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2011年8月29日 (月)

桂三枝が応援団長に!47都道府県の“住みます”芸人が「減災ひろめる芸人」に就任

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8月29日(月)、明日30日から9月5日(月)の防災週間を前に、吉本興業株式会社東京本部にて内閣府大臣官房政府広報室と吉本興業による「今、最も知りたい『減災』~47都道府県 あなたの街に“住みます”芸人 公開授業」が開催されました。

内閣府では、「防災」「児童虐待防止」「自殺対策」など、国民の命や安全にかかわる様々なテーマの施策および広報活動を実施。特に、東日本大震災発生以降は全国で高まる防災対策意識を背景に、地震や津波などの自然災害に備えるための“減災”を特に推進しようと、広報活動を強化しています。
また、吉本興業は来年4月に100周年を迎えるにあたり、“笑いを通じて心のインフラを作り出していきたい”“人と人とのつながりで日本を変えていきたい”という思いで、様々な活動を進めています。そんななか、内閣府が推進する“減災”の広報活動に賛同し、このたび協力することになりました。

今年4月より、47都道府県にて地域活性のために活動している「あなたの街に“住みます”芸人」が「減災ひろめる芸人」を兼務することが決定。減災の大切さを学ぶべく、40組68名の“住みます”芸人が出席しました。

まず、平野達男内閣府特別大臣に代わって、別府充彦内閣府大臣官房政府広報室長が登壇。同大臣からの「自然現象は食い止めることはできませんが、備えによって被害を減らすことはできます。自分、家族、そして近所で力を合わせて、今できることを考えることが大切。47都道府県で活動している芸人さんたちに、各地で多くの方に減災を伝えていただきたい」というメッセージが読み上げられました。

続いて、「減災ひろめる芸人 応援隊長」に任命された桂三枝が登壇。「エリア社員と共に全国各地に“住みます”芸人を送り込んでいますが、僕はこの企画を大変気に入っています。東京や大阪には大きな劇場がありますが、地方の方に来ていただくのは大変なこと。そんななか、“住みます”芸人を通して来年100周年を迎える吉本の伝統ある笑いを知っていただくことができますし、地域の素晴らしさを芸人を通して知っていただくこともできます。“住みます”芸人には弟子を3人送り込んでいますが、彼らには“地域の美味しいものを紹介するだけではなく、皆さんの役に立つことを、お手伝いをしなさい”と言い聞かせています。ですから、このようなキャンペーンをやっていただいて、お役に立てる時が来たと感じています。政府には想定外を想定し、万全を尽くしていただきたい。今日はみんなと共に勉強して減災に努めていきたい」と語りました。

ここで、全国から集まった“住みます”芸人40組68名が登場。入り切らないほどの大人数に、三枝も「こんなにたくさんの芸人が集まってると思わなかった」と驚いた様子です。
参加芸人を代表して、クマップ(北海道)、ぺんぎんナッツ(福島県)、LLR(東京都)、ファミリーレストラン(滋賀県)、桂三段(島根県)、レモンティー(福岡県)、空馬良樹(沖縄)が登壇しました。

ファミリーレストラン・原田は「三枝師匠の前ではやりづらいんですけれど……」と恐縮しながら、「いらっしゃーせー」とお馴染みのギャグを披露。「聞いてる、聞いてる。どんどんやって!」と優しく話しかける三枝に、原田は「夢の競演ありがとうございます!」と感激しっぱなしでした。

また、レモンティー・阿部は素人時代、『新婚さんいらっしゃい!』に出演したことがあるそう。驚く三枝が「今でも(奥さんと)うまくやってんの?」と話しかけると、「うまくやっています! その時はハワイ旅行も行かせていただきました」と応えるなど、こちらも感激の様子でした。

ここで“住みます”芸人を代表して、ぺんぎんナッツ・中村から決意表明が行なわれました。
「福島はやはり原発の問題が一番大きいのですが、地震の被害も多い土地です。小さい揺れでも、眠れないという人はたくさんいます。そんな方々に減災を広めて心の余裕を持ってもらうことで、不安を少しでも取り除きたい。自分のことだけじゃなく、地域の皆さんのことを考えて減災に努めます!」
その後、いなのが持ちギャグ「がんばっちゃってもいいんじゃないの~」をポーズ付きで披露すると、「そういうギャグは一緒にやろう!」と三枝。いなのからポーズを教わった三枝は壇上の芸人とともに披露したのですが、「意外と難しいなぁ」とつぶやいていました。

その後、別府室長より三枝とぺんぎんナッツへ、減災グッズとしてヘルメットが送られました。きっちりとベルトを締め、ヘルメットをかぶった三枝は「これはいい。椅子からコケるときもこれをかぶろう」と話していました。

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ここから、名古屋大学大学院の福和伸夫教授による公開授業がスタート。
桂三枝とともに、桂三若(秋田県)、スーパーギャルズ(宮城県)、アンダーエイジ(岩手県)、ぺんぎんナッツ(福島県)、バックスクリーン(新潟県)、カズ&アイ(静岡県)、淀家萬月(高知県)、ちきんなんばん(宮崎県)が壇上で参加、ほかの芸人たちも会場の上手で聴講しました。

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授業では、羊羹とプリンを用いて東京の山の手と下町の土壌の違いや、ぺんぎんナッツが参加しての建物の耐震強度の相違などをわかりやすく解説。無事、生き延びた際、非常時に役立つ「IDホイッスル」のプレゼントや、避難所での簡易トイレの作り方など、実際に役立つ情報が紹介されました。

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三枝は「先生に教えていただいたことを、いつまでも忘れないようにしましょう」と話しながら、「“住みます”芸人の皆さんは減災はもちろん、日々の暮らしも大変でしょう。人気が出るための第一歩と思い、皆さんに愛され、皆さんに喜んでいただけるよう、がんばってください」と後輩たちへ温かいエールをおくりました。

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●あなたの街に“住みます”プロジェクト
公式サイト:http://www.yoshimoto.co.jp/sumimasukoubo/


【桂三枝】

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