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2011年9月20日 (火)

【ライブレポート】東京シュール5~大阪初上陸~

9月18日(日)、『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI ~Laugh&Peace2011~』の一環として、大阪・京橋花月では9月18日(日)の深夜から19日(月・祝)の早朝にかけて『東京シュール5~大阪初上陸~』が開催されました。

『東京シュール5』とは、カリカ、犬の心、POISON GIRL BAND、しずる、ライスによるユニット。2008年、カリカ・家城が芸人としてはあまり誉め言葉ではない“シュール”と呼ばれる東京の吉本芸人を集めて結成し、これまで個々のプロデュース公演を行なったり、アミューズメントパークと対戦したりと、斬新な企画ライブを開催し続けています。そんな『東京シュール5』が、大阪で初公演を行ないました。

まず登場したはカリカ・家城とかたつむり林……ですが、家城は「カリカです」と自己紹介。ご存知の方も多いと思いますが、カリカは9月9日(金)のオールナイトトークライブで解散すると発表。相方の林克治は、9月24日(土)のライブを以て引退、コンビを解散することが発表されています。
ざわつく客席を気にせず、「コンビで大阪に来るなんて、なかなかないっすよね。僕は今年の頭、お芝居で来させていただきましたけど。あ、始めに言っときますけど、今日はかたつむり林が来られないんですよ」と、家城は続けます。

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カリカ・林に扮したかたつむり林は「シュール5は大阪はずめてですが!」としょっぱなから甘噛み。「どうした? カリカ・林のプレッシャーに負けてるんですか?」と自分が課した設定をいきなり崩す家城に、かたつむり林が「当たり前でしょ!」と絶叫します。
二人は一緒に大阪入りしたそうですが、新大阪駅から京橋花月へ向かうタクシーの中で初めて家城から「今日、お前はカリカ・林だから」と言われたというかたつむり林。「その時の僕の気持ちわかります? もっと早く言ってくれたら、スーツくらい持ってきましたよ!」と猛抗議していました。

ここでメンバーが登場。
『東京シュール5』ではお馴染みの、ハイウェスト姿のPOISON GIRL BAND・阿部、犬の心・押見、ライス・関町。腰部分を黒いテープで固定するという気合い(?)の入ったボケを見せた阿部ですが、キツく巻きすぎたようでオープニング終盤は「宇宙にいるみたい。成層圏出るんじゃなかった……」と苦しそうに顔を歪めていました。

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「犬の心の単独って、押見の仮病で延期になったんでしょ?」と言い出した家城に、「違います! 8月19日(金)にここ京橋花月で単独ライブをやる予定だったんですけど、僕がインフルエンザにかかりまして。ちゃんと10月5日(水)にやりますので、よろしくお願いします」と必死で訂正する犬の心・押見。
「でも、インフルエンザって夏になります?」(阿部)
「夏インフルもある! 冬に活発なだけで」(押見)
「でも聞いたことないよね。夏にいるなら、夏の間は何してるの?」(家城)
仮病疑惑に対して必死に弁解する押見に対して、しずる・池田が言い間違いで発したある言葉が発端となって、家城のスイッチが完全にオン。「それいいね。押見にやらせよう!」と言い出します。

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押見への攻撃(?)は収集がつかないまま、それぞれのネタ時間へ。ライス、しずる、POISON GIRL BAND、犬の心がそれぞれ、ネタを披露しました。

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この日はニコニコ動画でライブの様子が配信されたのですが、下ネタ満載の“押見裁判”に二万人強が殺到。その期待に応えるべく、「やっぱり押見が“あれ”をやるしかない!」と、家城の暴走はさらにエスカレートし始めます。カリカ・林というツッコミがいない今日、押見一人の抵抗では家城の暴走は止められません! ほかのメンバーだけでなく、スタッフやお客さんも乗っかり、押見裁判はあらぬ方向へどんどん展開していきました。

ここで、本日のゲストである銀シャリが先ほどの流れを組んでハイウェスト姿で登場しました。「ゲストで呼んでおいて1時間経ってから出すってあります? なんですか、今のは。中2の部活みたいな流れじゃないですか!」と橋本。

