【ライブレポート】新橋ペッパーライブ ~惹かれ合い離れ合う2つの惑星~
8月8日(月)、『YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO』内のイベントとして、新橋・レッドペッパーにてしずる・村上とオリエンタルラジオ・中田のトークライブ「新橋ペッパーライブ ~惹かれ合い離れ合う2つの惑星~」が開催されました。
お客さん約40名という濃密な空間に2人が登場すると、会場からはアットホームな拍手が。リラックスムードの中、まずは「~惹かれ合い離れ合う2つの惑星~」というタイトルについての話題からトークがスタートしました。
このタイトル、中田がツイッターでリサーチした結果によると村上が考えたと思っている人が多かったようですが、実際に考案したのは中田なんだとか。
そこからトークライブが実現するまでの経緯が説明され、約2年前に放送されていた『鬼のワラ塾』で共演していたのにも関わらず、実はあまりしゃべったことがないという2人にトークライブをやるよう勧めたのは、初恋タローだということが明かされました。
上記のように、プライベートではほぼ遊んだことがないという2人。その理由として、中田は「ヨシモト∞(芸歴一年目のオリエンタルラジオがMCに抜擢された配信番組)が始まった時の一発目の前説がしずるさんだったんですよ」と、気まずさを感じていたことを告白します。
これに対して村上も「お前らがNSC在学中から『これは行くんだろうな』と心の準備ができてた。だから嫉妬とか妬みはなかったよ」と率直な気持ちを明かしていました。
お互い本音トークが好きだという2人。これまでの空白の時間を埋めるかのように、ぶっちゃけトークを展開していきます。
コントや漫才ではなく、“武勇伝”で売れたことにコンプレックスがあるという中田は「一番憧れる売れ方は、シュールなんです」と、暗にしずるのことを指すような発言を。これには村上も「バカにしてないよね?(笑)」と思わず笑ってしまっていました。
さらに、『鬼のワラ塾』の裏話から2人の結婚観、お互いの相違点などに話が展開。論理的な中田に対して、自分は感覚的だという村上は「相方とのトークでは話せないことが、この2人なら話せると思ってた」と嬉しそう。中田がこれからの目標について話そうとするとすかさずハイボールのおかわりを注文し、「あっちゃんの今後のプランをアテにして酒を飲む。こんないい夜はないよ!」と、感慨深げでした。
中盤を過ぎると、話はさらにディープに。
憧れの芸人の話題になると、中田は伊集院光、村上はロンブー・淳の名前をあげ、その先輩のどこに憧れるのかを赤裸々に語り合いました。
また、その流れで村上は、尊敬する先輩としてNSC在学中から何かと縁があった木村祐一とのエピソードを披露。さらに「これは全部聞いた後忘れてもらっていい話なんだけど」を前置きしてから、「なんで自分が今幸せになれたかって言ったら、運(うん)、縁(えん)、勘(かん)、金(きん=かね)があったから。でも、これだと50音並びで(あいうえおの)“お”が抜けてる。だから俺は、恩(おん)を返していこうと思ってるんだ」と、お客さんをうならせるいい話を語りました。
すると、中田は「僕もね、ほんと同じことを考えてたんですよ」と瞬発的に切り替えし、「人生は障害がある、これが難(なん)。大事なのは、それに負けないと思う念(ねん)と、人(にん)。でもこれだと一文字抜けてる。それは…」としたり顔で続けますが、村上から「『ぬん』ってなんだよ! このヤロウ、先輩の大好きな話を踏みにじったな(笑)」とツッコミが入り、会場は爆笑に包まれました。
終盤には、“相方に比べて先輩から警戒されている”“大喜利が苦手”という共通の悩みや、“芸歴10年前後の先輩たちの脅威”についてひと盛り上がり。しかし、共通点を語った後には賞レースについての考えでお互いに違う考えをぶつけ合う一幕もあり、濃密な空間も手伝ってか、かなり深めのトークが繰り広げられていました。
約一時間半のトークを終えた2人は、最後にお互いのツイッターをフォローしあうことを宣言。もう一度一緒にトークライブを開催することを約束し、"惹かれ合い離れ合う2つの惑星”のトークライブは、大盛況で幕を閉じました。
●「YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO partnership with GEORGIA ~Laugh&Peace2011~」公式サイト
http://www.wondercamp.jp/