10月8日(土)より、毎年恒例の絵画展「たいぞう展」がスタート!
10月8日(土)から11日(火)まで、大阪の梅田スカイビル空中庭園展望台 40Fスカイギャラリーにて、たいぞうの絵画展「舞い上がる花びら たいぞう展」が始まります。
ポップでカラフル、そして緻密で隠し絵のような楽しさもあるたいぞうアート。2007年から始まった個展も今年で10回目、スカイギャラリーでは5年連続となります。
今回のテーマは「舞い上がる花びら」。友達や家族、応援してくれるファンの方々を「風」と捉えたたいぞうは、「満開の花をさらに咲き誇らせるべく、「風」は花びら1枚1枚をさらに遠くへ、未来へと運んでくれる。そして、自分の作品もその花びらのように、皆様の心の中へと届いてほしい」との願いを込めて制作してきました。そんな想いの詰まった作品は全部で56作品。それらが一堂にスカイギャラリーに登場します。
「3月に東日本大震災が発生しましたが、この地震を境に人と人とのつながりができたと思うんです。今回はそのつながりが一つになって、さらに大きくなるようにとの思いで描きました。気持ちがプラスになるような絵ばかりです。毎年、個展のために何枚描くと決めてやってきたんですが、今年は気持ちの向くまま、枚数にこだわることなく描きました。それで56という数字になりました…」とはにかむたいぞう。
そして、作品の中から3枚をピックアップし、絵に込めた思いを伝えました。
「『リセット』という作品です。嫌なことがあってもそれをすぐに消して、新しく作り直そうという気持ちを込めています。金魚すくいをモチーフにしてるんですが、金魚すくいって失敗しても何度もでやり直せるじゃないですか。そういうふう、“何回もチャレンジできるんだよ”ということを表現しています。また、金魚すくいの容器を目のあたりにかざしていますが、これはその丸い容器で遠く、未来を見つめています」
「こちらは『溢れている』です。人って思いがどんどん溢れてくるじゃないですか。溢れてくるから人に対しても優しくなれると思うんです。これは、勇気があって強い人がいろんな人に幸せをあげているということからイメージしました。その幸せを受け取った人が、また他の人たちに幸せの種を渡して、1本の木が大きくなるような感じです」
「タイトルは『舞台』です。僕は吉本新喜劇に出させてもらっていますが、新喜劇の舞台に立っているといろんな人の顔が見えるんですね。笑っている人も入れば、しかめ面の人もいる。でも、しかめ面の人も最後には笑ったりして、みんなが笑顔なんですね。そういうふうに、舞台を観て元気になっていく人たちを描いています」
なお、今回の個展のポストカードに起用されている作品「心に残る幸せな日々」は、一番大きなサイズとのこと。日本を支える12の干支を描き、復興への思いを込めているそうです。
そして、今年の制作期間について振り返りました。
「絵を描くことが仕事になってしまって、3月、4月ごろは描けなくなったんです。それで、何のために描くんだろうと考えて、やっぱり僕は芸人で、その上で絵を描いているんやと。それは何でかっていったら、お客さんの笑顔が見たいからやって思ったんです。その後、吉本新喜劇の烏川くんの結婚のお祝いに絵を描くことがあって、烏川くんのことを1週間ぐらい考えて描いたらすごい楽しかったんです。その楽しいなっていう気持ちを改めて感じて、枚数にこだわらず、今年は気の向くまま、思いの向くままに描きました」
なお、制作期間中にテレビドラマ『JIN -仁-』(TBS)にはまっていたというたいぞう。描くときは常に『JIN』の映像を流していたそうで、過去と未来をテーマにしたものや、『JIN』に出ていた坂本竜馬像をモチーフにしたものも作品に含まれているそうです。
個展を開くたび、すべての絵が完売となる"たいぞうアート"。今年も販売されるので、ファンの方はぜひ、お早めにご来場くださいね!
『舞い上がる花びら たいぞう展』
開催期間:10月8日(土)~11日(火)
開催時間:10:00~18:00
会場:梅田スカイビル 空中庭園展望台 40Fスカイギャラリー(06-6440-3855)
入場料金:無料(ただし、空中庭園への入場料が必要)
梅田スカイビル 空中庭園ホームページ
http://www.kuchu-teien.com/
【たいぞう】