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今回、『WONDER CAMP KANSAI』内のイベントということで、スタッフから好きな大阪芸人誰でも呼んでいいと言われた家城は、迷わず銀シャリを指名。「でも、なんで僕らがゲストなんですか?」(鰻)「米関係はライスだけで十分でしょ」(橋本)と不思議がる二人に、「鰻くんの見た目が好きだから。タイプです!」と衝撃の告白をする家城。押見が「俺も鰻くんはアリだと思う。よしもと男前ランキングに入っていてもおかしくない」と言い出したことから、阿部も参加した“鰻争奪戦”が繰り広げられることに。収集がつかなくなり、「この中で誰がいちばんいいか。第一印象だけ聞こう」と提案した家城が、困る鰻を見てニヤニヤしていた橋本も並ばせて、鰻に一人を選ばせることになりました。

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大勢からの告白(?)を受けて「ん〜〜! 難しい!」と頭を抱える鰻でしたが、悩みながらも選んだのは、かたつむり林。その途端、家城が悶絶し始めます。「相方に抱かれることがもうないと思ったら淋しい。だったら、ほかのコンビに手を出すしかない」との本当か嘘かわからない暴走発言に、いちばん後輩ながらかたつむり林が「この人、ボコろうぜ」と呆れたようにつぶやいていました。

ここで、家城から銀シャリに「さっき4組がネタやったの見てたでしょ? 今からそれぞれにみんなのネタに入ってもらうから」という指令が下されます。
まずは橋本が挑戦。関西の若手屈指のツッコミ芸人ということもあって、「バシバシとツッコんで欲しかった」と言うシュール5のメンバーでしたが、橋本は「展開をつぶしたくなかった」という理由からボケに乗っかるかたちに。

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一方の鰻はそれぞれ1つだけボケを決め、その後は自由に動き回るという手法を取ります。天然キャラクターとして有名な彼ですが、自分が出るまで2回、4組のネタを必死に観て頭に叩き込んだにも関わらず、構成を一切覚えていないどころか、先にオチを言ってしまいます。そのため、それぞれのコントは原型がほとんどないほど変化していました。

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橋本が「特に緊張した」と語ったのは、POISON GIRL BANDの漫才に参加した時。銀シャリの二人はインディーズ時代、彼らに憧れて一時期、ツッコミなしの漫才をやったこともあっただけではなく、コンビ名を“カルロス・レイチェル・サンターナ”に変えようと考えたこともあったそうです。

3時30分を超えた時点で、「本当はここからトークしようかなと思ってたんだけど、そういう感じでもないよね? 最初の予定では“ペットにするなら、どの動物?”で話そうとしてたんだけど」と家城。“押見裁判”は、ここからさらに急激な展開に。
アドリブだらけのCM撮影、挙げ句は謝罪会見という約1時間のシュール5らしい大茶番劇が繰り広げられました。

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謝罪会見中には4万人まで到達したアクセス数がさらに伸び、最終的にはなんと6万人がイベントの配信を鑑賞。
予想だにしなかった結末に恐れをなしたのか、エンディングで「あの言葉で引っ張ったのは事実だから、最後は土下座して終わろう」と提案した家城。
「銀シャリはしなくていいよ」と言われながら「いや、僕らもします」とキッパリ言い切った鰻ですが「僕らは同伴ですから」と言い間違え(本当は“共犯”と言いたかったようです)、せっかくの男らしさが台無しに。橋本も「こんな自由なライブって、今ないですよね。楽しかったです」と、家城の提案を受け入れます。

「今日はおふざけしてすみませんでしたー!」という全員の土下座で、ライブは終了。大阪でも――いや、東京でのライブ以上に――シュール5の自由奔放ぶりを感じられたライブでした。

ちなみに、今月24日(土)に芸人引退が発表されているカリカ・林ですが、今日のイベントに参加していないということになっている“かたつむり林”としてナレーションで参加。シュール5メンバーそれぞれに、毒がありながらも温かみのある林らしい言葉がおくられました。
コンビについては「カリカ……なんとも言えないですね。売れそうといえば、売れそう。売れなさそうといえば、売れなさそう。中途半端なコンビですね」と語り、相方・家城については「家城さんは毎日1回、ゴミ捨て場に立ち寄ってから仕事に行っている、努力しているブスですから。これからもブスに磨きをかけてください」とエールをおくりました。

●『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~』
公式サイト:http://www.wondercamp.jp/kansai