親子で上方落語を楽しむスペシャル版「よしもと花形寄席」を開催!
2008年、うめだ花月でスタートし、現在はなんば5upよしもとで定期的に開催されている「よしもと花形寄席」。上方落語界を担う花形落語家、そしてこれから花形になる可能性を秘めた期待の若手らが出演し、毎回、好評を博しています。そんな「花形寄席」が、8月はスペシャル版に! なんと8月1日(月)~31日(水)の毎日、子供から大人までが楽しめる夏休み企画「夏休み!親子でらくごinなんば」を開催します。上方落語をわかりやすく解説しながら、その面白さ、魅力を体験してもらおうというもこのイベント。7月21日(木)には出演者が集まり、記者会見を行いました。
各々、趣向を凝らしたプログラムに自信満々の様子。会見ではそれぞれが、具体的な内容やこだわりについて熱く語りました。
「ワクワクらくご体験ランド~いっしょに遊ぼう!!~」(毎週月・土曜)
出演:桂三風、月亭遊方
三風「子供たちに扇子と手ぬぐいを渡し、一緒に遊ぶという企画を考えている。落語は難しい、面白くないという先入観がある人も多いので、それをくつがえしたい」
遊方「落語は面白くないものと思われていることがわかり、これはゆゆしきことだとショックを受けた。まずは面白いもんやとわかってもらうためのイベント」
「赤ちゃんから小学校低学年がワイワイ楽しめるらくご会」(8月21・28日)
出演:笑福亭鶴笑
鶴笑「落語会は乳幼児お断りのことが多いので、今回は赤ちゃんから低学年の子供も来ていただいて、今後のお客さんになっていただきたいと思う。(と、オリジナルの小道具を取りだし)ベロベロバー! ね、これで赤ちゃんも大爆笑です(笑)。参加して体で落語を楽しんでいただけるようなことを考えている。お子さんがワーワー泣いても、乳母車で見ていただいても大丈夫!」
「月亭八天落語教室」(8月18・25日)
出演:月亭八天
八天「落語家になりたいと思ったのが小学5年のとき。担任の先生が授業から脱線して落語を聞かせてくれたのがきっかけだった。そんな経験のある私なりに、小学生に落語の楽しさを教えていきたい。落語だけでなくお囃子の楽しみも、楽器に触りながら学んでもらう」
「子供たちの落語講座」(毎週火曜)
出演:桂文華
文華「まずは落語の見方を短くまとめて見せる。きちんと会話を聞いて想像すれば頭に絵が浮かんでくるという、そんな楽しさを知ってもらいたい。その後、お囃子について教えてから、わかりやすい落語を一席、これで1時間。子供たちにとってちょうどいい長さだと思う。子供はもちろん落語に興味のある大人の方にもぜひ来ていただきたい」
「夏休みの自由研究が完成する英語落語の会」(8月19日)
出演:桂かい枝
かい枝「これまで15カ国で落語をやらせていただいた。落語をまったく知らない人に落語の面白さを伝えることをずっとやっているが、子供たちに対しても同じこと。落語の歴史などを解説したクイズ形式の映像などもあるので、それらもうまく使いながら、落語の魅力を伝えたい。そしてさらにそれを英語でやったらどうなるのか、ということをお見せする。夏休みの自由研究にそのまま提出できるワークプリントも用意しているので、宿題が間に合わないという子はぜひ来て!」
「林家ワークショップ」(8月7・14日)
出演:林家笑丸
笑丸「『みんなと違うことやってください』とオファーをいただいたので、踊りや歌を取り入れた内容を考えている。親は子供が何かに取り組んでいるところを見るのが楽しいもの。だから、子供たちと一緒に踊ったり、歌を歌わせたりして、何らかの芸事を身につけてもらいたい」
「5人の会」(8月26日)
出演:笑福亭智之介、桂三幸
智之介「僕と三幸、笑丸兄さん、林家染弥兄さん、桂三四郎の5人でやらせていただく。若いファンを獲得するには若手のスタ―が必要だと思い、かつてのザ・パンダや大阪パイレーツに負けないように、落語のみならずコントなどいろんなことを5人でやりたい。今後は大阪だけでなく東京などでも名前が売れ、自分たちと同世代のファン層を獲得できれば」
三幸「落語はそんなにハードルが高くないということを表現したい。国を超えて文化も超えてやれたらいいなと思う」
「英語落語の会」(8月5日)
出演:桂三輝
三輝「母国語じゃない言葉を話すと、違う人間になったような気持ちになる。子供たちに『こんにちは!』と言うと普通に『こんにちは!』と答えるが、『ハロー!』と言うとすごいテンションで『ハロー!!!!!』と返ってくる。それと同様に、落語も英語でやったらさらに楽しめるのではないかと思った。有名な噺の一番楽しい部分を、簡単な英語にして子供たちと一緒に演じたい」
と、ここで、会場に集まった小学生の皆さんと一緒に、三風、遊方が「ワクワクらくご体験ランド」のワークショップを実演。一人ひとりに扇子と手ぬぐいを配り、見本を見せた後、実際にそれらを使ってモノゴトを表現してもらいました。最初は恥ずかしいのか、なかなか手が上がらなかったものの、気づけば「東京スカイツリ―!」「花火!」など子供ならではのストレートな演技が続々。すっかり落語を“演じる”楽しさに魅了された様子でした。イベント時に舞台に上がって演じてくれた子供には、使用した扇子と手ぬぐいがプレゼントされるので、「参加すればするほど得です!」(三風)とのこと。また、「ワクワクらくごランド」土曜日には、ジャルジャル、、スマイル、銀シャリ、藤崎マーケットら若手芸人が日替わりで出演予定。月曜日は大阪住みます芸人として活躍中のGAG少年楽団がレギュラーで出演するので、こちらもお見逃しなく。
親子そろって楽しめる落語イベントが、なんと1ヵ月連続で開催されるのは、もちろん初の試み。いずれも落語の面白さを知る第一歩にぴったりのイベントばかりです。この夏休みのおでかけカレンダーに、さっそく書き込んでおいてくださいね!
よしもと花形寄席~夏休み!親子でらくごinなんば~
日時:8月1日(月)~31日(水) 毎朝10:00~(開場9:30)
会場:なんば5upよしもと
出演:(日替わり)桂三風、月亭遊方、林家小染、桂文華、桂文三、桂かい枝ほか
料金:前売・当日とも高校生以上1500円、中学生以下500円
※中学生以下は身分証明書をご提示ください。子供だけでもOKです!
問い合わせ:チケットよしもとインフォメーション 0570-036-912