構想2日、撮影期間2日!?野性爆弾・川島主演『ミステイクン』がいよいよ公開
10月1日(土)、渋谷・シネクイントにて、映画『ミステイクン』の初日舞台挨拶が行われ、主演の野性爆弾・川島、出演者の野性爆弾・ロッシ―、ガレッジセール・川田、はんにゃ・金田、そして監督のテレビ東京プロデューサー・伊藤隆行が登壇しました。
本作は、第3回沖縄国際映画祭にて上映され、衝撃的な内容で話題を呼んだ密室サスペンス。主演の川島は「まさかこんな形でパルコさんでやらせてもらうなんで思うてませんでした(※シネクイントはパルコの8F)。嬉しいです」と、感激の様子で挨拶しました。
しかし伊藤監督は「不安です。タイトル通り数多くのミスを犯してしまったなと。このようにたくさんのお客さんに来て頂いて、不安でいっぱいです」と意味深なコメントを。するとロッシーがすかさず「映画を見たら監督はどこのことを言っているのかわかると思います」とフォローし、続けて「みなさんが今から見はると思ったらドキドキします。テレ東さんの会心の?渾身の?作品なので、ぜひ楽しんで頂けたら」と、ロッシー節全開でコメントしました。
なんとこの作品、主演以外の出演者の撮影期間は数時間、主演の川島でさえも2日間という映画としては異例の短期間で撮り終えたんだそう。さらに、正式な台本もなかったらしく、川田は「監督に聞いたら『好きなようにやって』と言うので、僕らは自由にやらせてもらいました。ただ、いろんなことをやってフタを開けてみたら結構カットされてたんですけど(笑)」と、裏話を披露しました。
気になる映画の内容について、金田は「ドキュメンタリーみたいな感じですね。川島さんのプライベートも覗ける感じです」と解説。 川島は「現場に入ったら、20分間フリーでやってくださいと言われた(笑)。もちろんやったんですけど、『何やってんねやろ、これ』っていう感じでした。映画というよりも、セットの中でゆっくりさしてもうたっていう感じです」と、独特の表現で主演を務めた感想を。続けて、「僕はすごい映画フリークなので、どの映画にも属さないような役作りをしようと思ったんです。だから、今はついてますけど、一回耳をそぎ落としましたし。現場終わって接合しました」と、デタラメだらけトークでお客さんを沸かせていました。 舞台挨拶は出演者と監督の仲の良さが伝わる和気あいあいとした雰囲気で進み、途中、伊藤監督が「さっきからエラそうに2日で撮ったって言うけど、こっちだって2日で考えてるんです!」と開き直って宣言する一幕も。会場は終始温かい笑いに包まれていました。 終盤には、出演者たちがそれぞれ「この映画はみなさんが思っている以上に面白いけど怖いので、気を付けてください。沖縄でも悲鳴があがってました。あと、どこに僕がでているのが注意深く見てください」(金田)「ホラー映画よりも僕は怖かったです。楽しんでください!」(川田)「ほんまに怖いです。完成して見た時、僕は『あっ』て声を出してしまいました。みなさんも気を付けてください」(ロッシー)と、“オモシロ怖い”新たなジャンルの映画であることをPR。 主演の川島も「みなさんが『これぐらい怖いやろな』と思っている“怖いバロメーター”が10やとしたら、多分1000ぐらいいっちゃうかな! 1000の覚悟でお願いします」と、念を押しました。 最後に伊藤監督が「最初は出来心だったんです。怖いものを作ろうとは思ってなかったんですけど、結果怖かったっていう。僕はいつもテレビの仕事をしてるんですけど、主演の川島さんはテレビで放送できない場面が多くて。一回この大画面であの方を映したかったっていう出来心がって、主演にしました」と本作への思いを明かし、初日舞台挨拶は大盛況で幕を閉じました。 ●作品情報 第3回沖縄国際映画祭出品作品 『ミステイクン』 10月1日よりシネクイント他にて公開 監督:伊藤隆行 脚本:堀田延 出演:川島邦裕(野性爆弾) ロッシー(野性爆弾) 宮崎吐夢 河本準一(次長課長) 川田(ガレッジセール) 金田哲(はんにゃ) 大橋未歩 木下優樹菜 ラサール石井 草野仁 (C)テレビ東京/吉本興業 ●『ミステイクン』公式HP