【ライブレポート】CONTS ~脚本・河本準一~
8月8日(月)、『YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO』内のイベントとして、次長課長・河本がすべての脚本を手がけたコントライブ『CONTS』が開催されました。
おばあちゃんの原宿と言われる巣鴨のおとなり、大塚駅の南大塚ホールで開催されただけあって客席には幅広い年齢層のお客さんの姿が。出演は河本を筆頭に、フットボールアワー・岩尾、NON STYLE・井上、パンクブーブー・黒瀬、オリエンタルラジオ・藤森、南海キャンディーズ・しずちゃん、2700などといった豪華メンバーが大集結!! 全7本のコントを披露しました。
1本目の『何かしたん?』は、井上がおバカな幽霊たちに振り回されるといった夏らしさを感じさせるコント。しょっぱなから客席の心をガッチリとつかむと、お次は、あまりにも世間のことを知らな過ぎる藤森の特徴を笑いに変えた『知らぬ奴』。藤森ひとりだけ、何をやるのかをまったく知らされておらず、もはやドキュメンタリーといって過言ではないこのコントで、お笑い界の大先輩である萩本欽一の「なんでそうなるの!!」のポーズをやってみろとうながされ、正解とはかけ離れた謎のジャンプをしてしまうという無知ぶりを見せつけた藤森。
極めつけは「良い子、悪い子……」の続きを求められ、ガチで「私の子!」(正しくは、普通の子)と答えてしまい、慌てふためいた藤森は「ねぇ、109の話とかしよ♪」とチャラ男節を発揮。罰として電流ショックが流さる羽目に……。
童話をもとにした『鶴の恩返し』は2700お得意のリズムネタに、河本のシュールなセンスが加わったコント。足に引っかかったワナを外してくれたお礼にと、人間の女性に変身した鶴(ツネ)がおじいさん(八十島)宅を訪れるのですが、「寒いから家に入れて」と何度もお願いする鶴に、おばあさん(河本)が冷たく「無理!」と断り続けるくだりや、「絶対にふすまを開けないで」と断りをしておいたにも関わらず、鶴が踊りながらハタを織り始めると、秒殺でふすまを開けてしまう機敏な河本ばあさんのやり取りに会場は爆笑の渦に包まれました。
最後のコント『甘えん坊おっさん』は、出演者全員で笑わせにかかるドタバタ劇!! 落語の舞台でネタを忘れてしまい、舞台袖に控えている弟子に助けを求めた師匠(河本)はあまりにも甘えん坊であるがために、弟子たちをネタの登場人物になりきらせて舞台上に上がらせてしまいます。このコントでは、弟子を振り回す師匠と、後輩から愛される河本の人物像が重なり、彼が根っからのコメディアンであることを証明したような内容となりました。
期間限定ではもったいなさ過ぎる『CONTS』は、なんと名古屋・大阪などでも開催されることが決定!! 喜びもつかのま「メンバー編成は変えますけどね」という河本の言葉には当然、出演者たちから大ブーイングが浴びせられていました……。
●「YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO partnership with GEORGIA ~Laugh&Peace2011~」公式サイト
http://www.wondercamp.jp/