辻本とのアドリブも完璧!? 「はままつ新喜劇」で市長自ら浜松市をPR
弊社「エリアプロジェクト」の一つとして10月4日(火)〜10日(月・祝)に上演されている「はままつ新喜劇」。期間中は、浜松を舞台にした新喜劇のほか、なんばグランド花月の周辺ものぼりやポスターで飾られ、浜松市の魅力を強力にアピールしています。そんななか、8日(土)の舞台に、鈴木康友浜松市長とミス浜松の田中道子さんが登場。レギュラー出演中の市制100周年キャラクター・出世大名家康くんとともに、笑いを交えて浜松市をPRしました。
「やらまいか!浜松シネマチック」と題した今回の新喜劇は、浜松の旅館を舞台にしたストーリー。いきなり時代劇でスタート!?と思いきや、なんとそれは映画の撮影! 浜松市民から選ばれた一般人出演者、辻本演じるおなじみの茂造じいさんが、女優や監督、スタッフらを巻き込んでドタバタ劇を繰り広げます。もちろん、セリフの端々に「浜名湖」「鰻」など浜松を代表する名物がちりばめられ、ご当地ムードもたっぷり。
中盤、撮影現場を激励にやってきたという設定で、鈴木市長、田中さん、出世大名家康くんが舞台へ。と、うっかりトビラの外側を通ってしまった鈴木市長に、出演者も客席も大ウケ。後に続いた家康くんは、頭が大きすぎて通り抜けるのもままならなくなり、初っぱなから大爆笑をさらいました。
芸能プロダクション社長役の浅香あき恵にうながされ、いよいよ市長が浜松について語ることに! まずは開口一番、「最近の市長は大変でして、こうして吉本の舞台にも立たなきゃならないんです」と述べ、お客さんの笑いとハートをがっちりゲット。家康くんの鰻を模した“ちょんまげ”を触れば運気が上がると説明した際には、いきなり辻本に触るように振り、それを受けて触った辻本が何故か田中さんに「僕と結婚してください!」と求婚するという、ハチャメチャな展開で盛り上げました。
続いてスポンサー役の島田珠代が田中さんを紹介し、横目で見ながら「勝った!」と宣言すると出演者からは大ブーイング! もちろん田中さんは「ぜひ浜松においでください」と爽やかにコメントし、大きな拍手を受けていました。ほかにも、去り際に辻本からいきなり刀で切りつけられた鈴木市長が、しっかり斬られた名演技を見せるなど、芸人に負けないサービス精神を発揮。観客の心に「浜松」をしっかり印象づけました。
この後、物語は急展開。主演女優の秘めた恋、親子の絆まで描き込まれた盛り沢山の内容で、笑いと涙いっぱいのエンディングとなりました。
終演後の記者会見には、鈴木市長、田中さん、辻本、浅香、そして家康くんが出席。「普段と勝手が違うから緊張しました」といいながら、初舞台を終えホッとした表情の鈴木市長。田中さんは「大阪の皆さんが温かく迎えてくださったのでよかった」と笑顔を見せていました。
辻本は、苦労した点として、劇中、家康くんからのお土産を「つまらないものにはメーン!」と叩くシーンを挙げ、「最初はここにも浜松名物を入れていたのですが、さすがにそれはアカンと思い、普通のケーキにしました」と告白。ちなみに鈴木市長を斬ったのは完全なアドリブだったそうで、「どういうリアクションをされるか楽しみだった。素晴らしいポーズを見せてくださいました!」と大絶賛。一方の斬られた鈴木市長は、「普段は斬られることなんてないからビックリ。記者の皆さんのペンに斬られることはよくあるんだけど」と茶目っ気たっぷりにコメントして笑わせていました。
浅香も鈴木市長の演技に「舞台度胸はさすがです」と太鼓判。田中さんについては「美しくて、しかもしっかりしゃべれるのがすごい」と褒めながらも、「改めてプロ意識に火がつきました」とライバル心(?)を刺激されていました。
最後には、「これを機に、今後ますます西日本へのPRを頑張りたい」と抱負を述べた鈴木市長。新喜劇から始まった浜松の新たなPR作戦は、まだまだ続きそうです。なお、この日の舞台の模様は、10月29日(土)12:54〜のMBS「よしもと新喜劇」で放送されるほか、静岡県・SBS静岡放送で同じく29日(土)14:00〜放送予定となっています。浜松の魅力いっぱいの個性派新喜劇、どうぞお見逃しなく!
【辻本茂雄】【浅香あき恵】