「同じ境遇の人に読んでもらいたい」楽しんごが自叙伝発売記念握手会を開催!
7月21日(木)、東京・福家書店新宿サブナード店にて、書籍『泥だらけの制服』(ワニブックス刊)を執筆した楽しんごの発売記念握手会が行われました。
『泥だらけの制服』は、楽しんごが人気者となるまでの軌跡が書かれた自叙伝。中学時代の壮絶なイジメ体験、男性を好きになったある出来事についてほか、整体師、役者、そして芸人の道を志すようになったいきさつなどを、自らが赤裸々に綴っています。
イベント前にマスコミ会見を行った楽しんごは、出版の経緯について「以前から書きたいという気持ちはありました。絶対に共感してくれる人はいると思いましたし。それに人生は1回だし、(後悔のないよう)書いちゃおうと思ったんです」と語ります。
小学生時代は、女の子が好きでヤンチャだったという楽しんご。「塚本晋也監督の『妖怪ハンター ヒルコ』のマネをしていた」と語るも、マニアック過ぎたのか報道陣はポカン。慌てて、「体が柔らかかったんで、逆上がりが得意でしたね」と付け加えます。
中学生時代は「(男性への恋心に)目覚めてしまったこともあり、急に変わって。男子からも“オカマ!”と言われたり、風当たりが強かった」とコメント。高校生時代は女子が多い学校だったこともあって、「充実した毎日を送っていた。好きな人にも告白できましたし」と、当時を振り返りました。
執筆は仕事の合間に楽屋で行ったほか、家で朝まで書いていたこともあったそうで、「書き出すと止まらないんですけど、5ヵ月くらいかかっちゃって。テレビでは言えなかったこともいっぱい書いています」とのこと。
特に、イジメについては「思い出したくないことなので、記憶が断片的にしかないんです。書くのが辛い時もあったけど、一生懸命思い出しながら書きました」と応えます。イジメの描写は生々しく、読んでいる人にも想像してもらえるように書くことを心がけたそうで「(イジメの問題は)もちろん解決も済んでいます。僕は今言えるのは、“ちゃんと伝えることが大事だよ”っていうこと。同じ境遇の人には読んでいただきたいですし、図書館にぜひ置いていただきたいですね」と真剣な面持ちでメッセージを送りました。
書き終えた今は「スッキリしました」と晴れやかな表情を浮かべながらも、書くのもためらうほどの壮絶な体験ゆえ、「いやぁ……読み返して泣いちゃいましたね」と言葉を詰まらせていました。
報道陣から「実写化されるとしたら、どなたに演じてもらいたいですか?」と質問されると、「ミーです!」と自ら名乗りをあげた楽しんご。「中学生はムリですけど、20歳過ぎた頃からだったらやりたいですね」とやる気満々でした。
その後、行われた握手会には、200人のファンが来てくださいました。
会見では「今日はドドスコをやるテンションじゃない」と語っていた楽しんごですが、ファンの皆さんに元気づけられたのか、「嬉しい〜〜。ドドスコスコスコ〜!」とテンションの上がった声が握手会ブースの外にも響き渡っていました。
『泥だらけの制服』
著書:楽しんご
定価:1300円(税込)
発行:ワニブックス
仕様:四六判・並製
頁数:1C・208頁
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