第21回彦八まつり、9月3日(土)、4日(日)に開催!
9月3日(土)、4日(日)に開催される、第21回彦八まつりの記者発表が、大阪・生國魂神社で行われました。彦八まつりといえば、上方落語の祖、米沢彦八が活躍した生國魂神社の境内で繰り広げられるお祭り。奉納落語会や多彩なイベント、そしてそれぞれの一門が工夫を凝らしたブース、屋台などがズラリと並びます。
今年は桂梅団治が実行委員長を務めることに。テーマは、「東日本大震災復興支援」となりました。
まずは、上方落語協会の桂三枝会長からご挨拶。「東日本大震災復興支援ということで、震災に遭われたみなさまに、なんとか協力したいと思っております。なでしこジャパンに負けない元気を、東北にお送りしたいと思っております」とのことで、あちこちのブースで東北物産展などがお目見えする予定。さらに、上方落語協会の落語家223名のサインが入った復興支援手ぬぐい(1000円)を1000本販売し、売り上げのすべてを義捐金として寄付するチャリティー企画も行われます。
続けて、「今年は桂梅団治実行委員長ならではの企画があり、お子様からお年寄りまで楽しんでいただけそうなお祭りになろうかと思っております」と、例年とはひと味違う彦八まつりに期待を膨らませていました。桂梅団治実行委員長といえば、大の鉄道ファンとしても有名。そんなこともあり、生國魂神社向かいにある公園で、ミニSL体験乗車イベントを企画。公園に全長120mのレールを敷いて、ミニSLを走らせるとのこと。「“C62”という日本最大の蒸気機関車の、12分の1サイズです。ちゃんと石炭で走るんですよ」と仕様も本格的。「小さな子供さんも来て、ご家族で楽しんでもらえるお祭りにしたい」と語っていました。実はご本人は“撮り鉄”なのだそうで、「みなさんより、僕の方が喜んで、カメラを持って走り回ってはいかんな、と(笑)」と会場を沸かせていました。
ほか、一般のかたが参加できる催しが盛りだくさん。周りを元気にする笑い方ができる人も参加できる『笑い相撲 いくたま場所』、さらに毎年恒例の『素人演芸バトル』、『お茶子クィーンコンテスト』も実施されます。
また、成瀬國晴先生デザインによる、上方落語協会浴衣(紫色・7000円、白色・6500円)と上方落語四天王絵はがき(1000円)も販売されます。デザインした成瀬先生は、浴衣の柄について、「三枝会長が、四天王に畏敬の念を持ってらっしゃるのが伝わってきます。浴衣の絵柄には、四天王の代表するもの4つが盛り込まれています」と、デザインへの思い入れを語りました。
先立って、8月11日(木)に、天満天神繁昌亭で、第21回彦八まつりプレイベント『‘11 彦八まつりにいらっしゃ~い!』を開催。落語はもちろん、彦八まつり会場を走るミニSLが舞台にお目見え。加えて彦八まつりの詳細、落語会の顔ぶれの紹介、さらに昨年の『素人演芸バトル』、『お茶子クィーンコンテスト』の優勝者が出演し、必勝ポイントなどを伝授してくれるとか。
彦八まつりの翌日にあたる9月5日(月)には、天満天神繁昌亭で『彦八まつり・あとの祭り』を開催。祭りの写真をスライドショーで鑑賞しながら、祭りの思い出をふり返るというイベントも行われます。この2つのイベントも合わせて参加すれば、彦八まつりがもっと楽しくなることうけあい。
落語家たちによる文化祭&ファン感謝祭に、ぜひ足を運んでくださいね!
●第21回彦八まつり
【日時】2011年9/3(土)11:00~、9/4(日)10:00~
※雨天決行、荒天の場合中止あり
【場所】生國魂神社(大阪市天王寺区生玉町13-9)
【料金】入場無料
※詳細は、それぞれのホームページもご覧下さい。
上方落語協会 http://www.kamigatarakugo.jp
天満天神繁昌亭 http://www.hanjotei.jp