よしもとニュースセンター : 南果歩主演の舞台『モリー・スウィーニー』が６月10日（金）より上演！

６月８日（水）、東京・シアタートラムにて６月10日（金）より上演される舞台『モリー・スウィーニー』の公開リハーサルが行われ、南果歩、小林顕作さん、相島一之さん、演出・訳を務める谷賢一さんが登場しました。

舞台に現れた出演者の３人。演出家の谷さんについて「29歳の新進気鋭の演出家、谷さんです！　今回の舞台は翻訳もされてるんですよ！」と、相島さんが報道陣に紹介。「じゃあ、私も歳を言わなきゃダメ？」と笑顔で問いかける南に、相島さんは「言わなくていいです！」と素早くツッコミを入れます。

その後、約10分間の公開リハーサルが披露されました。

公開リハーサル後に行われた囲み取材で、まず「断片的ですみません！」と報道陣へ声をかけた南。今回のストーリーを説明しながら「３人しか出ないお芝居なので、台詞は３分の１ずつ手分けして喋っています。三者三様のストーリーがあって、面白いと思います」と今作の印象を語ります。

目の見えない女性モリーを演じることについては、「（目が）見えていないというところから始まって、見える状況になり、その後、また違う展開が待っているので、２時間30分の間、気持ちの揺れが激しいんです。その余波を受けているお二人も大変だと思います」と、相島さんと小林さんへ気遣いを見せます。

そんな南は役作りのため、視覚障害者の方にお話を伺ったほか、小林さんと「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」へ行き暗闇の世界を体験したそう。「南さんは（暗闇への）対応が早くて、真っ暗な中走っているような感覚だった」と小林さんが感嘆すると、南は「眠っていた野性に目覚めたんですかね？」と応えます。

４人の和気あいあいとした雰囲気を察知した報道陣から「楽しそうな現場ですね」と話しかけられると、「そうなんです。お芝居自体も難しい固い演劇ではないので、全世界の方に観てもらいたいですね！」と強気に言ったものの、「全世界……日本中の方に、世田谷付近の」と弱気になってくる小林さんは、南から「段々小さくなっちゃったね」とツッコまれていました。

お芝居以外の場でも多くのコミュニケーションをはかっているようで、相島さんから粉もの好きの一面が明かされた南。「お好み焼きも、たこ焼きも、うどんも好きですよね？」（相島さん）「あと、クレープも！」（谷さん）と、南の粉もの好きトークで盛り上がります。なんでも稽古終わりに、みんなでお好み焼き屋さんに行った際、モダン焼きにそばではなくうどんが入っていたそうで、大喜びだったという南。「あれは素晴らしかった！　食べた次の日、元気でした！」と満面の笑みを浮かべていました。

報道陣より「今回は目の見えない役どころですが、実際こんな風景は観たくなかったなと思った経験はありますか？」と訊ねられた南。
「ニュースでは、私の人生では観たことのない光景……津波とかそういう自然災害もそうですけれど」と前置きしながら、「今回、役柄的にアイマスクをして稽古していることもあるんです。そのアイマスクを外した時に一番怖いなと思ったのは、人の顔。人の表情から影響を受けることって多いんですよね。もちろん表情は豊かですし、救われている部分も多いですけれど、怖さもあるんじゃないかなと思いました」と語りました。

南による「とっても面白い体験になると思いますので、ぜひ足を運んでください。お願いいたします！」というコメントを以て、会見は終了したのですが……。
機材を片付けている報道陣に、南が「AKB48（の総選挙）で忙しい時にすみません」と声をかけると、爆笑が起こります。すかさず相島さんが「こんなに来てくださってありがとうございます！」と続けると、「南さんだけでも（いろんなところに）載せてください！」と懇願する小林さん。『モリー・スウィーニー』のカンパニーが素晴らしいチームワークで成り立っていることを実感しました。

『モリー・スウィーニー』はアイルランドの劇作家、ブライアン・フリールによる、目の見えない女性モリーと彼女を取り巻く人々の心模様を描いた作品です。今回は若手演出家である谷賢一さんを迎え、南果歩ほか、ダンスカンパニー・コンドルズのメンバーであり、子ども向け番組『みいつけた！』のキャラクター「オフロスキー」役で人気の小林顕作さん、舞台からテレビドラマ、映画など誠実な役作りで多くの演出家から厚い信頼を得ている相島一之さんが演じます。

公演は、６月10日（金）から19日（日）まで、東京・シアタートラムにて上演します。ぜひ劇場へ足を運んでくださいね！

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舞台『モリー・スウィーニー』
●作
ブライアン・フリール
●訳・演出
谷賢一
●出演
南果歩、小林顕作、相島一之

●公開日程
2011年６月10日（金）〜19日（日）
※詳しい日程は、世田谷パブリックシアターの公式サイトにてご覧ください
●会場
シアタートラム
●料金
一般　5,000円
プレビュー料金　4,000円（各種割引はございません）
劇場友の会　4,500円（前売のみ取扱）
世田谷区民　4,700円（前売のみ取扱）
高校生以下　一般料金の半額（劇場チケットセンターのみ取扱・要年齢確認）
U24　一般料金の半額（要事前登録・枚数限定）
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