装でコントをやっていた頃だったので、まぁ優しく怒られまして(笑)。その時に、同じ職業の先輩として、怪物のように大きな存在に見えました。一回、役のことで褒められた時は、涙が出るほど嬉しかったです。今回、植木さんの“孫”をやれることは、言葉にできないくらいの喜びを感じています。(植木さんが)ホメてくれたらうれしいですね」と、植木さんとの思い出のエピソードを語りました。