大平サブロー、次のむちゃブリ挑戦は落語の大ネタ「地獄八景亡者戯」!
今年、芸能生活36周年を迎えた大平サブローが挑戦中の『36のむちゃブリ企画』。続いてはコント赤信号・小宮孝泰さんからのリクエスト「『地獄八景』に挑んでもらいたい」に応え、10月14日(金)に京橋花月で開催される『第10回サブロー&雀々 二人の世界!!』で、なんと落語に挑戦します! 上方落語屈指の大ネタとされる「地獄八景亡者戯」を、果たしてサブローは最後まで演じきれるのでしょうか!? さらに当日は、MBS『ちちんぷいぷい』でおなじみ角淳一さんからのむちゃブリ「モノマネ三昧」への挑戦も合わせて行われることに。これに先立ち、9月29日(木)、企画の経過報告を兼ねた記者会見が行われました。
会場となったワッハ上方内の上方亭に、着物姿でさっそうと現れたサブローが、まずはこれまでの進捗状況を発表。「YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI」期間中に、かなりのむちゃブリをクリアしたと語り、それぞれのエピソードを紹介しました。例えば、浅越ゴエからの「お姉言葉で1日仕事」に応え、『エンカメリサイタル in WONDER CAMP』で松尾和子さんの扮装で『再会』を熱唱。ゲストの美川憲一さんから「気づかなかったわ!」と驚きの声をいただくなど、見事な変身ぶりを見せました。友近がリクエストした「タップダンスをしながらモノマネ」には、18歳のときに少しかじったきりというタップを2日間みっちり特訓し、『ぐっさん&友近歌謡ショー』で披露。キュートンの「金玉蹴り」は、その実態を知らぬまま舞台上で初体験したそうで、「ブリーフ1枚で舞台に立ったのは生まれて初めて」と笑わせていました。
なかでも大変だったのが、つい先日終了した、トミーズ・雅からのむちゃブリ「現WBC世界ミニマム級王者・井岡一翔選手とのスパーリング」。「アドレナリンが出過ぎて記憶が飛んでるんです。しかも、2日後の朝、目は覚めてるのに体が動かなくなって……」と後日談を明らかにしました。鍼の先生に見てもらったところ、100kmマラソンを走った後と同じぐらいの疲労度と診断されたとか。あれこれ振り返りながら、サブロー自身、いずれ劣らぬ挑戦の数々に手応えを感じている様子ですが、実はまだ手つかずの挑戦も山積み。むちゃブリのリストを眺めながら、「あれ? まだこんだけ? 嘘やろ?」と呆然とする一幕もありました。
ここでイベントを共に開催する盟友・桂雀々さんが登場! 旧知の仲である二人は、5年前から定例イベント『二人の世界!!』をスタート。サブローは落語、雀々さんは(サブローとの)漫才に挑戦するというスタイルで、お互いに刺激を与えあってきました。「サブローさんは3回目ぐらいまで古典をやり、その後は創作落語にも挑戦するように。回を重ねるごとにメキメキと腕を上げています」と雀々さん。「モノマネができる人は耳がいいんでしょうね。間やリズムの取り方が上手で驚きます。既に米團治は抜きました!」と止まらない賞賛の言葉に、サブローは「なんちゅうことを!」とオロオロ。しかし「雀々さんはいつも褒めてくれるから、その気になってしまうんですよ。調子に乗ったまま、10回目を迎えてしまったという(笑)」と続け、気心の知れた仲ならではのやりとりも繰り広げていました。
「地獄八景」について、当初は「こんな大ネタできるわけない」と思っていたそうですが、やらざるを得ない状況になり、雀々さんに相談することに。「本来なら何十年も落語をやってきた方が挑むネタ。自分がやっていいのか不安だったが、雀々さんは逆に喜んでくれたんですよ」(サブロー)。そんな応援に背中を押され、ついに挑戦を決意。一人練習を重ね、会見の前日には初めて雀々さんに稽古をつけてもらったことも明かしました。雀々さん曰く、「サブロー色をしっかり出している。モノマネでいろんな人物を出していくのは、これまであまりなかった形で斬新」との好評価。「あとは回を重ねれば固まっていくと思う。新たな『サブロー地獄』は、落語家たちへの刺激にもなるのでは」と期待を寄せていました。一方のサブローは、普段から仲がいいだけに、雀々さんに間近で見られるのが照れくさかったとか。「そう言ったら、『じゃあ見んとくわ』と目をつぶってくれて。それでも噺を聞きながら、身振り手振りを合わせ鏡のように見せて指導してくれた」と語り、先生でもある雀々さんに感謝の意を表していました。
また、角さんからの「モノマネ」むちゃブリに関しては、「せっかく出ていただくんだから、僕と雀々さんと角さんでトリオ漫才でも」(サブロー)と、イベントに新たなお楽しみを加える仰天プランが! このほか、サブローが大注目している若手コンビ・学天即も出演し、イベントを盛り上げる予定です。
会見後、「これで逃げ道はなくなった!」と決意を新たにするサブローに、「完全に出来上がっている。新しい『地獄八景』ができたと言っても過言ではないですね」と、さらにハードルを上げてみせた雀々さん。果たして当日、どんな“地獄”の道行きを聴かせてくれるのか? この機会をどうぞお見逃しなく!
第10回 サブロー&雀々 二人の世界!!
日時:10月14日(金) 18:30開場/19:00開演
会場:京橋花月
出演:大平サブロー、桂雀々、角淳一、学天即
料金:前売3500円、当日4000円
お問い合わせ:チケットよしもとインフォメーション 0570-036-912
【大平サブロー】【学天即】